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AIのお話

「Sora」終了で思う、固執しなかったOpenAIの先見性

2025年9月30日に「Sora」が正式にリリースされました。

「Sora」とは「ChatGPT」をリリースしたOpenAIが開発していた動画生成AIツールです。

まだAIによるテキストや画像生成が一般的に広まっていない時に、「Sora」で作成されたデモ動画が公開されました。

そのクォリティは凄まじく、近い将来はこんな動画がプロンプトを入力するだけで簡単に作成できるようになる、と言われていましたね。

実際にユーザー向けにリリースされた「Sora」をダウンロードしたユーザー数は、最初の5日間で100万人を超えたそうです。

さらに同年12月にはディズニーとの提携を発表しました。

ミッキーやドナルド、スター・ウォーズなどおなじみのディズニーキャラクターを「Sora」上で利用できる、という発表で世界中のネットユーザーや既に「Sora」を利用していたユーザーからは歓喜の声が上がっていました。

あの「Sora」のクオリティーの高い動画を見たユーザーも、実際に「Sora」でバリバリ動画を作成していたユーザーも、そしてもちろん株式市場も非常に注目してその動向を追っていました。

ところが2026年3月24日・・・・・。

OpenAIは突然「Soraのサービスを終了する」と発表しました。

実は直前まで「Sora」の担当チームがディズニーと打ち合わせを行っていたと言うので、OpenAIの現場社員たちにとっても「聞いてない話」だったのかもしれませんね。

さてAI動画生成で多くの人を虜にした「Sora」が、なぜ早々にサービスを終了しなければならなかったのか・・。

まず挙げられるのが「収益性」ですね。

ツールの出来やユーザーの人気具合とは関係なく、サービスを運営していくためにはもちろんですが運営資金が必要となります。

コストをかけた分のリターンが全く見込めなていなかったのは、「Sora」チーム自身も分かっていたようなので、遅かれ早かれどこかで立ちいかなくなるという思いはあったかもしれません。

しかしこれほど早く・・とは一報を聞いたユーザーも現場の関係者も驚いたでしょうね。

そしてコストに直接響く「リスク」もあったでしょう。

いわゆる著作権を侵害しているという訴訟リスクです。

結局何でも作成できてしまうというのは、オリジナル性がなくなってしまう場面が多くなるわけです。

仮にリターンを挙げても訴訟リスクが常に付きまとうのであれば、健全な運営と安定したリターンは見込めなくなります。

巷は盛りに盛り上がりましたけど、そういった人気と事業の運営は別物というお話だったわけです。

近年だとタピオカ屋なんかも人気先行で盛り上がりましたよね

この「Sora」の話題がニュースとなって全世界を駆け巡った時、今後のAIがどのように活用されていくのかが見えてきたような気がしますね。

これはOpenAI自体のCEOも語っていましたが、動画生成の技術を他のロボット分野に転用するというものです。

企業経営で言えば、これは不採算事業の撤退となります。

そして積み上げたノウハウと言う資産を使って新たなビジネスモデルを構築していく・・。

一見すると「OpenAIがやらかした」ように思った人も多いかもしれません。

はっきり言って動画生成AIへ資産をつぎ込んだのは失敗だったでしょう。

しかしその失敗を糧に成功への道筋を見出すのは、企業の在り方としては当然の流れだと思います。

もしかすると数年先には、「あの時のOpenAIの判断は正しかったね」と言われる日が来るかもしれません。

そしてAIをWeb上で一般的に開放するのではなく、AI脳を様々な物質に当てはめて人間と共存していく形は、これからますます加速していくかもしれないな、と思わせてくれるニュースでもありました。

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