保守を批判したい人たちが、高市さんのワークライフバランス発言の揚げ足を取っていましたね。
高市さんの発言の文脈も考えずに「ワークライフバランスを否定している」という風に捉えたメディアの発言を聞き、それに乗っかった人たちがSNSで騒いでいたようです。
高市さんの発言を汲み取ってみましょう。
(日本国民の信頼を失ってしまった私も含めた)自民党員には、今まで以上にもっともっと働いてもらう。
かっこの中は公には発言されていないかもしれませんが、自民党員への叱咤激励であり、今までと同じではダメだという高市さんの決意表明のようなものです。
そして、自分も馬車馬のように働いて、(腐りきった)自民党と日本を立て直していきたい、とまぁそんなところでしょう。
日本国民に対して「ワークライフバランスを崩せ」とも言っていないし、「お前ら国民は働いて働いて・・」とも言っていないのが普通に分かりますね。
他人の企業をお手伝いしているサラリーマンなどの給与所得者であれば、ライフを自由に取れないのは分かります。
しかし、そもそもワークというのは楽しいものです。
経営層などは皆そうだと思うのですが、24時間365日、常にビジネス(ワーク)について考えているのではないでしょうか。
ワークしている以外の時間がライフであると言う人は多いと思います。
それだけワークに生きている人であれば、決して高市さんの発言に目くじらは立てないでしょう。
したがって、高市さんの発言に対して「お前はもっと働けと言うのか!」と批判している人たちは、「今が嫌なのに、これ以上まだ嫌な思いをしろと言うのか!」と聞こえてしまうのです。
ワークが嫌なのであれば、何か進むべき道を間違えているのか、現在の状況からやりがいや生きがいを見いだせていないのかもしれませんね。
そもそも世界の経営層を見ても「ワークライフバランス」というような言葉で、仕事と休日のバランスを取ろうとする考え方はありません。
仕事(ワーク)というのは自分の生活(ライフ)の中にある一部であり、ワークに比重を置くからと言って、ライフを軽んじるというわけではないのです。
日本だとワークを優先にし、その結果自分の休日も家族も蔑ろにする傾向からワークとライフを天秤にかけるような考えが当たり前のようになっています。
そしてワークに比重を置くのが美徳という意識がまだまだ根強いのではないでしょうか?
正しくは自分のライフがいかにワークにいい影響を与えるのかを考えなくてはならないのです。
自分の努力の担保を「長い時間を働く」という姿勢で補おうとするのではなく、しっかり休むためにどのように自分の作業を効率化させたらよいかを考えます。
そして、そのように行動するためには自分に自信を持たなくてはならないのです。
正に今、日本人が失っている「自信」を取り戻すチャンスがやってきているわけです。
くだらない揚げ足取りはやめて、これから起こるであろう日本の政治情勢とそれに伴う世界の状況を予測しつつ、自分の「ライフ」についてもっと真剣に向き合っていきたいものですね。

