ZOZO創業者の前澤氏が2024年11月に新しく始めたサービスの「カブアンド」が年内の受付を停止にしました。
というのも、申し込みが殺到したらしく今回の停止は一時的な対応になりそうです。
年明けにはまた募集を再開するでしょう。
さて、この「カブアンド」がよく分からない・・というかたのためにどういう人にメリットがあるのかを書いていきたいと思います。
カブアンドって何?
「カブアンド」は前澤氏が始めた新しい事業で、サービスの利用者に利用金額に応じた「株」がプレゼントされます。
この利用できるサービスは、現在6種類あり以下のようなものがあります。
- 電気
- ガス
- モバイル
- ひかり
- ウォーターサーバー
- ふるさと納税
これらのサービスを利用すると、利用料金に応じて「株引換券」がもらえます。
この「株引換券」は、カブアンドの運営会社である「カブ&ピース」の未公開株と交換できるのです。
未公開株って何?
カブアンドの運営会社である「カブ&ピース」は、上場会社ではありません。
そのため、「カブ&ピース」が発行する株式は「未公開株」となり株式市場では取引されないものになります。
上記のサービスを利用して手に入れた未公開株は、自由に売買できず配当が出るわけでもないので、その時点ではほとんど価値のないものになります。
価値が出るのはいつ?
この未公開株に価値が出るのは、「カブ&ピース」が上場した時です。
「非上場企業」の間は、価値のない株券も上場するとなった時に、大きく株価が値上がりする可能性があります。
その時にまだ「カブ&ピース」の株券をある程度持っていれば大きな利益を手に入れられるかもしれません。
現在の募集価格は、1株が5円となっていて、「カブアンド」で株引換券を手に入れた場合は5枚で1株と交換できます。
もし、「カブ&ピース」が上場した時に100株持っていて、1株が100円となったら手にする金額は10,000円となります。
未公開時に100株は500円で購入できるので、単純に9,500円の利益が発生するというわけです。
メリットとデメリット
では、「カブアンド」で「カブ&ピース」の未公開株を手にするメリットとデメリットを比較してみましょう。
現状で「カブ&ピース」の株を購入する手段は、「カブアンド」でのサービス利用しかありません。
「カブ&ピース」の株を購入するために現金を別途用意するのではなく、普段必ず使う光熱費などの支払いの一部がポイント化された株交換券があれば「カブ&ピース」の株を入手できます。
株を購入するという感覚がなくポイント利用のような形で株主になれるわけです。
一方、「カブ&ピース」が上場しなければそもそもこの株には何の価値もありません。
つまり、ZOZOでも発揮した前澤氏の経営力次第で株の価値が左右されます。
3年以内に「カブ&ピース」が上場できなければ、発行された「カブ&ピース」の未公開株はすべて買い取る意向を「カブアンド」が示しているので、現状株を手に入れようと考えている人にとって損はないようです。
「カブ&ピース」の未公開株を買うのに向いている人とは
「カブアンド」は「カブ&ピース」の未公開株を手に入れる唯一のサービスだと言うのが分かりましたが、さて、この株を購入するのに向くタイプはいったいどのような人になるでしょうか。
ざっと挙げてみます。
- 株の売買が未経験
- 証券会社に口座を持っていない
- 株を持ってみたい
- 正直株の売買は怖いのでやりたくない
- 前澤氏のファン
- ポイントを貯めるのが好き
普段から上場株式の売買を証券口座でやり取りしている人は、特に何も響かないかもしれません。
株を持ってみたいとは思ったものの、実際にやり取りするまでは別にいいかな・・という人には、未公開株とは言え手軽に株を持つチャンスではあります。
しかも、普段の光熱費などの支払いの一部が購入原資になるわけですから、余分にお金を払う必要はありません。
そして「カブ&ピース」が上場されれば、大きな収益が入る可能性も秘めています。
企業の株式を購入する原理原則である「その企業を応援する」と言う意味では、前澤氏や「カブ&ピース」を応援したい人にとっては参加してみる価値は十分あると思います。
とにかく、年内はサービス受付が停止になってしまったので、2025年の新たな目標として、まずは株を持ってみるところから始めてみるのもいいかもしれませんね。