いやぁ、短いタイトルっていいですね(笑)
究極は、2文字程度でこの記事は何を伝えたいのか分かってもらえるタイトルを考えたいなと常々思っています。
当サイトはこういうサイトなので(どういうサイト?)、SEOが意識されたような長くキーワードが羅列されたタイトルはなるべく使わないようにしています。
というわけで、今回は「シカ」のお話です。
最近、奈良公園のシカを外国人観光客が蹴ったり叩いたりしている動画をよく見ますよね。
日本が誇る天然記念物に「何をしとるんじゃい!」と憤慨されているかたも多いと思います。
これっていわゆる「弱い者いじめ」の構図で、人間に寄ってくる自分と同じくらいか少し小さい体のシカが、(せんべいを出せばの場合もありますが)お辞儀をしてくれるので、空気を読まない外国人は調子に乗って手や足をあげるわけです。
シカであれば、何も言い返さないですしね。
そして、それを見つけた日本人に制裁されるという、弱い者をいじめたらもっと強い者に叱られてしまった動画も結構でき上っていました。
筆者も奈良公園のシカにせんべいをあげた経験はあります。
シカもせんべいを持ってくる人に寄ってきますし、可愛いですからお辞儀されると「いや、こちらこそ・・」と恐縮するんですよね。
可愛さを分かっているので、なおさら残念に思います。
例え、動物が好きではないかたであっても、蹴り上げたり手を上げたりというのは大多数の人はしないでしょうし、外国人観光客が皆そのような暴挙に出るわけでもないでしょう。
それでも、異国の地で異国の人や動物に危害を加えようとするのは日本人の感覚からすると本当に想像しがたく、自治体や警察も早急に然るべき対応を取ってほしい、と切に思いますね。
さて、今回のような話を聞くと、弱い者いじめをしている人に「お前より強そうな奴にも同じようにできるのか?」と聞きたくなる人が5,300人くらいはいるのではないでしょうか。
本当にそうですよね。
こういう輩には、「野良ジカにも同じようにできるのか?」と言ってやりたいですよね。
・・・野良ジカ・・・??
そう、地方には野良犬だけではなく、野良馬もいれば野良ジカもいます。
そして、野良ジカの体の大きさはとにかく「デカい」です。
角のあるオスはもちろん”馬鹿”でかく、角が生え変わってその時には角がなくなっているオスであってもとにかくデカい。
メスもオスほどではないですが、目の前で見ると圧倒されます。
野良ジカは、車が走っている道路もなんのそので、小鹿を引き連れて親子で道路を横断している場合もあります。
地元の人達はもちろんわかっているので、シカがいなくなるのを待ちます。
もし、シカが逃げるのに走り出して車に当たりに来たら普通に車は壊れますからね。
もし、そんなにシカをいじめたいのであれば、まずは野良ジカに会いに北海道の地方都市や山間部まで来るといいでしょう。
裏が山になっているような家であれば、家の敷地内の草を食べに人間の目の前までやってきますから、いつでも喧嘩ができます。
先日、正にそのような環境で暮らす知り合いの家の庭に野良ジカが現れました。
もちろん、野良ジカも、人間が自分の間合いまで来なければ非常におとなしいですし、家の敷地内に入ってくるシカは草を食べながら自分に近づいてくる者がいないか常に注意を払っています。
つまり、よく目が合います(笑)
野良ジカを叩いたり、蹴ったりする人はもちろん誰もいませんし、もしシカ(特に角の生えたオスジカ)が本気を出してこちらに向かってきたらたぶん人間はひとたまりもないでしょう。
シカは決して弱くありません。
奈良のシカと戯れて満足できなかった外国人観光客を見たら、「北海道のシカと遊んでやられてこい」と言ってあげてください。