自分にまったく有益にならない情報を持ってくる人って周りに結構いませんか?
多くの意見が欲しくて、様々な人の意見をしっかり聞こうと待ち構えていると、その内だんだんと分かってきます。
自分への情報の入り方は、2通りしかないのだと。
まず1つ目は、相手のかたが自身の経験を元に新たな情報を伝えてくれる場合です。
自分の経験や知識をそのまま相手に伝えてくれるので、伝わる情報はより確実なものになります。
そして、もしこの相手のかたでは分からない場合、「〇〇さんなら分かるかもしれない・・」と〇〇さんを気持ちよく紹介してくれたりもします。
そう、これらはすべて実体験が元になる1次情報なので、情報を受け取る側もリアリティを感じながら、次にどのように動けばいいのかを模索しやすくなります。
そしてもう1つは、相手が直接聞きたい情報とは何も関係ないのに、さも知った風に伝えてくる場合です。
例えば、「その情報ならこういう感じだと思うよ。そうやってネットに書いてあった。」というやつです。
伝えてくる相手のかたが、特に自分が見聞きしたわけでもなく、他者の情報をそのまま伝えてくるだけなのです。
ネットに書いていた人が誰なのかも分からなければ、どういう状況でその情報に関する知識を披露しているのかも分からない・・・。
知りたい情報にたどり着くまでに出現する「脇道」というやつになります。
だいたい、手に入る情報は2つ目の方です。
自分でネットで調べた情報もまずはそれがどういう経路で公開されているか、つまり信憑性はあるのかという点から確認する必要があるでしょう。
ネット検索は、本当に便利で早いですが脇道にそれていく可能性も高いです。
この2つにどのような違いがあるのかを見てみましょうか。
ちょうど今、パリオリンピックが佳境を迎えていますね。
様々な競技が行われてきましたが、スケートボードやスポーツクライミング、ブレイキンなど最近追加された比較的新しい競技もテレビを見る限り観客が大勢入っているようで盛り上がっているようです。
今、上の文章を読んで本当に盛り上がっているような感じがしました?
オリンピックで話題に上がっている競技名があって、それをテレビで見た筆者が「盛り上がっているね」と書いているだけです。
「パリオリンピック スケートボード」で検索して、この筆者が書いた記事が引っ掛かってきたらどうでしょう。
読んでみて「そうだね~、盛り上がっていたね~」では何の情報も得ておらず、しかも記事執筆者がテレビで見ただけの感想を述べている記事を読んだだけでは、はっきり言って時間の無駄ですよね。
あるいは、スケートボードが盛り上がっていたと聞いて調べていたら、上の記事を読んだある人が「そういえばネットにスケートボード面白くて盛り上がってるって書いてあったな」と自分に伝えてきたらどうでしょうか。
ネットに書いてあっただけで本当に盛り上がっているかどうかは分からない、と感じると思います。
これがつまり、先に挙げた2つ目の情報入手方法ですね。
でも、実際現地パリに行ってその熱量を動画に撮ったり、直接プレーを見た感想などを書いている記事なら情報の質が違います。
あるいは、競技人口を増やすために、今回の競技をもう一度見ながらプレーを解説している記事や動画などもそうですね。
これらを見て、実際に自分がスケートボードを始めたのであれば、その難しさやコツ、どのような練習が上達までに一番早かったかなどを伝えていけば、自分自身の経験が確かな情報として見ている人たちに伝わっていきます。
これが、先に挙げた1つ目の情報入手方法ですね。
こうやって、分別してみると分かります。
2通りの情報入手経路とは、経験している人の情報かそうでない人の情報か。
「友達の友達のお姉さんから聞いた話」とかも2番目ですね(笑)
そのお姉さんから直接話を聞けたのならまだしも、「そう言っていた」というのは信用には値しない、と理解しておきましょう。
「そのお姉さんから聞きたい。紹介して」と言うと、「い、いや今アメリカ行っているらしくてたぶん無理」というのはよくある話。