最近、何かと世間をにぎわせている某タレント、いや「中居正広」の各スキャンダルですが、この人の名前を見るたびに筆者は自分の小学生時代を思い出すのです。
注意深くこの記事をご覧になってくださったかたは、この時点で「ん?」と思ったかもしれませんね。
いつもありがとうございます(笑)
そう、この記事のカテゴリーは「投資にまつわるお話」です。
あの中居と投資に何の関係が?・・・。
それは、今にして思えば「先見の明」の大切さを教えられた出来事であり、自分が本当に欲しい情報というのはお金を出さなければ手に入らないものだと痛感させられた出来事だったのです。
女子はジャニーズに夢中
筆者の小学生高学年時代は、それはもう突然現れたジャニーズのあのグループで、日本中が大騒ぎとなった頃です。
ブラウン管の汚いテレビ画面の中を颯爽とローラースケートで滑りながら歌うジャニーズの7人組と言えば・・
そう、「光GENJI」ですね。
彼らが登場した時は本当に「凄かった」の一言であり、こんなにも突然、文字通り光のように現れ群衆の喝さいを浴び、そして数年で一気に消えていったグループは後にも先にも「光GENJI」だけだと思います。
小学生の時に見ていた彼らは、とにかく格好良かったんですよねぇ。
街中、ローラースケートやスケートボードで遊ぶ小学生が増えたと思いますし、追随してローラースケートを買った自分がいました。
はっきり言って、SMAPや嵐や今の旧ジャニーズのグループのデビューの比ではなかったですね。
スポットライトを浴びるのが一番似合うグループと言えば、間違いなく「光GENJI」を挙げます。
クラスの女子はもちろん彼らに夢中になり、家のテレビで流れる歌番組ではいつでもローラースケートを履いた7人がにこやかな笑みを携えながら歌っている。
彼らは年を取ってもスケートで滑りながら歌うのだろうか?
画面越しに見ていた彼らが歌い、踊り輝いていたのは、昭和がもうすぐ終わろうという頃でありました。
その時は、やがて始まる平成時代もずっと続くと信じていた「光GENJI」があっけなく衰退していくとは夢にも思っていなかったのです。
そして、光が消えた後にじわじわと人気に火がついたのが「SMAP」でした。
光GENJIの大ファンだった女子A子ちゃん
さて、世間が「光GENJI」一色だったころ、とにかく彼らの大ファンだった一人の女子がいました。
この子をA子ちゃんとでもしましょうか。
とにかく、A子ちゃんは「光GENJI」の話になったら一人でワーキャーうるさかったのを覚えています(笑)
推しは「カーくん」。つまり、諸星和己ですね。
授業でちょっと「光GENJI」の話題になったら、キャーと大騒ぎし、持ち物には彼らの写真が貼ってあり、「カーくん」の写真はそこら中にべたべた貼ってあるわけです。
男子だってもちろん「光GENJI」が気になっているのですが、敢えてそれほど口に出さないじゃないですか。
気になるけどA子ちゃんのようにワーキャー騒ぐのは格好悪い・・。
だから鬱憤がたまってしまい、あまりにも「光GENJI」が好きだと公言するA子ちゃんの「カーくん」の顔にバツ印を書いていたずらするんですよ。
本気で泣くんですよね(笑)
次の日になったら、きちんと新しい「カーくん」の写真が貼ってありましたけどね。
このA子ちゃんの凄いところは、「光GENJI」の歌で「ここは誰々が歌っている」と誰がどこの歌詞を単独で歌っているかもすべて把握していたところですね。
「StarLight」というデビュー曲があるんですが、確かどこかに単独で歌っている部分があって、そんな話をしていた記憶があります。
ちなみに「光GENJI」の曲を作っているのが、チャゲアスの飛鳥や大江千里だと分かったのはだいぶ後になってからです。
そしてインターネットのない時代、A子ちゃんは大好きな「光GENJI」の情報を手に入れるため、ファンクラブに入り一般のファンでは見聞きできない多くの情報を持っていました。
後に、本当に知りたい情報はお金が必要だと分かったのはこのA子ちゃんを思い出した時でした。
「ナカイくん!」・・誰それ?
そんなA子ちゃんの情報網を思い知ったのは、もう少し後になってからです。
発売されるシングルが飛ぶように売れ、テレビで彼らを見ない日はなく、CMでも歌番組でもいつでも彼らの歌声とローラースケートのパフォーマンスが見られる。
当時の我々男性諸君もイントロを聞けば何の歌か分かり、メンバーの誰と誰が「光」で残りの5人が「GENJI」で、それぞれの名前や年齢などグループの詳細もだいぶ把握してきた頃です。
A子ちゃんはさらに先を行ってしまったのです。
あれほど「カーくん」「カーくん」と「カーカー」カラスのように騒いでいたあのA子ちゃんがですよ。
突然、「ナカイ君」「ナカイ君」と騒ぎ始めたわけです。
「・・・・・誰よ、ナカイって?」
もちろん「光GENJI」のメンバーに「ナカイ」なんて名前はいなかったはずですし、「お前、この前までカーカー言うとったやんけ!」とどつきたくなりましたね。
それで、A子ちゃんに説明してもらったわけです。
「ナカイ」なる人物の詳細を。
A子ちゃん曰く「光GENJI」は7人組なのですが、その後ろでバックダンサーとして踊っている子たちがいっぱいいて、その中に「ナカイ君」というのがいたそうです。
バックダンサーの子たちまですべて把握していて、その内の「ナカイ君」が非常に可愛くて好きになったというのですよ。
もちろん、「カーくん」はカーくんで好きだったらしいのですが、A子ちゃんはバックダンサーとして踊っている「ジャニーズJr.」という存在を教えてくれて、その一員にいた「ナカイ君」というのを教えてくれて、彼が所属しているグループ名があって、それが「SMAP」だと言うところまで教えてくれました。
そう、この「ナカイ君」が今世間を賑わせている「中居正広」なわけです。
ようやく、「光GENJI」の歌をたくさん覚えて、メンバーの一覧も名前や顔や年齢など色々分かってきて、ローラースケートもだいぶ滑れるようになったし、スケボーもできるようになったのに、もう新しいグループが誕生したんかい!という思いでしたね。
まぁ、それでもまだ世間が「SMAP」の存在を知らない頃から「SMAP」というナカイ君を含めた5人組がいて、香取君という同じ年の子がいて、という情報を聞かされていたので人よりも「SMAP」にちょっとだけ詳しかったのを覚えています。
このA子ちゃんの情報網は本当に凄くて、詳しくは聞かなかったのですが、ジャニーズのファンクラブなのか光GENJIのファンクラブなのか、これらにお金をつぎ込んで大好きな彼らの情報を常にアップデートしていました。
そして、「カーくん」という大好きなアイドルがいたにもかかわらず、その先にブレークしそうな「ナカイ君」を発掘したA子ちゃんを思い出した時に、「先を読む力」や「今人気があるものでもやがて起きるかもしれない選手交代(新陳代謝)」、「先見の明の大事さ」などを学んだわけです。
(まとめ)どうしてるかなぁA子ちゃん
「中居正広」は確かに大物になりました。
「光GENJI」よりも全然息の長い売れっ子な芸能生活を送っていたでしょう。
しかし、まだ有名になる前、「光GENJI」の後ろでジュニアとして踊っていた時からあれだけ「ナカイ君」を愛していたA子ちゃんのような人まで裏切る行為になってしまったのは本当に残念ですね。
次々と出てくる「中居君」の情報を見るたびに、「A子ちゃんはどう思っているのかなぁ・・?」とプロマイド写真を片手に幸せそうだったA子ちゃんの笑顔を思い出してしまうのです。