最近、ちょっとした嬉しい事件がありました。
ちょっと前まで定期的に通っていた床屋さんが、ここ最近で復活していたのです。
何から復活したのか?
実は、この通っていた床屋の主人が体調不良でしばらく入院をしていたのです。
主人は50歳半ばから60前後くらい、津軽弁が入っていてたま~にこちらも聞き取れずに愛想笑いで終わってしまうそんなやり取りが居心地よく、この床屋ばかりに通っていました。
ある時、また髪を切ってもらおう、とお店に行ってみると店の入り口に張り紙が貼ってあったのです。
それが、「体調不良によるお店の閉店」の案内でした。
体調不良もどの程度なのか分からず、もしかしたら1,2週間くらいで復活するかもしれない。
少し待ってみるか。
まぁ、床屋さんは他にいくらでもありますけど、なんだか他のお店に行く気にならず「少し待って復活してくれるならその方がいいな」という考えでいたのです。
結局、1週間や2週間では復帰せず、その後2年以上この床屋さんはお店を閉めた状態のままとなっていました。
一度、カットだけでものすごく安いお店に行ったのですが、どうも何かが違う・・。
でも、髪は伸びる・・・。
結局、現在は自分で自宅で切るのが主流となってしまいました。
自宅にある普通のハサミを使って、風呂場にティッシュを広めに敷き、その上でチョキチョキ切っていきます。
毛先はバラバラかもしれませんが、慣れると案外普通にカットできるものです。
もう、おしゃれなどを気にする年齢でもないので、とにかく伸びた髪を処理できればいい、という思いで切っていくとそれなりに何とかなりますね。
もちろん、仕上がりなどのクオリティは床屋さんにやってもらった場合とは差があるかもしれませんが、「床屋に行くお金がない~」という切実な金欠の人などは、自分でカットをしてみるのも一つの手ですよ。
さて、そんなこんなで自分で髪を切り続けた2年くらいの話を手土産にするつもりで、先日復活した床屋さんに行ってみました。
まずは「主人の体調に何があった」かの話で盛り上がったわけですが、椅子に座って筆者の髪の毛を見るなり、「どこで切ってもらってた?」と言われたので、正直に「自分で切ってた」と話しました。
「なんかおかしい?」と聞くと、「おかしいというより、こんな下手な床屋があるのかと思ったから・・自分で切っていたなら納得」と言われてしまいました(笑)
決しておかしくはなかったよ、という話だったので、急場を自分のハサミで凌いでいたのは間違いではなかった、としておきたいと思います。