最近やたらと目につくのが、俳優の不倫とペットYouTuberの虐待疑惑の2つの騒動です。
まぁぼかしてもしょうがないので、俳優は「永野芽衣」とYouTuberは「もちまる日記」ですね。
このかたたちの話題の信憑性は外野である筆者には分かりませんし、ほとんどの人が外野なのですが、なぜか盛り上がっているのはその外野の人たちなんですよね。
「永野芽衣ちゃんはこんな人だと思っていたのに裏切られた」
「大して実績もないのにざまあ」
「芸能人呼んだり2匹目入れたあたりからおかしいと思ってた」
「虐待して金稼いだんだからもう十分」
ここぞとばかりに突っつくわけですが、こういったコメントを集約すると「自分はこうだと思っていたのに、(アイツらは)そうじゃなかった」、「(自分は)(大して可愛くもなく実績もないくせに)モテモテで楽しそうな(アイツ)が癪に障る」、「(自分は)(ペットなんかで)お金を稼いでいる(アイツ)が羨ましい」あたりで落ち着きそうなのです。
「不倫はダメ」「虐待はダメ」という正論を盾に、多くの人が「自分」の嫉妬や羨望の含んだ気持ちを吐き出しているだけなんですね。
逆算するとそれだけ鬱憤の溜まっている人たちが現代の日本にはたくさんいて、そういった環境を作り出しているのが国家運営を任された政治家たちとなるわけです。
はっきり言って最近も含めこのような騒動というのは、外野陣にはどうでもいい話です。
不倫は当事者間とその家族の問題であり、そこから当事者たちの仕事の関係者にも影響が広がるだけです。
付いていたスポンサーが降りようが賠償金を請求されようが、今後どうなろうがどうでもいい話です。
むしろペットの飼い方について、「(ペットがそうなるのは)おかしいのではないか」とペットを主語にする指摘であればまだいいのです。
しかしそこに尾ひれが付いて、「ペットを虐待しているのは(わたしが)おかしいと思う」や「ああいう飼い方でお金を稼ぐのは(わたしが)おかしいと思う」と自分の余計な感情を元に発信されるものには何の価値もないのです。
筆者の周りには、それなりに大きな会社を経営されていたり、資産をお持ちだったり生活に少し余裕のあるかたが多いのですが、このような人達と会話をしても不倫だの虐待だのというスキャンダルな話は出てきません。
もちろん、こういったニュースが流れているのは知っていても話題にもなりません。
自分たちの暮らしにどうでもいい話で関係ないからですね。
お金の稼ぎ方が上手なかたは、このスキャンダルを解説するための文章や映像を配信して広告収入を得たり、有料会員だけに発信してサブスクでの収入を得たりするのでしょうけれども、ただただ大勢の批判者に混じって批判をするだけなら時間の無駄です。
それだけのエネルギーがあるなら、別に向けた方がいいでしょうね。
「炎上」というのは言葉のエネルギーの増幅ですが、大抵は自身が主語となる感情が吐き出されるだけで、当事者たちの解決策や世の中にとっての解決策は提示されません。
永野芽衣が不倫しておかしいと思ったのであれば、炎上させるのではなく解決策として「永野芽衣が今後更生できるように(うちで)今と同じ収入を保証して芸能人として再起できるように面倒を見る。」と提示して実際に動いてみてください。
もちまるの飼い方がおかしいと思ったのであれば、炎上させるのではなく解決策として「もちまるが安心して暮らせるように(うちで)今と同じような広い家と庭と十分な食事とおいしい水を与えて面倒を見る。」と提示して実際に交渉してみてください。
解決策を提示すると主語が変わります。
外野が内野に移動する一番早い方法です。
移動できないなら、外野席から応援するだけですね。