動画生成AI「Luma Dream Machine」(以下、Luma)は、他の同様のAIと比べて安定した動きと一貫性を備えた動画を作成できる点が優れています。
OpenAIの「SORA」の方が、画質などのクオリティは高いと思いますが、特に人物やカメラの動きがぎこちなかったり、一貫性に欠けたりとまだまだ完全ではありませんでした。
「Luma」は背景に流れる速い動きも表現できるので、スキーでの滑降やスポーツカーが爆走するシーンなどでもダイナミックな映像を制作できます。
アカウント登録
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プロンプト入力
プロンプトは、英語でも日本語でも大丈夫なようですが、よりよい結果を得るなら英語で入力した方がいいかもしれません。
翻訳アプリなどを使って、日本語で考えたプロンプトを英語に直してから入力してみましょう。
試しに、以下のようなプロンプトを入力してみました。
日本語のプロンプト
ショートカットの若い日本人の女の子が、一本裏通りに入った商店街で買い物をしている。商店街にはハチマキを巻いた魚屋や八百屋が並び、肉屋の前にはのぼりが立っている。
これを翻訳して英語のプロンプト入力をし、できた動画がこちらです。
看板の文字などがおかしくなっていますが、被写体の動きに合わせたカメラワークで、横からの撮影、そして最後に後ろに回って被写体を追うようにスムーズに動いています。
自分が作成した動画の一覧はプロンプト入力の下に表示され、動画をクリックすると入力したプロンプトの全文も確認できます。
日本語のプロンプトを入力してみましたが、きちんと日本語の内容も組み取ってくれています。
アカウントの種別
フリーアカウントは、以下の点で有料アカウントとの差別化が図られています。
- 1カ月間に作成できる動画数は30まで
- 作成後の動画に「LUMA」のウォーターマーク
- 商業利用不可
- 低画質
「LUMA」のウォーターマークや画質の悪さは織り込み済みですが、生成できる数は1カ月間に30あるので、プロンプトを試してみるだけでも利用価値があると思います。
まとめ
動画生成AIの中でも、「LUMA」に関して言えばカメラワークが中々のクオリティですね。
いわゆる「パン」、「ティルト」、「ズーム」などのカメラワークが自動的に表現されるので動画の見せ方が一段と面白くなります。
動画生成AIはこれから「SORA」が中心となりそうな気配ですが、今回ご紹介した「LUMA」もぜひ使ってみてください。