直近の政策金利引き上げで各金融機関の預金金利が少しだけ上昇しました。
なんだかんだ言っても預金金利が上がると歓喜する人は筆者の周りにも多いのですが、一方でローンを変動金利で組んでいるかたにとっては、更新された返済金額が上昇してしまったので悲しい思いをしている人も多いでしょう。
金利が上昇したところで預金や貯金で資産が増えるわけがないので、そのあたりは皆分かっているのでしょうけれども、苦労なくもらえるパーセンテージが少しでも上昇するとやはり嬉しいものなのでしょう。
というわけで、そんな老老男女に金利に関する少し衝撃的な話をしてあげました。
預けておくだけで毎年金利が10%つく日本のあの施設のお話です。
金利10%がつく銀行とは?
これは、おそらく小さいお子さんをお持ちの結構限られた地域に住んでいるかたにしか恩恵がないかもしれません。
この金利10%がつく銀行がある場所・・・それは、「キッザニア」内の三井住友銀行ですね。
キッザニアは、3歳から15歳までのお子さんが社会の仕組みを学ぶために実際に職業やサービスを体験できる商業施設となっています。
実際に働いて得た「キッゾ」というキッザニア内で利用できるお金があるのですが、これをキッザニア内の三井住友銀行に預けると年利10%(半年複利)で利息がつくのです。
キッザニアがある場所
子供たちの夢が広がるように、実際の企業がキッザニア内に出展をして子供たちの職業体験の手助けをしてくれています。
そんなキッザニアがある地域は全部で3つ。
- 東京都江東区豊洲2-4-9
- 兵庫県西宮市甲子園八番町1-100
- 福岡県福岡市博多区那珂6丁目23-1
会員登録はオンラインでもできるようですが、実際に施設を訪れるためには上記3か所のいずれかでチケット予約を取る必要があります。
そのため、上記地域に無理なくアクセスできるかたがメインとなるでしょうけれども、子供たちの学校の長い休暇期間に訪れるかたも多いようです。
年末年始も施設はオープンしていますし、親御さんの休日の日に一緒に訪問試薬なっているのも特徴の一つですね。
キッゾを運用する
キッザニアの住人として楽しみながら実際に職業体験をし、稼いだ「キッゾ」を使って施設内で買い物をしたり、施設内のバスに乗って施設の中を簡単に移動できたり、とにかく一つの国家のように何でも体験できる施設で正直羨ましく思いますよね。
東京施設で体験できる職業の一部を挙げてみました。
- バスガイド
- 運転士
- 救急救命士
- 自動車整備士
- パソコン工場
- 出版社
- コールセンター
- CMスタジオ
- コンサルタント
- 科学研究所
とにかく大人顔負けで色々な職業を選べます(笑)
そして、キッゾを運用するための施設として先述の「三井住友銀行」があり、子供たちの学びとして証券会社の「大和証券」が株式運用の方法を教えています。
職業体験ももちろん大事ですが、稼いだキッゾ(お金)をどのように運用するかも大事ですから、本物の金融マンたちがこのような施設に出展して子供たちに資産運用の方法を伝えるのはとても素晴らしいと思いますね。
キッゾを預ける
そして、「金利10%」と実際の銀行ではまずあり得ない利率がこのキッザニア内の三井住友銀行で実現しています。
キッゾはキッザニア内でしか使えませんし、3歳から15歳までと限定ではありますが、預けたキッゾがもし「1000キッゾ」であればなんと「7年間で約2倍になる(年利10%の半年複利計算)」という貴重な体験もできます。
そんな三井住友銀行で、子供たちができる内容は「口座開設」、「キャッシュカード作成」、「預金」、「引き出し」など新規口座作成からATM操作まで一通り学べるようになっているのです。
大人になると当たり前となってしまうお金のやり取りを実体験できる場があるなんてやっぱり羨ましいですね。
お金の勉強は必須
冒頭の老老男女たちが「な~んだ」と呆れてしまった夢の国の「金利10%」のお話ですが、小さい頃からお金の勉強は必須です。
昔からこのような施設があれば、金利だけに踊らされず金融資産をどのように増やしていくかの知識をもっと増やせたかもしれませんね。
金融知識が増えれば、将来お金を稼ぐ力を身につけられるかもしれませんし、お金を損する機会も減るかもしれません。
そう言えば、このキッゾは16歳になった瞬間に口座情報と共に消滅するそうです。
実際の銀行も破綻した時には、保証される分以外は容赦ない対応を取られます。
ある意味資産を失う体験もしようと思えばできるところが、キッザニア三井住友銀行店の奥が深いところかもしれませんね。