今日のタイトルは、読むかたにとっては本当に申し訳ないと思うくらい画数の多い漢字だらけになりました。
まぁ、書くほうにとっては実際に書いているわけではないので画数があったところで何のそのであります。
・・・蝦夷の後の文字読めますか?
以前、漢字を腹に携えた魚が海を泳ぐ動画を作っていて、その漢字にも登場する字なのですが、どうでしょうか?
っとその前に「蝦夷」が読めない人のために先に書いておくとこれは「えぞ」ですね。
いわゆる「北海道」という意味ですが、これはたぶん大丈夫でしょう。
それに最近は「ゴールデンカムイ」が人気だし、「るろうに剣心」は北海道編が連載中なので、この「蝦夷」は結構目にする機会も多いと思います。
その「えぞ」の鮑なんですが、これが本当に絶品です。
そう、「蝦夷鮑」というのは「えぞあわび」と読みます。
普段よく食されているのが「黒鮑(くろあわび)」だと思うのですが、「蝦夷鮑」も黒鮑の一種だと言われています。
今回は、日本海側で漁師さんをやられているかたから獲れたての冷凍保存を頂きました。
現在は鮑も良く取れるようで漁師さんからすると珍しくもなんともないのでしょうけれども、普通の庶民としては普段あまりスーパーなどで見かけない高級食品です。
恥ずかしながらたぶん鮑自体を食べるのは20年ぶりくらいで「蝦夷鮑」は初めてだと思うのですよ。
黒鮑よりも若干小ぶりなのですが、保存していたパックから鮑を出した瞬間に磯の香がキッチンに充満しました。
なんだか歓喜に沸いてここの写真を撮るのを忘れました(笑)
最初は刺身で食べようと思っていたのですが、思っていたよりも固く結局「醤油+酒+みりん+塩」で少し煮て、細かく刻んで食すとしました。
食感がこりこりで歯ごたえが良く、ありきたりな感想ですが「こんなに美味いのか!」と感動でしたね。
半分は食事と一緒に、半分は焼酎のおつまみとしてありがたく頂きました。
先述の通り「鮑」というのは高級食材のため、密猟の対象になりやすいんだそうです。
中でも「蝦夷鮑」というのは獲れる地域が限られているため中々一般的に購入できるような流通があまりないそうで、北海道に住んで13年ほどになりますが、今回初めての経験をさせていただきました。
結構各地域の漁師さんから魚以外にもホタテや今回のような鮑など様々な魚介類を頂く機会が多いのですが、「本当にこんなに頂いていいの?」というくらいに文字で言うと「どさっ」と渡してくれるんですよね。
「自分たちは普段食べ飽きているから」という理由をおっしゃるかたが多いのですが、それにしてもたくさん頂くので毎回感謝しかありません。
はい、
というわけで今回は”鮑を頂いたぜ~”という自慢をしただけの回で終わらせていただきます(笑)