2024年10月にリリースされたばかりの「Recraft V3」のモックアップ機能が面白いですね。
日本語プロンプトも使える画像生成AIで、無料ユーザーでも1度の実行で2枚の画像を生成できる上、毎日付与される50クレジットがあるのでクレジット数を気にせずに割とたくさんの画像を生成できます。
写真のクオリティは本物と同等で、人間の体(指の本数)なども自然に再現してくれますね。
「Recraft V3」は、クリエイターやデザイナー向けと言ってもいいくらいで、その内の1つが「モックアップ機能」になります。
上のように、ロケットの絵柄の画像を作っておいて、モックアップ用に手提げかばんの写真に貼り合わせてみたところです。
2つの生成画像を組み合わせて、作りたい商品のイメージをまずはAIでさっと作成できるのは素晴らしいですね。
プロンプトを指定するだけでAIが自動的に試作品のイメージを作ってくれるわけですから、実際に物を作ってみるという手間が省けます。
それでは、モックアップの使い方を見ていきましょう。
まずは、「Recraft V3」にログインし、新しいプロジェクトを起動します。
新しいイメージ(Image)をクリックします。
イメージのモデルをイラスト系にしたかったので、「Nostalgic Pastel」に変更してみました。
上の赤い囲み部分をクリックすると、モデルを変更できます。
「Photorealism」ではなく、「Illustration」を選択すると、イラスト系のモデルを使用できます。
その下に、プロンプトで「傘をさしている2匹の三毛猫」と入力してみました(実際は三毛猫ではありませんが)。
画像をクリックすると、サイズ変更ハンドルが表示されるので、作った画像を少し小さくしておきます。
続いて、「モックアップ」のアイコンをクリックし、先ほど作成した猫イラストの画像の近くの任意の場所をクリックします。
モックアップの作成画面になるので、プロンプトを入力します。
もし、意図した画像にならなければ英語のプロンプトの方が通じるかもしれません。
猫のイラスト画像をモックアップ画像(女性が白いTシャツを着ている画像)に重ね合わせます。
猫のイラスト画像が選択されている状態であれば、その画像は「On mockup(モックアップ画像上にある)」と表示されます。
元々白いTシャツを着た女性の画像でしたが、そこにイラストがプリントされた状態のイラストTシャツの完成形が確認できました。
冒頭に作成したロケットイラストが付いた手提げかばんの場合、この「On mockup」の「Tiles」の部分で「Mirror」を設定して、かばん全体にイラストが付くようにしています。
Tシャツの場合は、1か所にイメージが入ればそれでいいと思ったので、「Tiles」には「None」を設定しています。
「Recraft V3」は、日本語プロンプトでもOKなのですが、若干うまく通じない場合がありますね。
今回のようなモックアップ以外にもフレーム作成機能で画像とテキストを組み合わせてポスターなどの作成もできます。
生成画像を別の形で表現できるようになる「Recraft V3」は、クリエイターやデザイナーのフィードバックやプレゼンテーションにも一役買いそうです。
スマホアプリもあるので、パソコンがない場合はスマホでの動作を試してみてください。