昨日、ブランドホタテである獲れたての「湾宝ホタテ」を頂いてきました。
漁師さんがくれる量は半端ないです。
捌いても捌いても捌ききれないくらいの量が入っていてびっくりします。
それにしても、最近漁師さんや酪農家さん、農家さんなどとお会いする機会が多かったのですが、皆さんお仕事は本当に大変そうですが、とにかく家がデカい(笑)
家を建て直そうと思って新しく家を建てたが、家庭の都合で古い家を取り壊さずそのまま残しているお宅や、敷地内に新しく人が住めるようなトイレ付き・休憩室付きの大きな倉庫を建てているお宅、組合に入っていて融資が下りやすいとは言えとにかく圧倒されますね。
自治体によっては、農業に力を入れているところもあり、北海道で現在新幹線の終点駅がある北斗市も農家に手厚い自治体として有名です。
新しい産業には一向に目をくれない保守的な場所のため、新幹線開通から10年近くが経とうとしているのに、いまだに駅前は発展を見せません。
それでも農家の家はどこも広く大きく、この地域の農業の景気が伺えますね。
北海道は土地が広いですから、大規模な経営を行っている場合、効率化やスケールメリットにより、高い収益を上げやすいのです。
一次産業は、国の政策として支援対象となっている場合が多く、補助金や融資制度が充実している場合も多いです。
安易な移住は避けるべきなのですが・・。
都会で疲弊を感じている人が、地方で一次産業に従事することは、選択肢の一つとして考えられるのではないかと思うのです。
大変な点を挙げるとすれば以下のようなものがあります。
知識や技術を習得し、地域の情報収集や人脈作りも重要になり、都会とは異なる生活環境や人間関係に適応する必要があります。
都会の乾いた生活に慣れ、何でも簡単に手に入る暮らしに慣れてしまうと、「地方での暮らし」と「狭いコミュニティ」での生活に戸惑いを感じるかもしれません。
一次産業のデメリットである「天候」に左右されたり「市場価格」の変動に踊らされたりともちろん大変な部分もたくさんあるでしょう。
労働時間も不規則で重労働も多くなりますしね。
ただ、思うのです。
都会の殺伐とした空気で病んでいくのが自覚できるのであれば、一次産業の短期的な体験や研修に参加してみるのも面白いかもしれません。
新たな発見もあるでしょうし、何より自分の手で仕事を切り開いていかなければならない責任も出てきます。
それに見合う収益の発生や借入金のしやすさで、思っていた以上に生活に潤いが出る可能性もありますしね。
後継者不足に悩む地方での一次産業について、従事する人を増やせないかと思いを馳せながら・・・
ホタテの殻を開き、貝柱と紐と肝に分け終えるまでに、気が付けば3時間ほどかかっていました。