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メディアコンテンツのお話

権力しかない人間は”罵れば何とかなる”と思っている典型的な例

あっちの政治家やこっちの官僚、向こうにいるキャリアにその辺にいる公務員など、国民の見えないところで自分の立場を利用して好き勝手にやっている輩は、日本にはたくさんいます。

これはどの国も似たり寄ったりでしょう。同じようにアメリカにもだいぶ「おつむの足りない」政治家がいたようです。

Mr.ジャッジのこの動画を見てみましょう。

金持ち政治家が女性警官に「解雇する」と脅迫【アメリカ警察密着】[Mr.ジャッジ]

4年くらい前のお話になります。

フロリダ州の下院議員選挙に出馬予定の政治家が、スピード違反と運転中のスマホ操作で警察に捕まったにもかかわらず、「私が誰だか知ってるのか?」と警察官を脅迫し、罪を逃れようとした案件です。

この動画を見てみるとアメリカの格差社会というものが良く分かりますね。

一方、警察官の間では例え同僚や仲間がピンチの場面でも、上級クラスにはなるべく逆らわないという風潮があるのが見て取れます。

最後にこの下院議員の末路を聞くと溜飲が下がるのですが、自分の立場を利用して警察官をさんざん罵ったこの議員からやはり学ぶべき点がたくさんあります。

それでは警察のボディカメラが捉えた映像の中身を解説しながら見ていきましょう。

映像の中身

交通違反を起こした議員

運転手が地元の下院議員であるのは間違いないです。

この議員はマーティン・ハイド氏で、この事件当時はフロリダ州の下院議員への出馬が決まっていました。

そのため、自分の違法を取り締まったベスキン巡査が属する警察署の署長も知っているし、自分が一声上げればベスキン巡査をクビにもできる、と脅します。

そもそもハイド氏が時速40マイル制限の場所を57マイルで走行し、さらに運転中にテキストメッセージを送信していたのは事実なので、文句の言う筋合いではないのです。

相手が誰であろうと違反を取り締まる姿勢を崩さないベスキン巡査は、至極もっともな行動を取っていると言えるでしょう。

立場を利用して罵る議員

  • 君はキャリアを台無しにする決断をしているぞ
  • 市長や警察幹部に電話しろ
  • 君がロシア移民だから(そんな態度なのか)?

ベスキン巡査の質問に、上のようないちいち面倒くさい受け答えをするハイド氏ですが、その内「人権」にかかわる発言も飛び出します。

もちろんすべてボディカメラに映っています。

ハイド氏はベスキン巡査から登録証の提示を求められているにもかかわらず、登録証の提出を拒否しました。

その後、「出頭命令」と言う言葉を聞いて、ようやく登録証を提示します。

ハイド氏は「私は登録証を出す気だったのに、何の確認もせずに登録証の提示を拒否した切符をこの警官が勝手に出しやがった」と、噓をつきます。

念のためにもう一度書いておくと、ボディカメラでこのやり取りの映像はすべて撮られています。

自分の交通違反を棚に上げて、登録証の提示の仕方に問題がある、と自分の都合のいいようにすり替えようとしているのです。

実は、しぶしぶ提示された登録証の期限は切れていました。

そして登録証の期限が切れていると分かると、今度はベスキン巡査の態度についてダメ出しをして、交通違反や登録証の提示に触れさせないようにするわけですね。

呼ばれた同僚と上司

ハイド氏は、ベスキン巡査とのやり取りの途中にベスキン巡査の上司である「フランジオーニ巡査部長」に電話をします。

結果、ベスキン巡査の上司と同僚は現場に到着します。

最初に到着した同僚たちは、相手の立場を知っているため関わりたくない様子です。

最後に到着したフランジオーニ巡査部長は、ベスキン巡査を何とか擁護するも終始ハイド氏に押されっぱなしでした。

何とか、フランジオーニも「ビデオをチェックする」の一点張りで事を納めましたが、警察の対応も市民を呆れさせる内容でしたね。

この映像を見る限り、市民にとっての味方はどうやらベスキン巡査だけのようです。

権力しか使えない人間

さて、資本主義経済に生きていると、どうしても階級というのは存在してしまいます。

そして国を動かしたり、企業で大勢の従業員を養ったりすると、どうしても末端にいる人たちを軽視する人が出てきます。

つまるところ、このハイド氏が言いたい内容を簡潔に表すと「自分のような立場の人間に、よく交通違反で取り締まれるな」でしょう。

はっきりそう言ってしまった方がまだ良かったかもしれませんね。

そして少し笑顔を見せながらおとなしく捕まった方が、まだ余裕のある人間に見えて、見どころもあったかもしれません。

もちろん交通違反はダメです

ところが出てくる言葉は、動画の通りでただただ面倒くさい奴に成り下がっています。

これは見方を変えると、ただ言い訳をしているだけの大人が、許してくれそうな人(フランジオーニ巡査部長)と知り合いだから、そいつを呼んで許してもらっちゃおう、と言う図なんですよね。

そしてすべてボディカメラによって動画として撮られているという、なんともお粗末な姿を晒しているわけです。

「半年後に選挙がある」→「動画に撮られている」→「捕まると選挙に影響する」→「罵る」→「逃げ切る」に賭けたのでしょうけれども、これが保身に走った結果です。

違反を素直に認めて、平身低頭謝罪でもしておいた方がまだ救いがあったかもしれません。

権力しか使えない人間は「おつむが弱い」というのは、こういったところなわけですね。

権力や資産を手に入れて、「私は他人よりちょっと抜きん出ている」と自己評価しているかたは、是非この動画のハイド氏の姿を見て、自分の行動を省みてください。

まとめ

相手が誰であろうと平等を貫くベスキン巡査と、法の下の平等以上に自分への敬意と尊厳を求めたいおバカな下院議員とのやり取りでした。

まぁ、最後にどうなったかは実際に動画を見てもらった方がいいでしょう。

ただただ情けないのは、車から出てきてベスキン巡査や他の警察官に「自分がどれだけ地域の住民や公共性に貢献しているか」を説いていた間も、チャック全開だったところでしょうかね~。

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