一人で作業をしていると集中力が続かない時というのは多々あると思います。
その点、会社員のように同じ空間に他の人がいると集中できる・・というより集中せざるを得ない環境ができますよね。
コロナ禍では「リモートワーク」が推奨されましたが、現在では会社員が社屋とは別に自宅で作業をするというのは、雇用側も働く側もお互いやりづらい部分が多々あるようで難色を示す人が増えています。
やはり、周囲に人がいる環境と言うのはそれだけで「休む」、「だらける」という「さぼりがち」になる行動を回避できるのかもしれません。
でも、自営業やフリーランスでどこにも属さず自由に活動しているかたは、自宅のパソコンで仕事をしたり、外出先で仕事をしたり、合間を見て休憩を取ったりしながら自分の匙加減を考えて動いている人達ばかりです。
筆者もその一人なのですが、この一人作業で集中する方法というのは人それぞれあると思うのです。
集中が切れてくるとカフェやファミレスなどに行って作業をするというのは、会社員のように「周りに人がいる空間」を強制的に作っているかただと思います。
軽食とドリンクバーを頼んで2~3時間集中して作業をするというパターンでしょうか。
図書館などに行くのも同じ理由だと思います。
これらも本当に集中できない時はいい方法だと思うのですが、筆者はこの「どこか別の場所へ行って作業をする」というやり方はまず採用しません。
集中して作業をしている時の2時間って本当にあっという間なんですよね。
そのためだけに、わざわざ外に行く準備をしてパソコンやら書類やらを持って「今日はあの店で作業しよう」という気には時間がもったいなくてどうしてもならないのです。
仕事中に外に出る時は、気分転換でお店に行って甘い物や飲み物などを買ったり、散歩したりしてまた戻って作業を継続します。
さて、そんな筆者が1人作業をどのように集中してやっているかについて、今日はお話してみたいと思います。
誰もが通ってきた道と言えばもちろん学校教育を受けてきた時間です。
中でも小学生の間は、その当時はもの凄く長く感じた6年間でした(年を重ねてからの6年間とはまったく違いますね)。
そして、この小学生をやっていた時に私たちを管理していたのは・・・・そう「時間割」です。
小学生は45分間が1コマで1時間目から5時間目もしくは6時間目くらいまで授業があり、その間に給食や掃除などもありました。
学校にいる間の1日のスケジュールが時間割によって管理されていたのです。
筆者はこの時間割を今でも作っています。
これ、決して万人にお勧めできる方法ではありません。
時間で動くように自分自身に指定しても、小学生の時とは違いイレギュラーな横やりが色々と入るからです。
ただ、そういうものも踏まえた上で、「この時間はこれをやる」と時間で区切った方が集中できるのです。
ルールとしては、以下のようになります。
- 1日の始まりの時間と終わりの時間は自由に決める
- 授業(作業)時間は1時間もしくは30分で区切る
- 学校のような授業(作業)と授業(作業)の間にある休憩はなし
- 休憩の代わりに30分くらいの何をやってもいい「自由時間」を何か所か入れる
- 科目(作業内容)は毎日やる内容でも単発の物でもどちらでもいい
- 完了した科目(作業内容)があればその枠には新たな科目(作業内容)を入れる
- 授業(作業)中に職員室に呼ばれたら(科目にない全く別の案件が入ったら)授業(作業)は欠席する
- 授業(作業)の欠席はありだがその授業(作業)を受けられるのに別の科目(作業内容)に変更するのはNG
- 授業(作業)が延長し次の授業(作業)が遅れたらその分「自由時間」で埋め合わせをする
- 紙とペンで実際に手で書いた時間割を常に見えるところに置いておく
例えば、朝はAMという区切りで、後は「12時~13時まで」のように区切って最後は「19:00まで」にする、などです。
これは、会社員のかたでも使えます。
「夜2時間くらいなら時間を取れそうだ」と言う場合には、平日だけでこの2時間分の時間割を作ります。
その場合は2科目なら1時間ずつ区切って、「自由時間はなし」のようにします。
会社員に限らず、科目(作業内容)は少ない方がいいです。
従業を受けるだけの学生ではないので、途中で何か突発的にやらなければならない作業が発生したりするでしょう。
その場合は、時間割の授業(作業)が潰れてしまうので、潰れたままで結構なので、また時間割に戻って該当時間の科目(作業内容)を取り掛かります。
時間割通りに事が運ばない場合にもどかしくなったりするのですが、何とか工夫しながら毎日の時間割をこなす内に、効率よく作業を行うための集中力がレベルアップしているはずです。
後、時間割は必ず手書きしていつでも見える場所に置きます。
パソコンのエクセルなどでデータを打ち込んでも、なぜか時間割を軽視するようになります。
たかが時間割、されど時間割です(笑)
細かく決めたくない!
大雑把にやっても集中できる!
というかたにはまったく合わないやり方ですので参考程度にお読みください。