先日、OpenAIの「ChatGPT」が、無料ユーザーにも画像生成機能を提供してくれるようになりました。
これまで、「ChatGPT Plus」という課金ユーザーのみがチャットから画像の生成ができたのですが、この機能が無料ユーザーでも利用できるようになったわけです。
ただし・・・、1日に生成できる画像の枚数は「2枚まで」となります。
無料ユーザーがどのように画像を生成したらよいのか。
実際にチャットで画像生成をお願いするやり取りを見ていきたいと思います。
プロンプトを提示すると・・
とりあえず、猫が踊っている画像を生成してほしかったので、以下のようにチャット画面で入力してみました。
衣装を着た猫が、賑やかで華やかなライトに照らされた背景でダンスを踊る生成プロンプトを書いてみたのですが、「直接生成はできない」と言われてしまいました。
「猫の画像を描きたい」という真意は分かってくれていそうだし、「背景をもう少し詳しく」と言うので以下のように返事をしてみました。
「スタイルのいい猫で水玉模様の背景」
すると、当初プロンプトに含めていた「緑の衣装を着た猫」や「片足をあげて遊び心のある表情でダンスをする」の部分を反映しつつ、スタイルのいい猫を生成してくれました。
そして、背景の華やかさも「水玉模様」を含めた形の綺麗な背景を生成してくれたのです。
画像をアニメ風にするか実写風にするかはチャットで指定する必要があるでしょうけれども、さすがに「DALL-E 3」での画像生成とあって、アニメ調もクオリティが高いですね。
ざっくりとしたチャットで生成したい画像を指定すると・・
さて、それでは先ほどのようにプロンプトを入力せずに、チャットでざっくりと生成してほしい画像を注文してみましょう。
「写真のように若い女性がアイスクリームを食べている画像を生成してください」
あらかじめ写真のような画像をお願いしたのですが、「写真のような画像は作成できない」と断られてしまいました。
「その代わり、そようなイメージは作成できる」と言われたのですが・・「はい、もちろん、イメージで結構ですのよ(笑)」
とりあえず、また背景や女性の雰囲気などを聞かれたので、そのあたりをチャットで指定してみました。
「背景は海辺がいいです。服装はカジュアルでショートカットの女性でお願いします。」
そして、できあがった画像が上のようになりました。
実写風とはいきませんが、それなりの画像が生成できたのではないでしょうか。
きちんとしたプロンプトではなく、ざっくりとしたチャットで生成したい画像を指定したのですが、最初のやり取りで上手くいかない場合はチャットの流れでもう一度、画像の特徴を説明してみてください。
なんとかそれらしい画像を生成してくれると思います。
ダウンロードできない・・
無料版「ChatGPT」で生成した画像は、もしかしてダウンロードできないのか・・・。
不具合なのかどうかわかりませんが、大丈夫、ダウンロードできます。
生成した画像(webpファイル)のダウンロードはできたけれども、画像ソフトでファイルが開けない場合は、一度ブラウザの「ChatGPT」の画面を閉じてください。
再度、「ChatGPT」にアクセスし、チャット履歴から先ほどのチャットを開きます。
左サイドバーにチャット履歴が残っていると思いますので、先ほどの履歴をクリックして開きます。
同じように、画像の右上のリンクからダウンロードしてみましょう。
今度は、ダウンロードした画像が正常に確認できたと思います。
1日2枚までの制限付き
冒頭でもお話しましたが、「ChatGPT」の無料ユーザーが生成できる画像は「1日2枚まで」という制限付きとなります。
2枚目の画像生成を終えた段階で、上のようなメッセージが表示されます。
2枚目の画像生成を行った時間から計算して24時間後まで画像生成ができない、と言うメッセージになります。
もっと画像を生成したかったら、「・・・分かっておろう」とおっしゃっていますね。(笑)
(まとめ)2枚だけがネックか・・
さて、「ChatGPT」の無料ユーザーで画像を生成するやり方を見てきました。
1日2枚までなので、いわゆる課金ユーザーへと誘導するための試食品コーナーとなります。
マイクロソフトの「Image Creator」でも同じ「Dall-E 3」を無料で使えるので、「ChatGPT」の無料ユーザーがどの程度「お金を払ってでもこの画像生成を使いたい」と思ってくれるかがカギとなりそうですね。