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AIのお話

マクドナルドのAI広告が炎上!企業のブランド戦略とAIのこれから

2024年8月29日

マクドナルドの公式Xで公開された「ポテトのCM」が大炎上していましたね。

フライドポテトを持った若い女性の動画をつなぎ合わせたCMだったのですが、「気持ち悪い」や「食べる気がしなくなる」など、一定の視聴者からの不快感が爆発していたようです。

マクドナルド公式Xで流れたポテトのCM

Xのアカウントを持っていないかたも上のリンクからCMを見られると思うので見てみてください。

この15秒ほどのCMは、AIクリエイターのかたが「Luma AI」という動画生成AIで作ったそうです。

もし、このCMをまだ見ていなかった場合、どんな印象を持たれたでしょうか?

不快に思って声を荒げた人たちは、「AIで作った人工的なCMだと理解した」わけですが、これを見て一瞬で人工的な不気味さを感じたのであれば、皆さんもAIによる人間と生身の人間を区別できているのでしょう。

最初の1秒程は、画面の右下に「このCMはAIで制作されている」という注意書きが表示されるので、もちろんこれをしっかり見て「AIで作っているのかぁ」と分かった人もいるかもしれません。

一方、仮にこの表示を見落としていたり、元々表示されていなかったりすれば、どうでしょうか。

普段生成AIなどを使っていない人が、注意書きのないこのCMを見たら、違和感なく若い女の子が次から次へとポテトを持って登場する普通のCMに見えたかもしれませんね。

上のような「CMを見た人たち」の背景を予想しつつ、それでも不快の声が多数上がった、という意味でむしろ「AIの浸透ってやっぱり凄いんだな・・」とも思ったわけです。

筆者もほぼ毎日生成AIツールには触れるので、AIが現状どのような人間の画像や動画を生成するかは見慣れていますし、ネット上で生成AIによって作られた画像や動画を使っているシーンであれば「これはAIで作っているな」というのは、だいたい分かるようになりました。

多くの人々の目にも、AIで作られているかそうでないかの区別がつきやすくなるくらい、既にAIによる画像生成、動画生成が浸透している、という証でもあります。

ただ、残念ながら「区別がつきやすい」理由としては、やはり「AIっぽさ」というか、「AIの不自然さ」みたいなものが見えるせいでもあるでしょう。

普段、自身がAIを使い慣れているのであれば、なおさらそのように感じてしまうかもしれません。

10秒くらいに出てくる女の子の左手が6本あるように見えるのも、流して見ていたらすぐに見えなくなってしまうので分からないのですが、一時停止するとよく分かりますね。

「気持ち悪い」というのは、このような映像も指しているとは思いますが、「AIで作られている」と思って見てみると、まだどうしても「本当の人間」、「感情のある人間」のようには見えない部分もあったりします。

それこそAI画像に見慣れただけかもしれませんけどね

ただ、このCMを見る限り、普通の桜が咲いている通りや、宇宙っぽさを簡単に表現できて、登場する若い女の子たちにもスキャンダルというものが存在しないのであれば、今後、こういった生成AIによるCM制作というのは増えていくのかもしれません。

これまで、有名人を使ってセットを組んで、場合によってはロケ地まで撮影に行ったりするなどの手間を考えれば、もの凄い時短制作となりますから、そういう点で見ると費用対効果は相当あるのではないでしょうか。

今回、SNS広告で”オールAI”を展開したのは、やはりテストマーケティングという要素もあったとは思います。

現にマクドナルドのCMにおいても、「不快」とは逆の「かっこいい」などの好意的な反応が見られたのもまた事実です。

AIとは気が付かなかった好意、AIと分かっていての好意の両方が含まれていると思いますが、AI広告がまったくの不評というわけでもなかったのです。

今後のマクドナルドもそうですが、その他企業が自社のブランド戦略にAIをどのように活用していくかについてはますます注目が集まるでしょうね。

SNSでの反応を見る限り、現在のAIによる動画では、もう簡単に「AI(人工)で作られている」というのがばれてしまいました。

まずは、いかに「AIバレ」しないか、もしくは逆に「すべてAIでもOK」と思ってもらえるか、が目標となりそうですね。

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