GoogleのAI、「Gemini」でなんとYouTubeの動画のアドレスだけで内容を要約してくれる機能が搭載されましたね。
使うにあたって注意点があるのですが、まずはGeminiの設定を変更するところから始めてみましょう。
拡張機能にYouTubeを追加する
ブラウザで「Gemini」を開き、左下の「設定」アイコンをクリックします。
メニューが表示されるので、「拡張機能」をクリックします。
拡張機能の一覧に「YouTube」があるので、このスイッチをクリックしてオンにします。
YouTubeを要約してもらう
やり方はとても簡単です。
要約してほしい「YouTube」のURLをコピーして、「Gemini」に貼り付けるだけです。
改行して、「この動画を要約してください。」と入力します。
英語で返ってきたら
日本語の動画を要約してほしいのに、英語で要約文が返ってきたら、上のように「日本語でお願いします。」と付け加えてみましょう。
動画を要約した内容が返され、一番下には要約した動画へのリンクや情報も表示されます。
筆者も好きな「脱・税理士スガワラくん」を要約してみました。
結構まとまっていて、最後にはポイントを箇条書きで書いてくれていますね。
YouTubeの動画を2倍速で見ても時間が足りないほど忙しい時には、この「Gemini」の拡張機能を使えば、相当短時間で動画の内容を把握できます。
要約だけでは「やっぱり物足りなかったなぁ」という場合は、要約の最期に表示される動画へのリンクをクリックし、実際に動画を見た方がいいかもしれません。
YouTubeの要約ではここに注意
さて、この「YouTube要約」ですが実は1点注意があります。
それは、動画にキャプションや字幕がない場合は要約ができない、という点です。
上の画面は、字幕のない動画のURLを要約するように依頼した画面です。
「コンテンツにアクセスできない」と返してきて、その中に「読み取り可能なキャプションが含まれていない」と返していますね。
つまり、「Gemini」はYouTubeが自動生成するテキストにアクセスして動画の内容を理解しているので、キャプションや字幕がない動画は処理できないというわけです。
まとめ:要約に向く動画とは
それにしても、本当にAIの進化が早すぎて中々追いついていかないですね。
要約に向いた動画と言えば、やはり本文中でも紹介した「脱・税理士スガワラくん」のような教育系の動画ではないか、と思います。
じっくり動画を見る前に、最初に要約してもらった概要だけを頭に入れてから動画をすべて見るともっと深く理解できるのではないでしょうか。
もちろん、時間がない時の「ぱっと見」としても要約は非常に使える機能です。
「Gemini」と「YouTube」のGoogleサービスが連携した機能ですが、同じようなコラボサービスが今後もたくさん登場してくるでしょうね。