マインドマップのお話も以前にしたかもしれませんが、今回お話する「GitMind」はAIとのチャットから簡単にマインドマップを作成できる優れものです。
昨日、投資初心者のかたが新NISA口座の作成を皮切りに投資デビューした結果、少し辛い目にあってしまったお話について書いてみました。
投資の世界はプロも初心者も同居しているからそうそう簡単には行かないという話の流れから、今日はこの「GitMind」を使って、「投資で100万円作るまでの道筋」をAIにまとめてもらいそれを元にマインドマップを作成してみました。
ブラウザベースとなるのでWindowsパソコンのブラウザで「GitMind」にアクセスします。
ログインアカウントを作成すれば、無料アカウントでもAIとのチャットを利用できますので、アカウントを持っていない場合は作成してみてください。
AIのプロンプトからマインドマップを作成
トップ画面で新規作成をクリックします。
「GitMind AI」がサイドバーで開くので、下にある「マインドマップのテーマを入力」にプロンプトを入力します。
今回は、「投資で100万円つくるまでの道筋」と入力してエンターキーを押すと、すぐ下に「マインドマップを生成」というリンクがあるのでこれをクリックします。
入力したプロンプトのアウトラインを作成してくれるので、これで良ければアウトラインの下にある「生成」ボタンをクリックします。
マインドマップが作成されました。
画面で収まりきらずに見づらい場合は、画像ファイルなどにエクスポートもできます。
画面右上の「エクスポート」をクリックします。
エクスポートしたいファイル形式を選択して、「エクスポート」ボタンをクリックします。
準備段階の確認
アウトライン通りに右上から順番に見ていきます。
右側が投資を始めるまでの準備段階、左側は運用開始後のポイントになります。
まずは、右側の準備段階についてマインドマップに吐き出した内容をまとめていきましょう。
目標設定
まずは、目標ですね。
100万円というゴールは設定しましたが、収益率などの数値目標や期限設定などの目標を具体的に決めようと言っています。
資産状況の把握
意外にこれを疎かにする人が多いのですが、現在の自分の資産総額と収入・支出の状況は把握しておきたいところです。
仮に投資に回せるお金がない時には、無理に投資を行うのはやめた方がいいでしょう。
投資の基礎知識を学ぶ
新NISAであれば、「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の両方で投資できますので、株式や投資信託などの知識は増えていくでしょう。
そこから、さらに株式の種類別、国別、投資信託でも株式市場に上場しているETFなどバリエーションを増やしていくためにも基礎知識となる部分は証券会社のHPや個人投資家のYouTube、Webサイトなどから学びたいところです。
そのためにもまずは、基礎知識を学べと言っているわけですね。
資金の準備
ここまでの自分の資産状況と覚えた基礎知識で投資元本額を決めます。
最初にドルコスト平均法などで積立による長期投資を計画しようと教えてくれています。
運用開始後
ここまで、マインドマップの右側でまとめた部分を見てきました。
言ってみれば現状の資産の確認と計画から投資元本を決定するまでの準備段階でした。
ここからは、マインドマップの左側で実際に運用を始めるまでの流れを教えてもらいましょう。
投資戦略の立案
最初に「投資戦略」つまり、自分はどのような資産クラス(株式、債券、コモディティ、投資信託、不動産、暗号資産など)にどの割合で投資するのかを決めていきます。
マインドマップには書かれていませんが、国・地域別、先進国・新興国別など地政学リスクも含めて考えるといいかもしれません。
運用の開始
ここでようやく、運用を開始するための証券口座を作成します。
もちろん、投資をやってみようと思った段階でまず証券口座とさらにその口座内でNISA口座を作成してもいいのですが、ここまで自分なりに整理しておくと自分に投資に向かう余裕があるか、どのような投資スタイルを目指すのかによって、実は日本の証券口座でいいのか、外国証券口座だとNISA口座は作れないから税金対策をどうするかなど、他にも調べた方がいいものが出てくるかもしれません。
ただ、おおよその人は投資をやろうと決めた段階でまず日本のネット証券口座(SBIや楽天など)から作ると思いますが、全然それでもいいと思います。
今回のAIの回答から作ったマインドマップでは、準備を十分行ってからでも構わないと言っているわけですね。
経過の確認と戦略の見直し
運用後は、資産の成績チェックとそれによるポートフォリオの整理も必要になるでしょう。
証券口座の取引履歴でも自分の取引データは確認できますが、独自に自分で取引リストを作った方が色々と分かる部分もあります。
長期的な資産形成
初期段階が終わったら、後は長期運用に必要な利益の再投資から複利効果を使って投資元本を増やしていきなさい、と言っていますね。
100万円を作る道筋としては王道のやり方ですが、後は実際にその通りにできるかどうかだと思います。
(まとめ)マインドマップ
さて、今回は2点のポイントがありました。
1つは、AIとのチャットから得られた回答をアウトラインで確認し、それをマインドマップ化してくれる「GitMind」の使い方です。
そして、もう1つは、その「GitMind」を使って「100万円の資産を作るまでの道筋」をマインドマップ化し、投資初心者がどのような流れで実際の投資を行ったらよいかの流れの確認です。
今回は「投資」という観点で「GitMind」を使ってみましたが、AIが質問に対する回答をアウトライン化しそれをマインドマップ化してくれる一連の作業は、本当に作業時間が短縮されるのを意識できましたね。
無料アカウントでも「10ファイル」まで作成できますし、作成したマインドマップは「GitMind」に保存しておかなくても画像ファイルにエクスポートできます。
AIを使わず、一からマインドマップを手書きで作成もできますので、AIとマインドマップの組み合わせで何か良いアプリを探しているかたは、是非使ってみてください。
ちなみに、「GitMind」はスマホアプリも出ていますが、WindowsOSだけでの使用をお勧めします。