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フリートーク

自動給水器の電池消耗について質問したら答えの文章があのフローだった

2025年4月18日

以前に「文章の数学的思考とフロー」の考え方では「結論を最後に書く」という話を書きました。

[結論は最後]文章力を上げるためのフローと「数学的思考」とは

ブログやnoteなど、文章作成が中心となるコンテンツ作成者に向けて「文章術」を解説しているサイトは少なくありません。 そして、その解説サイトの多くが、「Web上で公開する記事は結論から書く」というのが ...

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今回はGeminiさんとのやり取りで正にこのフローによる返事をもらったので、紹介してみたいと思います。

室内でペットを飼われているかたは、「ペット用の自動吸水器」というものがあるのをご存知だと思います。

ゴミや毛などがフィルターでまとめられて、水だけがポンプで押し上げられるので、いつでも清潔な水が飲めるようになるのです。

最近の自動給水器のモーター音は本当に静かで、我が家も2台置いていますけれども全然うるさくなくて助かっています。

そして現在使っている給水器は、単三電池4本でもUSBケーブルからの給電でもどちらでも利用できるようになっているので置く場所も柔軟に決められます。

ではGeminiさんに何を聞いたのかと言うと、「電力消費」についてなのです。

使っている給水器はオートセンサー式なので動くもの(猫や人)が近づいた時に給電されます。

つまり給水器の電源がオンになったりオフになったりを繰り返す「感応式」なわけですね。

給電は2通りあります。

付属のUSBケーブルを「USB AC充電器」に挿して直接給電する、もしくは乾電池を使ったケーブルレスで給電する、このどちらでも利用できます。

そして環境としては1台はUSB給電ケーブル、もう1台は乾電池で動かしていました。

しかし乾電池は2週間くらいで消耗してしまったため、乾電池の持ちが悪いのか感応式でオンオフが発生するのが悪いのかが分からなかったのです。

そこで以下のように聞いてみました。

乾電池で動いている猫の自動給水があります。
節電のための感応式で動いたり止まったりするのですが、電池の消耗としては付きっぱなしと付いたり消えたりとではどちらがいいのでしょうか?

するとまずGeminiさんは「一般的に感応式の方が電池の消耗は少なくなります」と返してきました。

筆者の質問に対する簡潔な答えであり、これがつまり今回の主題である「導入」となったのです。

次に主題に対する主張を理由として述べてくれました。

主張では内容を分解、比較、構造化、モデル化して細分化していきます。

今回は水を押し上げるポンプの電力とその動作時間について2つにリスト化(分解)してくれています。

理由は以下の通りです。

■動作時間の違い
感応式は猫が近づいた時など必要な時だけ動作するため、ポンプが動いている時間が大幅に短縮されます。
一方、常に動きっぱなしのタイプは、猫が水を飲んでいない時間もポンプが駆動し続けるため、無駄な電力消費が発生します。

■ポンプの起動時の電力
ポンプは起動時に比較的大きな電力を消費します。
常にオンオフを繰り返す感応式の場合、起動回数が多くなるため、その点は不利になる可能性も考えられます。
しかし、通常の使用頻度であれば、動作している時間の短縮による節電効果の方が、起動時の電力消費を上回ることが多いと考えられます。

一般的に感応式の方が電池の消耗は少なく、それは必要な時だけ動作し、例えオンオフを繰り返しても節電効果が高いのでは、という主張でした。

それを踏まえた上で、質問者(筆者)が「電池の消耗について聞きたがっている」ので解説として以下の注意点を挙げてくれました。

ただし、いくつかの注意点もあります。

■センサーの感度や設計
センサーの感度が悪く、猫が近づいてもなかなか作動しない場合や、逆に頻繁に誤作動する場合は、期待した節電効果が得られない可能性があります。
また、製品の設計によっても電力効率は異なります。

■ポンプの性能
ポンプ自体の消費電力が大きい場合、感応式でもそれなりに電池を消耗する可能性があります。

■使用頻度
猫の使用頻度が非常に高い場合は、感応式でも常に近い頻度で動作することになり、常に動きっぱなしのタイプと大差なくなる可能性もあります。

導入で、「感応式の方が電池消耗が少ない」という答えを主題にし、その主張を2つの理由で吐き出した上で、それに対する3つの異なる見解を解説してくれました。

そして最後に結論を語ってくれています。

結論として、多くの場合は感応式の自動給水器の方が電池の持ちは良いと考えられます。
製品を選ぶ際には、センサーの感度やポンプの消費電力なども考慮すると良いでしょう。

今回のようにある質問に対する回答の文章構造が、正に結論を最後に持ってくるパターンとなっていました。

調べたい答えである「結論」を先に持ってくると、「感応式の方が電池の持ちが良いけどセンサーの感度やポンプの消費電力なども考慮するとよい」の部分がまず目に入ります。

これが最初に来てしまうと少し説明があっさりしすぎていてもう少し詳しく知りたくなりますね。

結論にインパクトがあまりない場合は、やはり導入から主張と解説を経て最後に結論でまとめる方が分かりやすい時もあるのです。

今回のGeminiさんの回答が正にお手本のような構成で返ってきたので、数学的思考のフローのおさらいをしてみました。

念のため給水器の給電をその後どうしたのかというお話もしておきたいと思います。

この質問の後、人や猫があまり頻繁に通らない場所に給水器を置き換えたのですが、電池の持ちはあまり良くありませんでした。

感応式によるオンオフの発生が頻繁ではなくなっても、それほど変化はなかったので元々電池を消耗するのかもしれませんね。

静音タイプも影響しているのかもしれません。

乾電池を頻繁に購入するのも面倒なため、結局2台ともUSB給電に変更しました。

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