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フリートーク

上司世代が考えたいZ世代とのコミュニケーション術

2025年6月6日

「世代間ギャップ」というのはいつの時代も付き物です。

特に最近は「〇〇世代」などとやたらと年齢で区切りたがる傾向にあります。

でも同じチームで作業をしたり行動をしたりする場合は、どうしてもコミュニケーションが不可欠となるでしょう。

「あの世代とは話が合わない・・」と世代の違う彼らを敬遠する前に、まず投手である年長者のかたが色んな球種を放ってみませんか?

バッターボックスに立っている若い世代は、もしかしたら敬遠するほど難しいバッターではないかもしれません。

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世代間ギャップ・・あって当然

オンラインでの就職活動が主流となり、飲み会などの機会も減少した若い世代、いわゆるZ世代は上司世代とは異なる環境で育ってきました。

Z世代と上司世代

Z世代は年功序列の意識が少なく、嫌なら転職も当たり前で、就職に苦労しなかった世代。
対して上司世代は、バブル後に就職氷河期を経験した40代から50代。
筆者は上司世代真っただ中の50手前です(笑)

現代の40代・50代と若手の間には、働き方や価値観に大きなギャップが存在します。

彼らの関心事は会社の出世や給料よりも、ワークライフバランス、副業、そして「推し活」などにあります。

そのため上司世代の価値観で無理に「共通項」を見つけようとすると、かえって距離が生まれてしまうので、まずは「共通項はない」と割り切って、コミュニケーションの第一歩を図ってみましょう。

相手のあるがままの姿を受け入れる若者の価値観を否定せず、「自分とは違う」と点を前提に受け入れましょう。「その言葉はどういうこと?」と問いかけ、相手を理解しようとする姿勢が大切です。
相手のあるがままの姿に自分も興味を持つ上から「教える」のではなく、若者の趣味や関心事について「教えてもらう」という姿勢で接します。知ったかぶりはせず、素直に学ぶ気持ちが相手の心を開きます。
成長を話すのではなく、失敗談を多く語る輝かしい成功体験よりも自身の失敗談を話す方が、若者は親近感を抱きやすくなります。「なぜこんな失敗をしたんだろう?」と弱みを見せると、心理的な距離を縮めます。
その仕事が本人にどうメリットがあるかの視点で語る「会社のため」という理由では若者の心に響きません。その仕事を通じて本人がどう成長できるのか、どんなスキルが身につくのかといった「本人にとってのメリット」を具体的に伝えてみましょう。
言葉を略さず、よい点を見つけて具体的に褒める若者が使うような略語を無理に使う必要はありません。褒める際は、単に「いいね」と肯定するだけでなく、「〇〇という点が良かった」と具体的な根拠を示す褒め方が、信頼関係の構築に繋がります。課題を指摘する際も、まず良い点を認めてから伝えると、相手は素直に聞き入れやすくなります。

どのような会話がいいのか?

Z世代にも当然色々な特徴の人がいるので、個人個人の特徴に合わせて接し方を考える必要があります。

何をしていいか分からないタイプ

まだ社会に染まっておらず素直な反面、何をすべきか分からず不安を抱えているタイプです。

社会での経験が浅いので、自分を導いてくれる上司世代を求めている傾向にあります。

このタイプに対しては何でもかんでも褒めるのではなく、ある程度できた段階で具体的に褒めます。

仕事は「20%くらいできたら一度見せて」と伝え、こまめな進捗の確認と軌道修正により、安心感を与え成長を促します。

失敗を極端に恐れるタイプ

ITスキルや語学力など能力は高いものの、プライドの高さから完璧を求めすぎ、些細な失敗で心が折れてしまうタイプです。

仕事を依頼する際に「期限」と「期待する完成度(例:8割くらいでOK)」を明確に伝えます。

「途中で3回報告してね」などと具体的な指示を出し、完璧主義のプレッシャーを和らげ、身動きが取れなくなるのを防ぎます。

仕事への当事者意識が低いタイプ

いつまでも「お客様」気分が抜けず、指示待ちで仕事がどこか「他人事」になっているタイプです。

「この仕事、いつまでにできる?」と問いかけ、本人に期限を決めさせます。

自分で期限を設定させることで、仕事への責任感や当事者意識を引き出します。

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くせ者たちを相手にする年長者は

現代の若者はコミュニケーションに不慣れで傷つきやすく、一度つまずくと孤立してしまう傾向があります。

その一方で彼らは「エコひいき」に非常に敏感です。

上司が特定の部下だけを可愛がると、他の社員のモチベーションは著しく低下します。

したがって上司に求められるのは、全ての部下に対して公平である接し方が大前提です。

その上で一人一人の個性をしっかりと見極め、それぞれの強みを活かせるようなアプローチを心がける必要があります。

親のように、しかし親よりも少し距離を置いた「壁」のような存在になるのが理想かもしれません。

若者たちが安心して挑戦できるよう、彼らを守り、導いていく姿勢が重要です。

勇気を出して・・叱る

さてここが一番厳しいかもしれませんね。

叱られ慣れていない現代の若手社員に対し、パワハラと受け取られずに、彼らの成長を効果的に促すためにはどのような「叱り方」、「注意の仕方」がいいのか・・。

まず前提として、「自分はこうやってきた」を押し付けない点を挙げておきましょう。

「自分の価値観を押し付けない」という意識を常に持っておきたいところです。

現代の若者は上の世代とは異なり、厳しい競争や理不尽な環境に身を置いた経験が少なく、精神論や「俺の若い頃は・・」といった昔話は響きません。

一方で成長意欲が高く、的確な「指導」を求めています。

そのために注意する、指摘する前に意識しておく3点を挙げておきます。

  • ポジティブな前置きで信頼関係を示す
  • 事実と改善策を具体的に伝える
  • 期待を伝えて締めくくる

いきなり問題点を指摘するのではなく、まず「いつも頑張っているね」といったポジティブな事実を伝えます。

その上で「君の成長を願っているから、あえて言うね」といった前置きをすることで、相手は安心して話を聞く態勢になります。

「なぜダメなのか」を感情的に伝えるのではなく、「事実」と「それがなぜ問題なのか」、そして「どうすれば良くなるのか」をセットで具体的に、ロジカルに説明します。

最後に「君ならできると期待している」とポジティブな言葉で締めくくって相手の自己肯定感を高め、前向きな行動を促します。

(まとめ)過去の成功体験を捨て、若者と向き合う

40代・50代が経験してきた成功体験や価値観は、もはや通用しないと認識しておきましょう。

若者は「会社への貢献」よりも「自分の成長」に強い関心を持っています。

上司が過去のやり方に固執せず、一人一人の良い点を見つけて認め、彼らの新しい視点や発想を尊重する姿勢こそが、若者を強力な戦力へと育てる鍵となります。

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