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あなたの知らない北海道の真実

自分の作業が結果的に無駄な作業になったお話

2025年2月7日

ここ2,3日狂ったように雪が降り続きました。

雪が降った後の「雪かき」には、時に無常な瞬間を味わう時がありますが、今日はそんなお話をしたいと思います。

2日前の朝はこんな状態で、この車はまだ吹き溜まりを少し逃れているのでドアが見えていますが、別の車はドアの取っ手の少し下あたりまで雪ですっぽり覆われてしまいました。

ちなみに、北海道の道南地方は他の地域と比較しても雪が非常に少なく、2日前までは道路が普通に見えている状態からのまさかの60~70cmの積雪です。

高さだけで見ると大した積雪量ではないかもしれませんが、一気に降り積もった後の新雪が60~70cmです。

当然、車は除雪をしなければまず走れません。

さて、我が家は生活道路(車が普通に走っている道路)に出るまで100m弱ほど道を進む必要があり、この道を必ず使う家は、我が家と我が家から40mくらい離れたお隣さんの2軒だけです。

つまり、お隣さんは生活道路に出るまで約40mくらいあります。

なんとこのお隣さんは、自分の家から生活道路までの40mくらいを朝から雪かきをし、なんとか車1台が通れるスペースを雪かきしてくれていました。

残念ながら、私たち両家は雪を飛ばす機械を持ち合わせておらず、お隣さんもスノーダンプを使った人力だけの作業だったので、本当に大変だったと思うのです。

これは助かりました。

なぜなら、この日我が家は仕事の都合でどうしても午前中の内に車で出発する必要があったからです。

まず、自分の家の玄関から駐車場までの間の雪をどかして人が通れるようにし、車の周辺と道路に出る部分を雪かきした後、気合を入れ直します。

「よっしゃ、お隣さんの家までこっちも掘ったる!!」

というわけで、我が家の前から出発したスノーダンプは、雪をすくって放り投げてを繰り返しながら40mくらいのお隣さんの家までの道のりをかき分け、無事お隣さんが雪かきを始めた出発地点までに合流し、無事この長い100m弱の道が車1台通れるだけのスペースを確保できたのです。

時間にしたら1時間までは掛かりませんでしたけど、それでも久々に「雪かき」というまとまった筋トレを行った後なので疲労困憊です。

「いや~、何だろうね急に。凄いね」

などと言いながら、かき分けられて繋がった1本の道を見つめ直し、しばしお隣さんと談笑します。

やれやれと我が家に戻り、一旦水分補給をしようと家の中に入りました。

ガブガブと疲れた体に水分を流し込んでから、出発の準備をするためにまた、玄関から外に出ました。

すると・・・

見慣れた巨体が「ウィ~ン、ウィーン」と光を回しながらこちらに近づいてくるではないですか。

そう、除雪車です。

市町村から委託された大きい除雪車が2台入ってきて見事に、そして余裕で車2台通れるだけの道を作っていきます。

町内会で除雪を依頼した場合、この地に長く住むお隣さんは「今日、除雪が何時ごろに入る」と言う情報をすぐに教えてくれます。

しかし、市町村から依頼された除雪車が来るタイミングまでは分かりません。

特に我が家は、午前中の内に出発しなければならなかったので、いつ来るか分からない除雪車をあてにはできなかったのです。

ものの10分くらいで、綺麗に除雪された道を見ながら「良かった」という思いとは裏腹に「もうちょっと早く来てくれれば・・」という思いが交錯し、しばらく無常な思いで立ちすくんでしまいましたね。

こういう「頑張って作業したのに、結局自分が頑張らなくても解決してしまったお話」って他にどういった例があるかな、とChatGPTにお尋ねしたのですが・・。

筆者が例を出した雪かきの状況が、まるで本当の話だと分かっているかのように「それはちょっと残念な状況ですね」と同情してくれた後に、1つの例え話を出してくれました。

なるほど、そう来たか。

でも、これって新しい料理を覚えられた分だけ無駄な時間ではないんですよね。

「雪かき」って、運動不足の人が運動不足を解消できる以外は何の得もなく、かいた雪は春にはすべて消えてなくなるものですから。

「自分の作業が結果的に無駄になったお話」は、雪かきの場合、本当に無駄でしかない分、虚しさも一入(ひとしお)なのです。

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