動画生成AIの「Pika」が最新バージョン1.5を発表しました。
「Pika」は、テキストプロントからの動画作成、イメージからの動画作成ができるのですが、「Pikaffect」を使うと簡単に面白い動画が作成できます。
まずは、テキストプロンプトの方ですが、これは他の動画生成AIと同じように、テキストで生成したい動画の特徴を入力していきます。
例えば、「猫が砂漠を走り抜ける」というテキストプロンプトを入力してみました。
できあがった動画は、普通のサラリーマン姿の人間が夕暮れ時を歩いているものでした。
テキストプロンプトは、日本語で入力しない方がいいでしょう。
テキストプロンプトは動画生成まで少し時間がかかり、上の画面だとまだ生成中となります。
うさぎがモチーフなのですが、ずっとうさぎが飛び跳ねた状態であれば待ち時間となります。
テキストプロンプトの場合は「Pikaffect」は使えないので、エフェクトを使いたい場合、もしくは早く動画を作りたい場合は、「イメージプロンプト」を使った方がいいでしょう。
それでは、そのイメージプロンプトから動画を生成してみますが、実際にエフェクトも使って面白い動画を生成してみたいと思います。
イメージを読み込んだ後に、「Pikaffect」をクリックします。
プロンプトを入力する上の方に、生成した動画をさらに膨らませたり、爆発させたりと動きを追加できます。
画像を元に動画を作成して、「Inflate it」のエフェクトを付け加えてみました。
このエフェクトは、人や物が膨らんで浮き上がり画面からいなくなってしまいます。
膨らんだまま浮き上がってしまったので、誰もいなくなりました。
このエフェクト、非常に面白いんですけど、なぜか「爆発する」「切り刻まれる」「溶ける」「押し潰される」のような破壊的でバイオレンスなものしかありませんね(笑)
物であればまだしも、人が風船のように膨らんで消えてしまったり、「ウィ~ン」と音付きで押しつぶされるのはちょっと怖かったりします。
まぁ、エフェクトを入れなければ、普通に画像が何かしらの動きになるだけなので、無理に入れなくてもいいとは思いますけどね。
さて、「Pika」のテキストプロンプトからの動画生成は無料プランだと物凄く時間がかかります。
待ち状態となっている動画には、「需要が高いんだ(お世辞抜きで)」とメッセージが表示されますが、本当にアクセスが集中しているのかもしれません。
無料プランで動作を試すなら、イメージを読み込ませて生成した方が早いでしょう。
無料プランの場合、月間で150本の動画を生成できるのですが、動画が完成するまで結構時間がかかるので、やはり月額1,000円ほどの「STANDARD」プランが一番おススメだと思います。
生成される動画のクオリティは高いですが、無料プランの場合、他の動画生成AIと同様に「ウォーターマーク」が挿入されるので注意が必要です。