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メディアコンテンツのお話

レンタネコ

2025年2月22日

2月22日と言えば「猫の日」だそうです。

最近の猫人気の爆上がりからそういう日が作られたのかと思いきや、制定は意外に早くて1987年らしいですね。

その頃小学生だった筆者は、猫の日とは無縁のペットのいない生活を送っていましたし、正直猫は特別好きでもありませんでした。

それが今ではたくさんの猫に囲まれて過ごしているのですから何がどうなるか分からないものですね。

まぁ、これまでも何度か猫を飼っている話はしてきましたが、今回はそんな猫を題材にした「レンタネコ(2012年)」という映画をたまたま見たので、そのお話をしたいと思います。

市川実日子の初主演映画

ウィキを見る限り、市川実日子の初主演映画ではないかと思います。

サヨコ(演・市川)は自分の飼っている複数の猫を寂しさを感じている人にレンタルする「レンタルネコ」業を営んでいます。

拡声器を使いながら「レンタ~ネコ、ネコ」と声を上げながら、猫たちを乗せたリヤカーで河原を歩きます。

・・と、ここで猫好きの視聴者からは「受け入れられない」というお決まりの嫌悪感が発せられます。

「リヤカーにおとなしく猫が乗っているはずがない」とか「猫を慣れていない家に貸し出すなど論外」などの声がネット上にあったのですが、そこは作り話ですから一々目くじらを立てる必要もないでしょう。

ただ、保護猫の譲渡で譲渡先の家に馴染めるかどうかの「トライアル期間」というのはありますから、「レンタネコ」というのがあっても特別おかしいとも思いません。

最初にレンタルするお客さんとのやり取りがあるまでは、「どういうふうに貸し出すのだろう・・」と興味津々で見ていたのですが、猫を飼うのにふさわしい家かどうかなどその人の状況をきちんと事前に確認していたので、このあたりの描写があれば、見ている方は例え作り話と言えど安心しますよね。

最初にレンタルしたいと申し出た女性のお話

最初にレンタルしたいと申し出たお客さん(演・草村礼子)は、夫と愛猫に先立たれ、息子(演・眞島秀和)ともうまくいっていないためその寂しさから猫をレンタルしたいとサヨコに話しました。

何より猫を飼ってしまうと、自分が先に亡くなった時に猫が置いてけぼりとなりますが、レンタルであれば自分が死んだ後も返せるから安心だと言うのです。

この話、実は実際にこういう人が身近にいたので気持ちが分かるのです。

その人は、筆者が営む仕事のお客さんで、70歳を少し過ぎた男性のかたでした。

このかたがもう70歳代に突入した頃、愛猫2匹を相次いで亡くしてしまい、寂しさだけが残ってしまいました。

独り身でマンションの最上階に住み、クラシック音楽を聴きながら老後を過ごしているようなかたで、お金には不自由していないそうです。

猫たちとの暮らしを思い出すと、また新たな猫を迎えたいという気持ちもあったそうですが、それでももう猫は飼えないと言っていました。

そう、自身の年齢が高齢だったからです。

もし、独り身の自分に何かあった時に猫たちだけが取り残される・・・。

そう思うと、新しい子を迎える勇気が出なかったと言います。

ただ、この男性自身が弱って元気がなくなっていくのを見るにつれ、”それなら”とある提案をしました。

「猫を飼ってください。もし、あなたに何かあったその時には、うちで猫を引き取りますから。」と。

普通に保護団体に相談しても、やはり高齢の1人暮らしなので断られてしまうケースがほとんどですから、筆者の知り合いの保護団体のかたに事情を説明して、結局2匹の保護猫を譲渡してもらいました。

この話が2年くらい前になります。

仕事上の取引は今はないので近況を知らないのですが、何も連絡がないので今でも元気に猫たちと暮らしているのでしょう。

「レンタネコ」を見て、ついこの男性を思い出してしまいましたね。

「あぁ、サヨコが実際にいてくれればなぁ~」と。

筆者の知る限り猫をレンタルする仕事をしている人に出会った経験がありません。実際にいるのかなぁ?

心の穴ぼこを埋める

確かに、猫がいてくれると楽しいですし、寂しさは埋めてくれるかもしれませんね。

「光石研」、「山田真歩」、と様々な心の穴を持つ人たちが出てきましたが、猫を通じてみんな元気を取り戻していきました。

サヨコと幼馴染の吉沢茂(演・田中圭)だけは、ちょっと残念でしたけどね。

山田真歩が演じるレンタカーショップの店員とのやり取りで、サヨコが切れたランク付けの話はある意味、猫とは関係なく「自分の価値観を大切にしたい」というサヨコの叫びが聞こえてきましたね。

おそらく、自分の価値観を大切にしているがために、「結婚できない(結婚したいけど)」のかもしれませんね。

うそっ!ファンフラ

サヨコの隣人の一風変わった感じのおばさんがいたんですけど・・・。

演じている人が「小林克也」でびっくりしましたね。

というか、おじさんでいいんじゃないかな(笑)

埼玉県人としては、「小林克也」と言えば「ファンフラ」ですからねぇ。

まさか、10年以上前の映画とは言え、ビジュアルで見られるとは思ってもいませんでした。

懐かしいですね。今でもファンフラってやっているんですか?(・・・検索中・・・)うわっ、やっているんですね。

しかも、昔と同じ毎週金曜日の朝9時って、変わらずに続いているっていうのは凄いですね。

小林克也のオバサン姿も印象的でしたが、サヨコに対して背が高いと男にモテないと言い放ち、さらには貧乳を馬鹿にして・・随分と攻めていましたね(笑)

(まとめ)何となく最後まで見てしまった

もの凄く緩い感じの映画でしたが、何となく最後まで見てしまいましたね。

サヨコの本業は、投資家であり占い師であり、他にもなんかありましたが、レンタルネコ業は副業としてやっているという設定でした。

結構、批判的な意見も多かったようですが、実際にこういう人がいてくれたら少なくとも、「年齢を理由に飼うのをためらっている人たち」には利用されそうなサービスになる気がします。

サヨコも言っていましたが、もちろん「生き物を傷つける人」がいるのも事実なので、もし本当にこの職業があれば保護猫を譲渡する場合と同じように徹底した顧客管理が必要となるでしょう。

「猫の日」だったので放送されたのかもしれませんが(BSチャンネル)、人間の何か足りない部分を埋めてくれる猫たちの存在に感謝したいですね。

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