タスク管理って、今だとグループチャットに付属して、チーム全体を管理していくツールの方が多いかもしれませんが、今回はブラウザベースで個人のタスク管理だけを行う「タスクシュート」について語ってみようと思います。
開発者のかたのお話(note)
トップダウンに辟易
確かに、これまでのタスク管理は、ゴールを決めて、ゴールまでの期限を決めて、担当者を決めて、というトップからゴールに向かうまでの「トップダウン」形式のものばかりでした。
でも、現在地から見たゴールというのがすべて確実に見えているかというと、実際は見えていないものばかりだったりします。
むしろ「あれやれたらいいな」、「あっちもやれたらいいな」という希望的観測のタスクばかりのところに、今結構大事なタスクもすべて含めて優先順位や期限をつけて行くから、終わらなかった時に罪悪感が残ってしまうんですよね。
これはどのタスク管理システムを使っても皆同じようなものでしたが、意外にも今回の「タスクシュート」のお話を読むまでは、その日その時間を管理する「タスク管理」というのはあまり見た記憶がありませんでした。
さて、そんなタスク管理で「最大単位を1日」としてその日にフォーカスしたタスク管理を行っていく「タスクシュート」ですが、やはりタイマー機能は集中力が上がりますね(笑)
1つのタスクを実行中にするとタイマーが作動します。
このタスクを完了するまでは、タイマーが動き、タスク終了となった時点で、タスクの実行結果がログに保存されます。
そして、タスクを日々積み上げてみると、特定の時間間隔の「この1時間だけ」は結構な頻度で同じタスクを実行している可能性がある。
自分では中々気が付かないけれども、タスクを管理してみて分かってきたそういう「癖」のような作業を「ルーチン作業」として登録ができるようになっているのです。
というわけで、1つの作業を「ルーチン化」すると、自分の任意のタイミングでそれをタスクで管理しなくても予約実行できるように設定ができます。
タスクとルーチン化された作業をカレンダーで管理して、自分の1日の作業を時間ごとに見える化できるのは意外と気持ちのいいものだったりしますね。
後は、各タスクに付随するサイドピークが便利です。
タスクのカラー化やアイコンでの識別などを設定しながら、そのタスクに関するメモ書きを記入できるようになっています。
メモ書き部分は、「Notion」や「Loop」と同じような構造体となっていて、今後の開発でさらに進化していきそうな感じがしますね。
開発秘話に涙・・
冒頭でお伝えした開発者のかたの「note」には、外部の開発者に依頼した際に納品された「AIで作られたハリボテプログラム」のお話やそこにつぎ込んでしまった大金のお話など、開発が完成するまでのお話も披露してくれています。
開発期間は1年間。
少数精鋭で開発し、小規模な会社の経営者なら誰でも経験のある「自分の給料が出ない」という場面にも直面されたようです。
それでも有料プランを利用するユーザーも増えているようですし、システムのさらなる開発も行っていくようなので、今後のアップデートされた「タスクシュート」にも期待したいところですね。
欲を言うと・・
「タスクシュート」は完全に個人が自分のタスク管理だけに使うのであれば、申し分ないシステムになっていると思います。
ただ、欲を言えば、個人のタスクをどうしても人に任せたい時に、その割当先の管理や割当の一覧などがタスクと一緒に管理できるようになるといいな、と思ってしまいます。
自分のタスク管理を極限まで高めてくれるので、他者の管理が入るだけで「余計な機能」となってしまう可能性もありますけどねぇ~。
というわけで、今回は「タスク管理」に特化した「TaskChute Cloud2(タスクシュート)」をご紹介してみました。
現状、自身のタスク管理で困っているかたは、まず無料プランから覗いてみてください。