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【マンガ】インベスターZに学ぶ!お金を運用する極意―その4―

2024年7月19日

大人気漫画、三田紀房氏の「インベスターZ」からいろいろ学びたいシリーズの「その4」です。

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さて、今回は4巻です。まさかのあの人が登場しましたね。

インベスターZ(4)【電子書籍】[ 三田紀房 ]

価格:495円
(2024/7/19 19:55時点)
感想(2件)

4巻あらすじ

道塾学園の地下金庫に眠る藤田家所有の美術品を売却して、『ベンチャー企業の株式運用をしたい』と願い出た財前は東京の藤田家宗主、藤田繁富との面会へ向かう。

財前の申し出に対し、あからさまに『ノー』を突き付けた繁富だったが、「ノー」の真意を読み取った財前は、「アメリカに負けたくない」という美術品売却の提案動機を語る。

国家戦略のまずさから、基本ソフトの開発をベースにIT技術での世界牽引ができなかった悔しさを今度はiPS分野ではらし、日本が得意なモノづくりにも通ずる「再生医療技術」でリードするためにもベンチャーに投資したい、という財前の思いを聞いた繁富は、美術品売却を受け入れた。

しかし、投資に失敗した際の担保として繁富は、財前の〇〇を要求した。

「投資の失敗」との比較において自分の〇〇では価値が高すぎると思い、納得のいかない財前だったが、その価値を見誤っている自分に『〇〇への投資とはどういうものか』を説いた繁富の話に納得し、その場で担保を承諾した。

まさかその場で承諾すると思わなかった繁富は、初めて言葉を交わした財前が、道塾投資部の初代キャプテンであり太平洋戦争の引き金をひかせた「財前龍五郎」の生き写しのように見え、恐れを抱くのであった。

道塾から美術品を運び終えた財前は、美術品売却を決めた理由であるiPS細胞について、投資部の1つ先輩である月浜蓮と道塾寮の部屋で語り合った。

ベンチャー投資という投資家の観点であれば、科学の原理解明を求めるのではなく、”成功”という結果を元に進化していくというプロセスを大事にするべきだ、と悟る。

そんな折、財前の自宅に、父・孝彦の伯父である和義が訪ねてきた。

先月、南米のチリで研究をしていた孝彦の父が亡くなり、所持していた株券3,000万円分を孝彦に譲渡したいという遺言を報告しに来たのだった。

しかし、お金に嫌悪を抱く孝彦は、その場で受け取りを拒否した。

財前は、伯父の和義はもとより孝彦の父、つまり祖父の存在すら今まで知らされておらず、和義から聞いた「財前家は北海道に行ってはならない、と親や親戚からキツく言われていた」という話から、財前家のルーツ、そして財前家と北海道とのつながりに興味を持ち始めた。

その頃、東京の女子投資部のメンバー、町田倫子は就職活動中の姉、浩子の状況が「あまり思わしくない」と見て、『企業を深く知るのなら株をやってみたら』と勧めていた。

『企業研究だけしているわけではない』と突っぱねた浩子だったが、参加したカリスマ転職アドバイザー「海老沢康生」の就活セミナーを聞いて衝撃を受けた。

今の自分は、”企業を知らない”ためにもがけばもがくほど悪化する「就活地獄」へとはまるその入り口にいたのか、と。

繁富が教えてくれる〇〇の価値

4巻では、道塾創設者の藤田金七の孫にあたる現藤田家当主の「藤田繁富」と財前が初対面を果たしました。

目的は、道塾の地下に眠る数々のお宝を全部売っ払って、ベンチャー投資の投資資金にしたいというもの。

これまで、代々引き継がれて保管されてきた美術品を売却しようと提案した生徒はおらず、そのうえ理由がベンチャー企業に投資したいからという財前の申し出に対し、繁富は出会って1分ぐらいで「ノー」を突き付けました。

繁富が売却を許可しない理由は

  • 日本のベンチャーは起業して10年以内に93%が潰れる
  • 12歳の少年が100人の起業家から成功する1人を選び出せるとは思えない

というものでした。

あからさまに拒否された財前は、それを『テストされている』と思い、「トロンの敗北(アメリカとの基本ソフト開発争い)」をベンチャーに投資したい理由とし、売却の許可を得ました。

それと引き換えに、売却資産で得た投資資金を運用して失敗した場合の担保としたのが、財前の〇〇でしたね。

この時に、繁富が話してくれた「〇〇の価値」というのは、私たちの考え方そのものに影響を与えてくれそうな深いお話でした。

自分の〇〇の価値を見誤る投資家の例として、この巻の最後にも出てくる「就活生」というテーマを挙げながら、以下のように説明してくれていました。

誰もが投資家として自分の〇〇を企業に預け、〇〇そのものの投資をしているにもかかわらず、その投資の損益を決める初期投資に失敗し、状況が悪化しても損切りせず、塩漬けのように留まって不平不満を言う。

このような投資家として最悪の行動は、「自由と平等を当然の権利と思い、自分の〇〇の価値が高い」という勘違いから発生するのだそうです。

投資家として最悪の行動を取らないためには、上の繁富の言葉を嚙み砕き、投資家目線で置き換えてみましょう。

投資家(就活)のスタートを切るなら初期投資の段階から「人気のある将来性の高いグロース株(ベンチャー企業)」や「給料をいっぱいくれそうな大企業(配当をいっぱいくれそうな大型株)」を狙うのではなく、謙虚に慎重に「応援したい株(入りたい会社)」を決めなさい

という風にも捉えられるのではないでしょうか。

ただ、〇〇の担保については、財前のように”人権侵害だ”と憤る方もいるかもしれませんけどね。

現在のiPS再生医療とは

財前はベンチャー企業への投資資金を何とか手に入れましたが、その勝因となった「iPS細胞」へ投資をするにあたって、将来その分野に進みたい1学年上の「月浜蓮」に色々教えてもらっていましたね。

繁富は、ベンチャー企業のほとんどは潰れていくと言っていましたが、財前が考えている再生医療分野の現状はどうなのでしょうか。

この記事執筆時点でも、「iPS細胞」などの再生医療分野のベンチャー企業が上場していますが、実際にどのような企業があるのか見てみましょう。

  • メディネット(2370)
  • サンバイオ(4592)
  • ヘリオス(4593)
  • リプロセル(4978)
  • ジャパン・ティッシュエンジニアリング(7774)
  • セルシード(7776)

現在、「東証グロース」に区分されている再生医療分野を業種としている会社を6社ほど挙げてみました。

バイオベンチャーとして、再生医薬品の開発や研究などを行っているのですが、近年は業績も伸び悩みが見られますね。

ただ、この分野は常に研究や試験による臨床開発が行われており、新薬の治験を繰り返しながら、あらゆる病気と向き合っていくものになります。

それが業績となって反映されるのはいつぐらいになるのかを判断するのは中々難しいかもしれません。

そういう意味では、財前が見据える投資先の難しさを繫富は分かっていたために、あえて財前の〇〇を担保にしたうえで熟考を促したかったのかもしれません。

財前は、その場でOKを出してしまいましたけどね(笑)

就活セミナーに”あの人”が登場!

何と言っても、この4巻で一番のサプライズはこの人の登場ではなかったでしょうか。

三田紀房氏の作品の中で、ビジネスパーソンには特に人気の高い「エンゼルバンク」の「海老沢康生」が、藤田美雪と一緒に投資をしている町田倫子の姉・浩子の就活セミナーに講師として登壇しました。

「エンゼルバンク」と変わらずカリスマ転職アドバイザーとして、就活中の学生たちを前に『「日本の就職」のシステムは学生にとって世界で一番恵まれている』と語っていましたね。

財前が聞いた繁富の就活のお話と浩子が聞いた海老沢の就活のお話は、どちらも根本は同じです。

二人とも、『あなたたちは「自由でも平等でもない」「優秀でも特別でもない」だから見極めろ』
と説いているわけです。

それは、財前のような投資家であっても浩子のような社会人予備軍であっても立ち位置は関係ありませんね。

「エンゼルバンク」は、「ドラゴン桜」でもおなじみの英語教師・井野先生の転職活動から始まりますが、ビジネス向けマンガでありながら、投資的な要素や会話も最初から随分と含まれていました。

財前と繁富のやり取りで、「投資と就活」の話になっていたので、最初に読んだ時は”もしや海老沢が登場するのでは・・”と期待しましたが、本当に出てきた時は”マジか...”、と。

3巻の巻末に「砂の栄冠」の七嶋とのコラボが描かれていたせいもあって、他のマンガの主人公もありえるとは思っていましたが、まさかこんなに早く出てくるとは思いませんでした(笑)

それにしても今では、就職に必要な企業リサーチをして視聴者に企業情報を解説してくれるようなコンテンツもたくさんありますし、海老沢のようなカリスマもたくさんいらっしゃいますよね。

漫画でもWebページでも動画でもすぐに参考にできる情報で溢れているなんて、就活生や投資家にとっては本当にいい時代になったなぁ、と思います。

まとめ就活生側から見る企業の魅力に期待

さて、今回の4巻は投資とは一見関連がなさそうな「就活」というテーマを添えながら話が進んでいきました。

実在の人物や企業名がたびたび登場する「インベスターZ」にあって、「エンゼルバンク」の海老沢の登場には歓喜した人も多いのではないでしょうか。

「投資」というと、”金儲け”や”ギャンブル”のように見えている方がまだまだ多い日本において、この4巻は

  • 「ベンチャーへの投資」という起業したての会社を応援する投資家
  • 「就活生への投資」という社会人一年生を応援する企業側

という2つの投資テーマで、そういった投機的な考えを吹き飛ばしてくれる内容になっていますね。

そして人も企業も成長の過程を見守るために必要な環境は、改めて「投資である」と思わせてくれる一冊となっています。

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