「Hugging face」は、機械学習の研究者や開発者が集まり、最先端の技術を共有し共同でプロジェクトを進めるために、機械学習とデータサイエンスに特化したプラットフォームになります。
特に、トランスフォーマーモデルに焦点を当てており、これにより自然言語処理の分野での革新を促進しています。
つまり、今後AIを使って新たなサービスなどを開発したい時に、たくさんのモデルやデータセットなどを参考にできるというわけですね。
上の画面は、「Hugging face」のトップ画面です。
Chromeの翻訳で日本語表記にしています。以降のページもすべて翻訳します
このサービスで、「AIを使ってこれがしたい」、「こんなツールが欲しい」と検索するとオープンソースの機械学習や大量のデータセットから、自分の望むアプリを探し出せます。
上のトップ画面で、「AIアプリを探索」をクリックしてみましょう。
検索窓に、自分がAIでやりたい作業を入力します。
画面を翻訳しているので日本語でページ内を読めていますが、実際に検索する時には英語で入力してください。
英語が苦手なかたは「DeepL」などで日本語から英文を作成してください
上の画面は、ログイン前なので実際にモデルを使用してもエラーになってしまう可能性が高いですが、アカウントを作成後にログインした状態で各モデルを試してみると、その動きやソースデータなどを確認できるようになります。
上の画面は、テキストからの画像生成で有名な「FLUX.1」のモデルを試しているところです。
モデルの内容にアクセスする場合は、「同意してリポジトリにアクセスする」をクリックします。
実際に動作を試す場合は、右側の「推論プロバイダー」にテキスト(プロンプト)を入力してみましょう。
「Flog with leaf umbrella」と入力すると、葉っぱの傘を差した蛙の画像が作成されました。
シンプルで直感的なAPIを通じて、プログラミング初心者でも簡単に機械学習モデルを利用できる環境が整っています。
多くのプロジェクトやモデルが「オープンソース」として公開されているので、誰でも自由に利用や改良ができます。
また「Hugging face」には、ユーザー同士が質問やアイデアを共有したり、共同でプロジェクトに取り組んだりと活発なコミュニティが存在しています。
フォーラムやGitHubリポジトリを通じて、他のユーザーとの知識交換も可能となっているのです。
(まとめ)開発者向けの少し難しい話
今回は、ちょっと小難しい話になってしまいましたが、目的を持ってAIを利用したいと考えている人も、AIアプリなどを開発しようとしている人もこの「Hugging face」にアクセスすれば様々な情報を手に入れられるというわけです。
初心者も専門的な人もこのサイトを中心に知識やアイデアを広げたり、自分の足りない部分をAIにお願いしたい時に、それを埋めてくれるAIサービスを簡単に探せたり、AIの話題に関するプラットフォームとしては中々大きいコミュニティを形成しているのではないでしょうか。
とは言っても、やはり開発者向けではあるので、開発経験もAIの利用頻度もない人には相当敷居が高くなってしまうでしょう。
「AI関連も今ではこのような大きいコミュニティサイトがあるのだなぁ」、と知っていただければいいのではないかと思います。