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フリートーク

ちゃん付けがセクハラになる??

2025年10月24日

10月23日、職場の「ちゃん付け」呼びが「セクハラである」と東京地裁で認定されました。

佐川急便の40代の元女性従業員が、同僚の男性から「ちゃん付け」で名前を呼ばれたり、体形や容姿などの指摘を受けて、約550万円の慰謝料を求めていた裁判の判決が出て、東京地裁は男性に22万円の慰謝料支払いを命じました。

今回はこの件を少し掘り下げてみたいと思います。

今日このニュースが一斉に報道されました。

正直、ちょっと意味が分からなかったですね。

というのも、この一報をテレビのニュース番組で知った時の見出しが、「ちゃん付け呼びで22万円の慰謝料を命じる」だったのです。

「ん?〇〇ちゃんと呼ばれただけで訴えたわけ?」

と思ったのですが、もしかしたら今の時代は自分のこの違和感がおかしいのかもしれないと思い、その後SNSなどでこの件の反応を見てみました。

違和感は間違いではなく、やっぱり同じく衝撃を受けている人の方が多いような気がしましたね。

まぁよくよく確認してみると、「かわいいね」とか「体形がいいよね」などの容姿に対する指摘も男性から受けていたようです。

報道されている内容だけで読み解くと、良い方向で言われているわけです。

もしかすると、この女性にしてみたら”からかい半分”で言われている、という気持ちがあったのかもしれませんけど・・。

それでも決して容姿に対する悪口を言われているわけではなく、ある意味褒め言葉に近いわけです。

でもその結果、女性はうつ病になったそうです。

褒め言葉でもいやだった。それに普段のちゃん付けも拍車をかけた。

女性側の立場を最大限重視して、考えられるとしたら以下の2通りです。

  • 死ぬほどこの男性が嫌いだった
  • あまりにも毎日続くので嫌になった

死ぬほどこの男性が嫌いだった

自分の容姿に対して褒め言葉を投げかけられても、その言葉を発した相手が自分の最も嫌いな人であれば、褒め言葉でも何でもなくなるでしょう。

むしろ話しかけてくるだけで、避けたいぐらいの気持ちになっていたのかもしれません。

避けて他の場所に行こうと思ったら、「待ってよ。〇〇ちゃん」となれなれしく(下の名前とかで)呼ばれて「ちゃん付けしやがって」というパターンです。

もちろんすべて想像で、女性がこの男性をもの凄く嫌っていた場合の話です。

「よっぽど男性を嫌っていたんだろうね~」と思わざるを得ないのは、ニュースの文面を読んだ側(筆者)の「それぐらいで・・?」という男性への僅かな同情のためです。

あまりにも毎日続くので嫌になった

むしろこちらの方がまだ納得できるかもしれませんね。

女性はこの男性を何とも思っていないのです。

好きでも嫌いでもないけれど、顔を合わせるたびに毎回容姿を褒めてくる、おまけに特別仲が良いわけでもないのに「ちゃん付け」で呼んでくる・・・。

本心なのか下品な下心なのか、あまりにもしつこくて鬱陶しくなってきたけど、顔を合わせないわけにはいかない。

たまに皆がいる前でわざとらしく褒めてくる、周りに見せつけるようになれなれしい態度を取ってくる。

段々と怒りが湧いてきたものの、特に暴力を振るわれたとか汚い言葉を投げられたとかでもないので、怒りの矛先が見つからない。

そして考え込んでうつ病になってしまった、とそんな感じでしょうか。

ちなみにこれも想像です。

男性としては

2つ挙げてみました。

実はもう1つ、今度は男性側の立場を最大限に重視して見ると以下のようになります。

「女性が超神経質だった」

つまり女性の方が考え過ぎなのでは、という場合ですね。

そしてこの件についてSNSなどで驚きの声が上がったのは、正に男性側の立場で見た人が多かった、という結果なのではないかと思います。

いや、普通に「ちゃん付け」で呼ぶし、呼ばれるでしょう、と。

女性が鬱になるほど不快な思いをされたのは事実なので、憶測であれこれと語るわけにはいきません。

ただ、会社側も女性が鬱になる前に何とかできなかったのか、周りにいる人たちが何とか食い止められなかったのか、裁判まで行く前にどうにかできなかったのか、と思ってしまいますよね。

喧嘩で終われなかったのか、と。

外野としては、やはり「この程度で」という思いが拭いきれないのです。

そう言えば・・

筆者が20歳前後の頃、こんな話がありました。

それは当時の小学校では、友達同士でも呼び捨てやあだ名で呼ばず、必ず名前に「さん」を付けて呼ぶ、と決まっているという内容でした。

その当時、小学校に子供を通わせていたかたに聞いた話なので、日本全国すべての小学校でそういう決まりがあったわけではないと思います。

ただ報道で40代と言われるこの女性が、40歳になったばかりであれば、筆者が20歳前後の頃に小学校の高学年で学校生活を送っている時期と計算できます。

「ちゃん付け」で呼ばれるのに慣れていなかったのか、たまたま「ちゃん付け」で呼ばれたくなかったほど男性を嫌っていたのか、真相は分かりませんが、この裁判で賠償金命令が下ったのはちょっと切ない気がしますね。

まさかのまたまたAさん

そう言えば前回は、当サイトに3回目の登場となったAさんが以前に「みんなの大家さん」に出資しかけた話をお届けしました。

【Aさん三たび登場】訴訟を起こされたあの不動産投資商品に出資しようと心が傾きかけていたお話

今回もあのAさんのお話です。 実はこのAさんについては、”失敗したなぁ”と反省している点があります。 それはこんなにAさんが当サイトに登場してくる予定ではなかったので、仮の名前をもっと人間の名前っぽく ...

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この記事内では私たちが会話した内容を会話調にして表現しています。

そしてAさんは筆者に対して「僚ちゃん」と呼んで話し始めていますよね。

これはその通りに書いています。

私たちは男同士、年齢も少し離れていますけど・・別に「ちゃん付け」を不快に思った場面は一度もありません。

やはり今回の佐川急便の件は、この男性と女性の間に個人的に何かあったと思いたいですね。

元々わだかまりが色々あって、「とうとう”ちゃん付け”も不快に感じるようになったのだ」と。

Aさんと筆者の距離感は、ちゃんだろうが君だろうが呼び捨てでも何でもいいと筆者は思っています。

しかし今回のお話を一応教訓とするのであれば、相手との親密具合や(先輩・後輩のような)年齢差などをしっかり測った上で適切な対応を取った方がいい場合もあるようです。

ざっくばらんな関係もいいと思いますけどね。

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