今回は、Microsoftのオンラインストレージである「OneDrive」の仕様変更についてちょっと語ってみたいと思います。
Microsoftの組織アカウントを契約しているかたはご存じだと思いますが、「OneDrive」のフォルダは「16種類の色」で色分けできるようになっています。
この色分け、意外に”知らない”もしくは”使っていない”というかたも多いかもしれません。
では、なぜあまり知られていないのか・・?
実は、これはWeb版の「OneDrive」のみの仕様だったからです。
利用方法として一番多いと思われる「Windowsパソコン(以下、パソコン)に同期してエクスプローラーで使用するOneDrive」では、フォルダの色分けはできなかったのです。
しかし、最近の「OneDrive」の仕様変更で、Web版の「OneDrive」で変更したフォルダの色が、パソコンのエクスプローラーで使用する「OneDrive」でも同期されるようになりました。
※Web版のOneDriveでフォルダの色を変更したところ
※パソコンのエクスプローラーで同期したOneDriveでフォルダの色を確認。同期されている
そう、今までずっと思っていたんですよ。
このフォルダの色分けが、なぜパソコンに同期させた「OneDrive」では使えないのか、と。
本当に残念なお話なんですが、年を取ると文字がとっても見えにくくなるので、Web版の「OneDrive」と同じようにフォルダが色分けされてくれたらいいのになと思っていました。
『じゃぁ、Web版を使えば?』と言われそうですが、昔からWindowsを使っていると、やっぱりどうしてもWeb版って好きになれないんですよね。
エクスプローラーで操作する、というのはローカルパソコンの環境で作業している感じがあってとっても落ち着くのです。
でも、フォルダの色分けはWeb版だけでなく、エクスプローラーで使う「OneDrive」にもあってほしい。
そして、ようやく今回の仕様変更で実現したわけですね。
ありがたいのは、Web版だけでなくエクスプローラーウィンドウ内でもフォルダの色を変更できるようになった点です。
変更したいフォルダで右クリックするとメニューから「フォルダーの色」という項目があり、ここから16種類の内、任意の色に変更できます。
もちろん、エクスプローラーでフォルダの色を変更してもきちんと同期されるので、Web版の「OneDrive」を確認すれば同じ色に切り替わっているはずです。
自社で使うフォルダ、個人的な資料フォルダ、画像のみのフォルダなど、現在お使いの環境で作成されているフォルダをカテゴライズして色分けしておけば見やすくなると思います。
この「OneDrive」の仕様変更に気が付いていないかたは、是非使ってみてください。