先日読者さんからの「地方への移住」に関する質問で、北海道での筆者の暮らしを織り交ぜながら回答させていただきました。
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[質問に回答します]海に近い場所で暮らしたいけど移住後の不便はな点は?
ちょくちょくフリートークなどでも北海道での暮らしについて書いていますが、先日「せっかちべっかむ」さんというかたから北海道での暮らしについてご質問をいただきました。 こんにちは。初めて質問します。 宮嶋 ...
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この時の話では地方での仕事についてあまり触れなかったので、少し補足しておきたいと思います。
地方での働き口のリアル
都市部に住んでいるかたがネックに感じるのが地方での生活面、取り分け仕事に関しては不安を持たれると思います。
地方で暮らす際に会社員としての生活というのは、だいぶ仕事の幅が限られるでしょう。
「地方」と言っても、そこそこ人口の多い地方都市もあれば農村のような地域もあり一括りにはできないのですが、筆者の暮らす地域で海が見渡せるようなのどかな町であれば、以下のような環境が当てはまります。
- 買い物に行くにも隣町のスーパーまで10km~20kmを車で30分~1時間かけて行く
- 料理を出すような飲食店は夜はやらない
- コンビニは数える程度
- 民間の大きな病院はない
- 金融機関は簡易郵便局のみ
- 会社はほぼ家族経営
もし会社やお店など社員やアルバイトなどの雇用されて働くのであれば、地方都市まで車で通勤する覚悟は持っておいた方がいいかもしれません。
山あいの小さな町に住んでいる知り合いは親から引き継いだ家があるため、そこから都市部まで、平日に片道50kmほどを車通勤しています。
「引っ越せばいいのに」と思いますが、このかた曰く50kmでも60kmでも車通勤であれば全然大変ではないのだとか。
合間には峠道もあり冬は多少怖さがあるのですが、先日のご質問にあったように地形の端っこや海の見える町に固執してしまうと、外に働きに行く仕事の場合こういった環境になる可能性もあります。
また地方都市であっても、外で働く仕事というのが中々見つからないと言いますが、それはやはり選り好みをしてしまうからです。
介護職や運送系、ホテル関連、不動産、病院系と色々あるのですが給料面や忙しさへの不満で、地方で働くよりも都会に出て行ってしまう若い人が多いのです。
地方への移住を考えると、最初の内は生活面に不慣れでしょうから仕事に集中できないという不安もあるかもしれません。
それであればどこでも仕事ができるインターネット環境を使ったり、地方ならではの仕事を自分で運営したりと自営業で生きていけるかたは「地方移住しやすい」というお話を前回させていただきました。
フランチャイズはどうなのか?
敢えてそれに付け加えるとすれば、フランチャイズによる開業を目指してもいいかもしれません。
このような「BMフランチャイズ」というサイトでは、以下に分別してフランチャイズ開業できる仕事を紹介しています。
- 業種別
- 予算別
- 開業スタイル別
- 地域別
「フランチャイズ」で間違ってほしくないのは、成功事例の高いビジネスモデルを毎月のロイヤリティと引き換えに提供してもらえるだけであって、フランチャイズのすべてが成功するわけではありません。
ロイヤリティが発生しないフランチャイズもありますね
それはビジネスモデルは上手くできていても、その地域にはこのビジネスモデルは合わなかったという場合もあるからです。
その点「BMフランチャイズ」のようなフランチャイズによるビジネスを紹介しているサイトは、「自分が現在暮らしている地域」で開業できそうな仕事も探せるのが特徴です。
もちろんフランチャイズでも「開業」ですから、個人事業主か法人を起ち上げてからのビジネス開始となります。
開業資金や当初の運転資金が必要となるので、自分が現在持っている資金がどれくらいか当初資金がどれだけ借りられそうか、なども判断しなければなりません。
これも自分の「予算」に合ったものを選択できるので、非常に探しやすいのではないかと思います。
気になったフランチャイズモデルがあれば、その資料請求も同じ画面からできますし、地方移住と共に一念発起するというスタイルを取るのも一つの生き方かなと考えます。
(まとめ)社会貢献も考える
地方移住を考える人は、現在の仕事にやりがいを感じていないという環境の不満もあるかと思います。
やりがいを感じない仕事というのは、だいたい「雇用された環境なのでは」と勝手に思っているのですが、せっかく暮らしを一変させようと行動するなら仕事面でも自分の考えで運営していくのも面白いのではないでしょうか。
結局仕事というのは社会貢献や地域貢献、人への貢献なのでそれらが満たされるものを地方移住後も探してもらいたいですね。