いつの時代でも、他人とのコミュニケーションに悩んでいる人は、結構多いのではないでしょうか。
最近のようにAIを相手にした時であれば、例え少し下手な話をしたところで、「相手はAIだからいいか。」と思えるかもしれません。
しかし、人間ましてや上司や異性などを目の前にした途端にうまく話せなくなる人には、会話が続かなくなった際の「シーン」と言う状況に耐えられないのだと言います。
そんな初対面の相手だったり、普段仕事を共にする上司だったり、緊張で共通の話題を一生懸命探してしまう時に、覚えておきたい王道ともいえる5つの話題でとりあえず時間を稼いでみましょう。
- 食べ物
- 運動
- 仕事
- お金
- 睡眠
では、順番に見ていきましょう。
食べ物
まずは、王道の一番手と言えば「食べ物」ではないでしょうか。
ただし、「何が好きか?」というのは、すぐ会話が終わってしまう確率が高いでしょう。
例えば、「よく行く〇〇地域で何かお勧めの店はありますか?」や「忙しい時とかどういう場所で食べたりしますか?」など「自分が同じ場面になった時の参考にしたい」と言う形で質問すると相手も応答しやすくなります。
お勧めの店で蕎麦屋の話題になれば、自分がよく行く蕎麦屋や麺類の話題も提供でき、波に乗ると結構キャッチボールが続く可能性が高いです。
食に関する話題が嫌いな人はあまりいないので、自然とそこから好き嫌いの話やお子さんがいるかたの場合は、お子さんの食事の話など膨らませていける場合が多いでしょう。
ドラマの「孤独のグルメ」などで紹介されるようなお店が地元にあったり、働いている場所の近くにあったりする場合は、ドラマの話題に持って行ってもいいかもしれません。
もちろん最低限、自分が「孤独のグルメ」を見ている必要がありますけどね(笑)
運動
運動も共通の話題として話が広がりやすいでしょう。
例えば、「普段忙しそうですけど、何か運動とかしていますか?」のように相手の体を気遣いながら、そのまま相手の普段の運動が趣味であれば、趣味の話として引き出せる可能性があるので運動の話題も使いやすいと思います。
体型がいいかたであれば、「体型が良くて羨ましい!」と言うニュアンスで話すと褒め言葉にもなります。
仕事
そして、やはり「仕事」の話題は使いたいところですね。
異性などでざっくばらんに聞くのであれば「最近、仕事どう?」や「仕事は順調?」のような感じでもいいでしょうし、取引先の人と少し雑談になった時に、「最近、どのような仕事を担当されていますか?」、「この前うちで納めた製品に何か不備な点はありますか?」など、付き合いの程度にもよりますが、仕事の内容に少し踏み込める場合は仕事内容についても質問してもいいかもしれませんね。
仕事の話は、そのまま相談に繋がったりするので、仕事関係の雑談の合間であれば必ず挟みたい内容になると思います。
お金
お金の話題は、「今現在自分が何かにお金をつぎ込んででもはまっている趣味や仕事の延長上の内容などありますか?」のように、余剰なお金がある前提で聞いてみましょう。
間違っても、「貯金はいくら持ってますか?」のような保有している金融資産を尋ねる真似だけはしないでおきましょう。
「そんな余裕ないよ~」という自由なお金がないという返答であれば、自分が今お金を使って打ちこんでいる趣味や作業内容などを語ってみましょう。
お互いに「余裕がない。お金がない。」で終わってしまうと、「ぱっと稼げる方法はないかな・・?」というようなネガティブ会話に突入するので、せめて自分だけでもお金を使って打ちこんでいるものがある話はできるようにしておきたいですね。
睡眠
睡眠は、必ず誰もが取るものなので、「睡眠時間をどれくらい取っていますか?」や「眠れない時とか何か飲んだりするものはありますか?」など睡眠の質や量など様々質問できるでしょう。
寝付きや寝覚めなどの質は、年を重ねるほど落ちる傾向にあるので、上司や年配のかたにあからさまに「睡眠の質はどうか?」と言う質問をしてしまうと「年寄りだから心配してくれているのか?(笑)」と雑談を続けるはずが、気まずく逆効果になる可能性もあるので注意が必要です。
(まとめ)雑談は「うわ~2人きりになった~」と思わない
1対1で雑談が必要な場面では、まず「あちゃ~、2人きりだよ~」と思ってはいけません。
その緊張感は相手にも微妙に伝わりますから、笑顔で挨拶しながら、上の5項目を上手に駆使してまずは2人きりになった時間を何とか乗り切りましょう。
雑談ができる人の印象は、話し上手(営業上手)に見えますから、雑談が苦手な人は少しでも克服できそうと感じてもらえれば嬉しいですね。
ちなみに、筆者は上記5項目の内「食べ物」で「コーヒーが飲めない」と言う話をするとそれだけで会話がしばらく続くのですが、初対面でしか使えない技でもあります(笑)