当サイトでもこれまで健康や習慣に関するテーマの記事を上げてきました。
「習慣」と言うと、良い習慣と悪い習慣に完全に区切ってしまう場合があると思います。
例えば「健康のためにお酒は控える」とか「健康に良いから睡眠をたくさんとる」、「必ず仕事を優先する」など自分の習慣として良いか悪いかで判断しているのと同時に、第三者から見られた時にその行動が正しい・凄いと思われたいがためにそうしている場合も少なくないかもしれませんね。
しかし「〇〇は絶対にダメ」という我慢する習慣を少し緩和する考えはあってもいいと思うのです。
知人に尋常性乾癬のスモーカーのかたがいて、乾癬を患った多くのかたから「タバコはやめなさい」と言われるそうです。
タバコなんぞ吸っていたら絶対に治らない・・と。
筆者もタバコは吸わないので、「タバコなんて吸っていたら治らないよなぁ」と思う一方、それを治療する医者には「治らないからやめた方がいい」という人と、「余計にストレスを溜めるくらいなら適度に吸った方がいい」という人の両方がいるそうです。
医学的な論文にも「乾癬にタバコはダメです」と発表されています。
しかし同じ医者でも現場で様々な患者を診てきた結果、完全にダメとは言わない医者も出てきたわけですね。
もちろん「患者が減ったら困るから治らないように仕向けているのではないか」と穿った見方もできるので、タバコを吸ってもいいと言っている医者の真意は定かではありません。
この場合のタバコを吸う習慣も「乾癬が治らないから(悪い習慣だから)やめなさい」という「体に悪い絶対ダメな習慣」に対して、「ストレス溜めないくらいに適度に吸ったら」という少し緩和する考えも提案してくれているのかもしれません。
朝食を摂るか摂らないか、という論争も多いですよね。
以前に当サイトの何かの記事で、「筆者は朝食を摂らない」話を書いたと思います。
現代サラリーマンにも朝食を摂らずに飲み物だけで済ます人も多いようで、その多くには「時間がないから」という理由もありそうです。
筆者は前日に最後に食べた時間から14時間くらい空ける”習慣”なので朝食を摂らないようにして、朝は温かいほうじ茶だけを飲んでいます。
前日からの絶食時間を長くする「部分絶食によるダイエット法」のためです
その一方で朝食を抜くのは逆に肥満や糖尿病などのリスクが高まると言われています。
朝食を抜く分、昼食や間食の量が増えてしまい、その結果血糖値が上がってしまうからなのです。
それだったら朝食を摂って、3食を分散した方がいいというわけですね。
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これも習慣なので、「朝食を摂らない」という習慣にたまに早起きした場合は朝食を摂ってみたり、部分絶食をしていても前日の最後に食べた時間が早ければ次の日の朝食の時間には何か食べてみたり、「こうあるべき」と言う習慣を少し外してみてもいいのではないか、とも思うのです。
間食なんて、「痩せるためにもダイエットの習慣として間食はしないようにしている」かたにとっては「敵」かもしれません。
しかしそのような人とは反対に、先ほどの「朝食を摂らない」習慣の人にとっては、朝食や間食による分散摂取は健康面では「味方」になってくれる可能性があるわけです。
大切にしている習慣も、我慢の末に続けている習慣も、時にはちょっとした「緩い違い」を加えてみてもいいのではないでしょうか。
もちろん誰が見ても悪しき習慣というのは直した方がいいかもしれません。
でもガチガチに自分に課している習慣が少し「キツイな」と思ったら、考え方を少し変えてみると違った習慣が新たに生れるかもしれませんね。