世界の大富豪と言われる人たちがどのような銘柄に投資をしているのかを簡単に確認できる「Stockcircle」というサイトがあります。
個人名を見てもそうそうたるメンツですが、個人だけでなく法人の機関投資家も現在のポートフォリオやリスクヘッジの状況(オプションのコールorプット)を確認できるようになっています。
例えば、世界的な著名投資家である「ウォーレン・バフェット」はこのサイトのトップに表示されます。
バフェットと言えば、長期保有の配当投資家としても有名ですが、以下のように長年配当を受け取っている「コカ・コーラ」の投資状況は以下のようにグラフ化されています。
最大で15年前までしか遡れないので2009年から始まっていますが、それよりも前からずっと保有し続け配当を再投資し、バフェットが莫大な資産を築く元になった銘柄としても有名ですよね。
投資額はまねできなくても、世界の投資家たちがどのような銘柄を保有してどのくらいの比率で保有しているのかを知る上では、とても参考になるサイトだと思います。
サイトは英語ですが、google翻訳を使えば少し読みやすくなるかもしれません。
ただ、銘柄名もすべて翻訳されてしまいますので、これらの名だたる投資家たちにも大人気のApple株が「りんご」と表記されるような読みづらさも生まれます。
ビルゲイツが持っている株の中には・・
さて、「GAFAM」と呼ばれるメガテック企業の一角で「M」と言えば「マイクロソフト」ですね。
マイクロソフトの創業者と言えば「ビル・ゲイツ」ですが、このかたももちろん「Stock Circle」の投資家一覧に載っています。
そして面白いのは、ビル・ゲイツが保有する銘柄の中にはなんとライバル企業のアップル株や同じメガテック企業のアマゾン株も含まれていました(現在は売却済み)。
現在ビル・ゲイツが保有している銘柄で最も数量が多いのはもちろん「マイクロソフト株」ですが、運用成績が一番いい銘柄は、「ウォーレン・バフェット」が会長を務める「バークシャーハサウェイ株」となっていますね。
こんな感じで誰でも銘柄の保有率と運用成績が一目で分かるので、外国株も運用している個人投資家としては参考にしたいサイトになるのではないでしょうか。
先ほどの「ビル・ゲイツ」のような資産家であっても、保有銘柄には運用成績がマイナスになっているものがあるのは、なんだか安心できたりします(笑)
ETFを保有している投資家は結構多い
また、「ケン・フィッシャー」のように株式だけでなくETFもポートフォリオに含めていたり、台湾の銘柄をADRで保有していたりと国や金融商品、セクター(業種)で分散している様子も見て取れます。
「レイ・ダリオ」は自身の保有銘柄数1位と2位は、ブラックロックが運用するETFとなっていて株式銘柄ではありませんね。
さらに、新興国への投資をヴァンガードのETFで保有しています。
新たな発見があるかも
こうやって著名で莫大な資産を持つ投資家たちの分散状況や銘柄の運用状況を見てみると「長期保有」「配当再投資」が非常に多いですね。
会員登録をすると参照できる銘柄数も増えますので、投資のレベルを上げたいと考えているかたは是非参考にしてみてください。