「自動運転車」と言うとまだまだ遠い未来のお話のような気がしてしまいますが、アメリカの一部地域では既に一般の誰もがアプリをインストールするだけで乗れるようになったようですね。
「ウェイモ」がサンフランシスコで一般開放
Googleの傘下企業であるウェイモは、自動運転タクシー「ウェイモ」をとうとう2024年6月からサンフランシスコで一般開放しました。
出所:ウェイモHP
現在は、アプリである「ウェイモ・ワン」を使えば、誰でも自動運転の無人タクシーに乗車できるようになったわけです。
アリゾナ州のフェニックスとカリフォルニア州のサンフランシスコでは数年前からサービスを開始していましたが、ウェイティングリストに載っている人たちなど乗車できる人は限定的でした。
徐々にサービスエリアを拡大していますので、ウェイモがサンフランシスコ全体を走行できるようになるのも時間の問題かもしれませんね。
ロサンゼルスでもサービス開始、そして日本は
2024年の3月にはロサンゼルスでもサービスが開始され、現在はまだ乗車できる人は限定的ですが、グーグルの本社がある西海岸のカリフォルニア州のエリアでは「Waymo」が徐々に広がっている感じがしますね。
今後は、テキサスの方でも試験走行が始まるようなのでこのままアメリカ全土、そして将来的には日本をはじめとする世界各国での展開も視野に入っているかもしれません。
日本でも都心部でのライドシェアが導入されつつあるので、さらにこのような自動運転タクシーが普及すれば、深刻なドライバー不足の課題も解消されそうです。
地元民だけでなく観光客向けにも
一般の人たちが誰でも「ウェイモ・ワン」アプリをインストールしてウェイモに乗れるようになったのであれば、当然観光客向けにおいてもウェイモの活躍の場が広がるでしょう。
サンフランシスコでの走行が普通になると、これが安全性の証明にもなりますから、ウェイモに乗るために観光で訪れたいと思う人々が世界中で増えるかもしれませんね。
まとめ
自動運転タクシーサービスは、技術的な課題だけでなく、法規制や安全面での課題も抱えています。
ウェイモはこれらの課題を克服し、誰でも安心して利用できるサービスを目指していく必要があるでしょう。
今年の春節では、無人であるが故かもしれませんが、車に火を付けられて炎上するという騒ぎも起きてしまいました。
このようなケースも「無人運転車」が考慮しなければならない安全対策の1つとなりますし、これからまだまだ発生する様々なケースをに対処しながら誰もが気軽に乗車できる乗り物になってほしいと思います。
ウェイモの自動運転タクシーサービスは、交通手段の革命を起こす可能性を秘めていますから、今後の展開にますます注目ですね。