鳥取駅に”自動改札機”が導入されたらしいですね。
決して、鳥取県を馬鹿にするつもりではないのですが、このニュースを見た時に
「自動改札機から交通系ICカードが利用できる改札に変わるの間違いじゃ・・」と思ったんですよ。
それが、な、なんと今まで有人改札だったそうですよ、鳥取駅。
だから間違っていなかったのですね。
”有人改札”から”自動改札機”に切り替わると言うニュースだったわけです。
「鳥取県」
すみません、生まれてこのかた1度も訪れていないです(笑)
広島、岡山、兵庫・・
周辺はみんな行っているのに、鳥取県だけはかすってもいないんです。
この1、2年の間に強制的に行くように何か方法を考えてみますよ。
今、鳥取県周辺の地図を見てみたんですけど、空港が2つもあるんですね。
どちらもマンガの原作者が鳥取県にゆかりがあるとかで、県東部で県内で一番人口の多い鳥取市に「コナン空港」、県西部で県内で二番目に人口の多い米子市に「鬼太郎空港」があります。
でも、どちらの空港も羽田空港からしか行けないんですよね。
北海道から行こうと思ったら乗り継ぎになるわけですか・・いっそ青森から日本海沿いにずっと電車で行ってみようかなとか無茶な考えも浮かんできます(笑)
さて、鳥取駅に話を戻しましょう。
この駅は県内で一番人口の多い鳥取市にある駅で、鳥取県庁の最寄駅ですから主要線路の駅だと思うんですよ。
よく今まで有人改札でやっていたな・・というのが正直な感想ですね。
「有人改札」が分からないかたのために一応説明しておきます。
文字通り駅の改札口に駅員が入れるボックスがあって、駅員はそのボックス内に入ります。
そして目視で乗降客の切符や定期券に不正がないかどうかを判断するいわばアナログ手法の改札方法を言います。
改札の駅員がいるボックス内は、寒い季節には小さいストーブを足元に置き、毛布を足に掛けながら通り過ぎる乗客の相手をする、という見ていても本当に大変な仕事だと思っていました。
筆者が埼玉県で中学生をやっていた頃くらいまでは、有人改札もちらほらあったような気がします。
もう30年以上前の話です。
これから電車に乗る場合、このボックス内の駅員の横を通過する際に持っている切符や定期券などを駅員に見せ、駅員は切符であれば(切符を切る専用の)ハサミを入れ、定期券であれば路線、有効期限などを乗客が通り過ぎる一瞬で確認します。
不正がなければ、乗客はそのボックスの横をそのまま通過できますし、不正があれば呼び止められます。
これから電車に乗る人の切符ならまだいいんですけど、到着した電車から降りてきた人たちの相手をする時が大変だと思うのです。
乗客は次々とこの駅員のいるボックスの横を通過しながら切符を捨てて改札を出ていくわけです。
乗降客の多い駅は、本当にカオスですよね。
切符には購入した駅名、つまり乗車駅と購入金額が表示されていますよね。
次から次へと駅員の目の前に切符が投げ出されていくのですが、乗車駅に対して購入金額が少ない場合も改札の駅員は瞬時に見極めその乗客に、「料金が不足してますよ」と声を掛けます。
定期券であっても有効期限が過ぎていれば見逃しません。
有効期限が過ぎた定期券で乗っている場合は手で隠して改札を通ろうとするせこい人もいましたね。しっかり止められますけど(笑)
小さい頃にあの駅員たちの姿を見て、「神技」だと思っていました。
今では自動改札やICカードのタッチ改札などが主流になり、改札で切符をカチャカチャ鳴らして待機状態であった駅員の姿を見なくなったのですっかり絶滅したと思っていましたが、まさかまだ「鳥取駅」で生き残っていたとは・・驚きですよね。
「鳥取駅」は、有人改札から一気に自動改札機とICカードも同時に使えるようになるそうです。
そんなニュースと同時に、目にしたのがこちら。
「ピッしなくても通れます」
JR東日本は、交通系ICサービス「Suica」の未来構想で「ウォークスルー改札」ができるようにするらしいです。
乗客の持っているモバイルスイカの位置情報を管理できるようにすれば改札機にタッチする必要がなくなると言うのですが・・。
同じ日に流れた駅改札のニュースでしたが、未来感のあるウォークスルーよりも圧倒的に有人改札が現存していた方に衝撃を感じましたね(笑)