Googleの画像生成AIの最新バージョンである「Imagen3」が、同じくGoogleのテキスト生成AI「Gemini」でも利用できるようになりました。
上の画面は、「Gemini」を開いてプロンプトを入力した後となります。
プロンプト
以下のプロンプトから画像を作成してください。
#プロンプト
満天の星空を見上げる一人の人間と一匹のたぬき。
田舎の山奥ならではの幻想的な風景。
この人間とたぬきのいる場所から近いところで焚火もしている。
美しい風景。
普通に「画像を作成してください。」など”画像生成してほしいよ~”という一文が入って、生成する画像の特徴をプロンプトとして指定してあげれば、画像を生成してくれます。
ただし、「Imagen3」で直接生成する場合と違って、Geminiで生成できる画像は1枚だけとなります。
先ほどのプロンプトで上のような画像を生成してくれました。
結構あっさりプロンプトを指定しただけなのですが、思っていたよりもクオリティが良すぎてびっくりしましたね。
「Gemini」での画像生成の大きな利点は、「日本語のプロンプトでも問題なく作成してくれる」点でしょう。
これ、「Imagen3」のサイトでプロンプトを指定する場合は、英語でないと画像を生成してくれません。
上の画面は、「Imagen3」で、同じ日本語プロンプトを入力してみたところですが、「コンテンツが見つかりません」と表示されます。
もし、4枚の画像を生成してほしい場合は、上記の日本語プロンプトを「DeepL」などで英文に変換した後で、「Imagen3」に貼り付けてみてください。
残念ながら現在のところ、無料では人物描写はできないようになっていて、仮に「Gemini」に人物を描写するプロンプトを入力すると、以下のようなメッセージが表示されてしまいます。
※もしくは、真っ黒の画像が生成される場合もあります。
「Gemini」の有料版である「Gemini Advance」であれば「Gemini」上で人物描写の画像を生成できるようになります。
まぁ、おそらく画像生成のために「Gemini」を使うというような場面はないかもしれませんが、「Gemini」と会話している最中に、「そういえば」的に”こんな風に指定した画像作れる?”と即興で生成してもらうような使い方はあるかもしれませんね。
ただ、先ほども書きましたが細かい人物描写はできないものの予想外に画像ができ上った際のクオリティが良かったので、使い方次第では画像生成を目的に「Gemini」を開く回数が増えるかたもいらっしゃるでしょう。
以下のような場合は、「Imagen3」で直接プロンプトを指定するようにしてください。
- プロンプトを詳細に固めてよりクオリティの高い画像を生成したい
- 人物描写の画像を生成したい
- 複数枚の画像を生成したい
画像のクオリティを上げる
上のように、少し凝った画像を生成したい場合は、「Imagen3」を使ってみましょう。
人物描写の画像を生成する
「Gemini」では、人物描写の画像を生成できないので、人物画像を生成したい場合は「Imagen3」を使いましょう。
複数枚の画像を生成する
「Gemini」では複数枚の画像を生成できないので、1つのプロンプトで複数枚生成するなら「Imagen3」を使いましょう。
選択肢の1つに
「ChatGPT」や「Copilot」の時もそうでしたが、チャットがメインのAIで画像まで生成してくれるようになると、本当に作業が捗って楽な時ってありますよね。
特に、サイト運営をしていてコンテンツの構成案などを「Gemini」に依頼している場合は、そのまま画像まで作成してもらうと作業の時短になるかもしれません。