いよいよ、日本時間本日(2024年11月5日)の午後8時ごろからアメリカの各州で大統領選挙の投票が始まります。
民主党のハリス氏と共和党のトランプ氏の戦いです。
民主党はバイデンが退いてからハリス優勢という報道がされていましたが、一視聴者である筆者は、実態はトランプ優勢だと見ています。
この大統領選挙は、とにかく選挙運動から巨額のお金が動きます。
その一端として、広告業の「オムニコムグループ」は大統領選挙が開催される年はほぼ株価が上昇します。
さて、大富豪イーロン・マスクはトランプ氏に「オールイン(全賭け)」すると発言し全力で応援しています。
マスク氏は10月15日、トランプ陣営に日本円にして112億円を献金しました。
19日には激戦州の有権者1人に毎日100万ドル、約1億5,000万円を贈ると表明し、物議をかもしています。
ビルゲイツは、どちらともつかずだったのが、ここにきてハリス氏側に付くと表明していましたね。
大統領選挙は、その裏で大富豪投資家たちによる戦いでもあります。
さて、減税(トランプ)と増税(ハリス)の戦いは以下のように主要政策でも対立しています。
・規制緩和(トランプ)vs 価格統制(ハリス)
・国境警備強化(トランプ)vs 国境解放(ハリス)
・石油・天然ガス生産(トランプ)vs グリーンエネルギー(ハリス)
トランプは、対中関税60%の引き上げに加え、普遍関税でほとんどの外国製品に10~20%の課税を検討しているので、日本にも大きな影響が考えられます。
つまり、この両陣営は完全に真逆の政策を行うので、「トランプ政権用の事業シナリオ」、「ハリス政権用の事業シナリオ」を組まなくてはならないかもしれません。
もし現政権がトランプ排除の計画を実行すると、
- 歴史的な選挙混乱を引き起こし、株価は下落トレンドに入る
- 米ドルは信頼を損ない、次第に価値を失っていく
とりあえず、まだまだ投開票は続きます。
引き続き注目していきましょう。