富裕層と中間層では、お金だけでなくお金以外でも考え方が真逆になっている部分が多くあります。
「お金が欲しい」、「お金持ちになりたい」と考えているからこそ、実際にお金を持っている人の思考や行動を学ぶべきなのですが、中々その機会もありません。
結局、自分にお金がない、生活が苦しいのは国のせい、社会のせいという思考で落ち着きます。
では、お金がない人たちは、どういう思考回路を持てばお金持ちへと変貌を遂げられるのでしょうか・・。
今回は、以下について考えてみたいと思います。
- 良いか悪いか
- 稼ぐ方法は労働か思考か
- 支出に気を配るか投資を考えるか
これは自分自身への戒めでもあり、定期的にアウトプットしておかないと周囲の雑音にかき消される内容でもあります。
それではお金に対する意識を変えてみましょう。
お金は良いもの?悪いもの?
日本人は特にそうですが、「お金を必要以上に稼ぐ」と聞くと”浅ましい”とか”汚い”というようなイメージを持つ人が依然に多い気がします。
それは単純に「お金が悪いもの」だと考えてしまうからです。
富裕層は、「自由とチャンス」を自分にも家族にも与えてくれる、とお金を評します。
- 拘束されずに生きられる
- いつでもやりたいことをやる
その結果、ぜいたくな趣味もできるし、慈善活動にも参加できるようになります。
お金に困っている人は、強欲だからお金持ちになれたと批判的に考えますが、お金持ちは「お金がどんな人にも夢と希望与える道具」であると考えているので、自分の人生を豊かにするためにお金を稼ごうとします。
本当に欲だけでお金を稼いだのであれば、恵まれない人への寄付やベンチャー企業への投資などはできないでしょう。
「お金をたくさん持つにはどうしたら良いか」という思考は常に持ち続けたいですね。
お金を稼ぐには労働?思考?
お金に困っている人ほど、「頑張って働いて稼ごう」と考えます。
空いている時間もアルバイトや副業をして少しでも収入を増やそうとします。
これを言うと怒られるかもしれませんが、「身を粉にして働く」という労働はお金持ちには結びつきません。
お金を稼ぐための労働という考えを捨てない限りお金持ちにはなれないからです。
「勉強していい大学に入って、いい会社に就職して人よりお金を稼ぐ」というのは、お金もちではない人たちが労働によって自分たちの収支の背比べをしているだけに過ぎません。
困っている人を助ける、世の中の役に立つという思考を持たなければお金は稼げないのです。
「FIRE」と言う言葉がはやりましたね(今でもはやっているかもしれませんが)。
経済的に余裕ができて社会から早期に引退した人が、いつしかまた働くために社会に戻ってくる人も多いのですが、それはなぜでしょうか・・・?
それは、お金持ちのマインドを見誤ったからです。
お金持ちは経済的余裕を得て社会から引退したわけではないのです。
稼いだお金でさらに世の中に貢献したいと考え、寄付をしたり投資をしたり社会に還元しながら、自分のためにもお金を使っていきます。
FIREしても社会に戻ってきた人は、余裕のあるお金で世の中に一石を投じたいと考えたわけです。
お金に余裕があっても社会に貢献できていないと気が付き、「社会に戻りたい」と考え直した人も多くいるのではないかと思います。
労働か思考か。
お金持ちになるかならないかの違いは、この思考で世の中に貢献できるかできないかであって労働量ではないのです。
お金を稼ぐには支出をコントロール?
「貯金しろ」という助言は、聞かない方がいいでしょう。
貯金を勧める人は、「何か問題が起こった際にすぐ使えるお金を用意しておけ」と言う意味で使う人もいれば、「お金を持つためには貯金がすべて」と言う意味で使う人もいるでしょう。
もちろん、有事の際にすぐに使えるお金を用意しておくのはとても大事です。
貯金とは別に、お金持ちになるためにはどうしても資産を増やす努力をしなければなりません。
お金持ちは、お金の保管方法ではなく世の中に貢献して収入を最大限に増やす方法を考えます。
収入を増やし、残ったお金を投資や寄付に使います。
お金に困っている人は、収入が少ないので支出をコントロールしても残るお金はたかが知れています。
さらに、少ない収入からまず支出を考えてしまうので、余ったお金がいくらもなくなり他の資産への投資に振り向けられません。
お金持ちの人が支出の心配がないくらいに収入を増やしているのは、やはり世の中に貢献しているからですね。
(まとめ)分かっているようで忘れてしまうお話
お金を持っている人と持っていない人の違いは、特別な方法の違いではなく思考と行動です。
分かっているようで実は敢えて口にしたり言葉にして書いてみないと意識できなくなる部分でもあります。
今後も定期的にお金について語ってみたいと思います。
(パート20くらいまで書けそうです(笑))