最近SNS上で、HさんとHさんが結構どうでもいい争いを繰り広げているじゃないですか。
両方Hになって分かりづらいんで、HoさんとHiさんにしておきます。
多くの人は高みの見物状態で、本人たちがヒートアップしている感じもしますが、最初に絡んだのはHoさんの方なんでしょうかね。
コロナの時の餃子事件以降、この2人は「絶縁状態」だとあちこちに取り上げられていたので、まぁその流れが今でもあるんでしょう。
HoさんがHiさんを嫌いだろうが、HiさんがHoさんを小馬鹿にしていようが全く以てどうでもいいのですが、このやりとりでHiさんの発言から一つ注目しておきたいところがあったんですよ。
それは、「主語が大きくなる」という部分です。
誰かと何かを話す時は、この「主語」は気をつけたいところです。
「そんなのはやめた方がいい。”みんな”失敗している。」
「そうそう、あれ”若い人”に凄い人気だって。」
失敗した”みんな”というのは、具体的に何人いるのか?
母数が1000人いて、このすべての人に確認してみたら990人が失敗していたのであれば、”みんな”と言っていいかもしれません。
身近にいる2人くらいに聞いて、2人とも失敗していたとしても、もう10人くらいに聞いてその内の9人が成功していたら「失敗」とは言えないでしょう。
もし、10人ともまったく知らない人に確認してみたら確かに失敗もしたけど、実はそこからヒントを得て新しい成功を掴んだ、という「失敗で終わってなかった」場合もあるかもしれません。
新しい事業を始めようとしたり、脱サラをして事業主になろうとしたり、今までの仕事や経歴を捨ててまで新しい生き方に挑戦しようとする人には、決まってこの「みんな失敗するから」といらんアドバイスを送ってくる人がいたりします。
「”若い人”に人気」があると聞いて、若い人だけに人気があると思っていたら意外と50代・60代の未婚の男性に特に人気があったなど、漠然とした主語だけでは実は判断できないものはたくさんあるのです。
今回のHoさんとHiさんのやり取りを見てどちらかを蔑んだり、擁護したり、応援したりする気はまったくないのですが、このHoさんの「日本人にとっての害悪は~」という主語の日本人は、Hiさんが言うように相当大きいですよね。
筆者も日本人なので、Hoさんの発言をそのまま解釈すると、筆者にとってもHiさんは害悪となるわけです。
実は、Hiさんとは同じ年齢なのでそれだけで勝手に親近感のようなものを持っているし、実際に会話などをしたわけではないですが、少なくとも「害悪」と感じる理由はまったくないのです。
さらに言えば検察にも文春にも村上ファンドにもお世話になっていないので、これらも害悪かどうかは今のところ分かりません。
おそらくHoさんは、「みんなも気をつけた方がいいよ」と言う意味で「日本人にとって」と書いたのでしょうけれども、「日本人全員がHiさんを”害悪”と感じる」と一括りにされても、それはやはり「みんな失敗する」の”みんな”と同じで主語の誇張だと感じてしまいますね。
しかしHoさんのこの発言は何か前兆があったんですかね?
何かの話の流れでこの発言が出てきたのかもしれませんが、それにしてもHiさんへの嫌悪感も相当ですよね(笑)
皆さんも発言する際の主語の大きさには十分気を付けましょう。
具体的な数字があるのなら、それをきちんと示した方が伝える側も理解しやすくなると思います。