日本でもAIや暗号資産の話はとても人気があります。
事実、YouTube動画などのSNSでは、「AIツールで作られた」動画を公開したり、「AIを使って稼ぐ方法」などのハウツー動画が人気を博していますよね。
最近では、「まだ誰も知らないこれから爆上がりする暗号資産への投資」のような暗号資産を題材にした詐欺案件も増えています。
AIを全然使いこなせていない、暗号資産など全然投資する気もないという方々に対して「乗り遅れる前に早くこっちにおいで~」と手招きするこれらのハウツー動画や詐欺案件(のニュースなど)を見て、あなたはどう思いましたか?
「やべっ、乗り遅れている・・」と思ったかた、実はそれほど気にする必要はありません。
AIに関しては、これから誰でも使えるような時代になり、AIがスタンダードになっていく時代においてはAIを使って稼ぐ方法など無限に出てくるからです。
今焦ってAIに触れなくても嫌でも使うのが当たり前となり、AIを使わないほうが珍しくなるので着々と使えるように準備をしておきましょう。
暗号資産に関しても、メジャーなコインはアメリカの富裕層や大統領候補までもがその価値を認めている今、次世代のコインも含めてこれから一通貨としての役割を果たしていくでしょう。
まだまだ投機としての顔も見せるので、無理に投資と絡めなくても今はその動向を追っているだけでも十分でしょう。
さて、投資家目線に立つと実はこのようなAIや暗号資産に関連する企業よりも、世界の富裕層や投資家たちが今、最も注目しているセクターがあるのです。
何だと思いますか?
おそらく、誰も見向きもしないと思わされている、また世界中から嫌われていると思わされている、あのセクターです。
それは、「エネルギーセクター」です。
それもクリーンなエネルギーの方ではありません。
「えっ、でも世の中はSDGsだの脱炭素だの言われているけど・・」
それは、テレビのニュースの見過ぎです。
世界各国、さらにアメリカ政府は気が付いているのです。
このままでは、エネルギーが足りない、と。
先ほどまで上に挙げてきたAIや暗号資産において、もっとも使われるのが「電力」です。
しかし、足りない電力を補うだけの力が、風力発電や太陽光発電にはないというわけですね。
今、注目を集めているエネルギーは「原子力エネルギー」です。
でも、「原子力発電所」のような建設費がかかり地域住民から敬遠されるようなものではありません
ポイントは、「小型化」、「モジュール化」です。
「SMR(Small Modular Reactors)」、日本語だと「小型モジュール炉」になります。
小型化
小型の原子力発電装置をトラックに乗せて必要とする地域へ運べる。
モジュール化
生産を工場で行うため、現場での建設などがない。生産増加によりコスト低下が見込まれる。
実際に、アメリカのエネルギー省も「SMR開発」に巨額の支援金を出しています。
また、国連気候サミットが原子力発電に注目し、気候変動対策としてその重要性を認識したようです。
これが、前回書いた「第一世代を見極める」にも通じるのです。
第一世代を見極める
流行には、「あれがはじまりだったねぇ~」といういわゆる「第一世代」が存在します。 その後に続く第二世代、第三世代で大きく稼げるかは、この第一世代が見極められるかどうかがカギとなります。 SNSの第一世 ...
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これまでの第一世代のエネルギーから替わって、「SMR」は、次世代のエネルギー開発として注目されています。
ちなみに、「核融合」と「小型モジュール炉」は別の技術になります。
なぜ、EV開発でクリーンエネルギーの重要性を語っていたイーロン・マスクが、近年旧来のエネルギーの必要性を訴えるようになったのか。
前回、トランプが大統領時代に発令したかったこの「原子力エネルギー推進」が、今回もし当選したら真っ先に改革される案件となるのか。
日本ではほとんど話題にならない「原子力エネルギー」について、関連企業の情報など今後も注目していきたいところですね。