ちょっと前に「自分を作った100のコンテンツ」と言うのが流行りました。
その前には「自分年表を作る」と言うのもありましたけど、これらの特徴はこれまでの自分が何に影響されて自分と言う人間が形作られてきたのかを書き出す作業となります。
例えば、小学生の頃に見たアニメ番組や中学生の時に聴いたミュージシャンの楽曲、高校生の時に見た映画や大学生の時に好きだったドラマなど、今の自分は何が好きで何に触れてきた結果であるのかを100個挙げてみるわけです。
後はマンガや雑誌、小説、エッセイ、テレビ番組、ゲーム(ゲーム機)、Webサイト、YouTubeのチャンネルなど時代とともにコンテンツも様変わりしてくるので、思いついたものをどんどんと書き出していきます。
当然ですけど、自分の好きだったものがずらりと並ぶでしょう。
最初の50個くらいは大好きなマンガのタイトルや何回も見た映画のタイトルが出てくるかもしれません。
でも簡単に出せそうと思ってやってみると意外に「100個書き出す」作業は難しく、時間がかかります。
コンテンツなので先ほど挙げたような色々なジャンルがありますが、書き出している内に「マンガばっかりだなぁ」と他になんかなかったか、と探してしまうのも100個書き出すのが難しい理由かもしれません。
時代によっては「コンテンツも本とテレビくらいしかない」と言う人もいるでしょうから、それこそ頭をフル回転させてこれまで触れてきたものを思い出す良いきっかけとなるのです。
ただこれ以上に難しい作業があります。
「自分を作った100のコンテンツ」は、自分が経験してきたものを100個思い出す作業なので、生まれてからこれまで生きてきて「実際に触れたもの」を羅列すればいいだけですね。
逆に今の自分が死ぬまでに「何をしたいか」を記すのはそれ以上に難しくなります。
なぜなら「いつ死ぬのか」と言う未来を予測できないからです。
あれもしたい、これもしたいと色々あってもどれを優先させていけばいいのか・・。
2023年に「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」というドラマが放送されていました。
このドラマのスピンオフで「最高の生徒~余命1年のラストダンス~」という日テレのZ枠のドラマも同時に放送されていたのをご存じですか?
本編の「最高の教師」は3年D組のお話でした。その隣のクラスである3年C組で起こっていた余命1年を宣告された女子生徒とその仲間たちのお話となります。
主人公の伴ひかりは、すでに亡くなった母親の「リ・フラウメニ症候群」を遺伝で受け継いでしまい、高校3年生になる直前に受けた検診で余命宣告をされてしまうのです。
そこで、自分が死ぬまでにやりたい内容をノートに記し1つずつ実行していく・・そんなお話になります。
余命宣告を受けた主人公は自身の命がなくなるまでに人生を全うしようとするわけですが、それがかえって他の仲間たちに「なぜあんなに生き生きできるのだろう?」と嫉妬に近い複雑な心情を生み出します。
全10話の内前半は、余命を受け入れているひかりとそれを知らない仲間たちの高校生としてのリア充な生活が描かれます。
しかし後半、特に仲間たちがひかりの母親が死の直前に残したメッセージを見てしまった後は、ひかりとの残された時間をどのように過ごせばよいかを考えるようになります。
未来がまだまだ永遠に続くと思える仲間たちは、もちろん自分がやりたいもの、そして自分が何者であるかをまだ意識できずに漠然とした思いで過ごしています。
しかし命の時間を知っているひかりだけは、詳細に自分が達成したい内容を元に自分の完成形を記していくわけですね。
生まれてから現在までの自分を形作ってきたコンテンツを100個挙げるのでさえ中々難しさを感じるのに、現在から死ぬまでの自分がやりたいコンテンツを挙げていくのはさらに難しいものです。
「死ぬまでにしたい10のこと」という映画もありましたね
これまで「自分を作った100のコンテンツ」に挑戦して達成できたかたは、今度は逆のコースである「今から死ぬまでに達成したい内容」を50個でも100個でも挙げてみてはどうでしょうか。
これはやってみると割と出てくるのですが、あまり欲張ると「生きている内にすべてできない」となる可能性も出てきます。
今後の自分を形作るには、何をやり何を捨てるかというのは結構重要なのかもしれませんね。

