先日、iOS版の「Gemini」アプリが公開されました。
Android版のGeminiは以前から公開されていましたが、今回iPhoneユーザー向けにGeminiアプリが提供されたわけですね。
Androidユーザーである筆者は、普段からGeminiとの対話は結構使っています。
というのも「Gemini Live」という人としゃべっているかのような音声会話がとても楽だからで、ちょっと確認したり疑問があったりした場合に話しかけて回答をもらっています。
音声会話の内容がチャットで会話した時と同じように文字で残るのでとても重宝しているのです。
iPadにインストール
そんなGeminiアプリがiOS版にも登場したと言うので、早速iPadにインストールしてみました。
相手の音声を男性や女性、低音や高音などから選択できるのですが、その並び順が違っていたり設定項目に違いがあったりするだけで、使い方はAndroid版とほぼ同じです。
現在のところ、iPadのような画面の大きいタブレットにアプリをインストールできるものの、アプリの画面サイズはスマホサイズまでとなっています。
こんな使い方ができる
このGeminiの音声会話では、AndroidでもiOSでも途中で相手の話している内容を遮って新たな質問をしたり話題を変えたりもできるようになっています(設定で変更可能)。
「英語で会話して」とお願いすると英会話となる上、その話した内容が文字としても残るので英会話の練習にも使えますし、企業との面接などの練習にも利用できます。
英語以外の言語でも会話ができるようになっていて、今後対応言語は増えそうですね。
現在できない点
Geminiをチャットで利用する場合、「Imagen3」での画像生成も行ってくれるのですが、「Gemini Live」は音声でのやり取りをテキストベースで管理するので画像生成は利用できません。
これはAndroidもiOSも同じですね。
そしてこれはiPadにインストールしたiOS版のGeminiだけかもしれませんが、通常の文字でのチャットを行おうとすると「Geminiに質問」と書いてある入力枠にカーソルが置かれず、キーボードから文字を入力してもその文字が表示されません。
しかし、これは表示されないだけで文字は入力できているようです。
今回試しに「とりあえず何か入力する」と入力してみました。
上の画面の通りに表示されなくても文字を入力した後に、マイクアイコンをタップします。
すると、先ほど入力した文字が表示されました。
文字に修正や追加があれば加筆修正し、右下の紙飛行機のアイコンをタップすると文字によるチャットが可能となります。
その後、改めて文字によるチャットを続ける場合には、同じやり方でチャットを続けて下さい。
おそらくバグなのですぐに修正されると思いますけどね。
会話データの提供
GeminiアプリでAIとの会話はGoogleに情報としてデータが提供されます。
もし、データ提供を中止したい場合は、アプリを最初に使用する時点で利用規約に同意した後、アカウントの設定で「Geminiアプリ アクティビティ」をオフに変更してください。
スマホと音声会話の相性
やはり、スマホにインストールしたGeminiでの音声会話は電話で会話をしているような、トランシーバーで通話しているようなそんな感覚になるので非常に相性がいいと思います。
そうは言ってもAIとの会話というのは生成AIと同様に、やはり返してきた内容の信憑性は100%ではないので、自分でもう一度確認する必要があります。
そのため、音声でのやり取りが文字として残るのが非常にありがたいと言えるのです。