動画編集ツールの「PowerDirector」のバージョン「23.2.1510」以降で、画像から動画を生成できるようになりました。
トップ画面に「画像から動画生成」の項目があるので、これをクリックするとテンプレートやテキストプロンプトを使って動画を生成できます。
今回は、テンプレートの使い方や消費するクレジットについて実際に使いながら説明してみたいと思います。
テンプレートを使って動画を生成するまでの流れ
- テンプレートを選ぶ
- 選んだテンプレートが2人の場合
- 1枚のペアか2枚のソロかを選択する
- 画像を選択する
- パソコン上の画像から
- モード・長さ・縦横比を選択
- 選択によって消費するクレジットに違いがある
- 生成ボタン
- 完成!
2人か1人かのバージョンを選択する
テンプレートは全部で10種類あり、「キス」や「ハグ」などの2人が必要なバージョンと「優雅」や「ラブビーム」のような1人だけのバージョンがあります。
ここでは、選んだテンプレートのバージョンが2人の「顔を寄せ合う」だとしましょう。
画像を1枚か2枚で用意する
2人の元画像が必要になります。
1枚の画像で2人が映っている画像か、1枚に1人が映っている画像を2枚用意するか選択します。
画像を選択する
ここでは、パソコンに保存してあった「1枚の画像に2人の人間が映っている画像」を選択してみます。
選択する画像にはいくつかの注意点があります。
3人以上で映っていたり、横を向いていたりという画像はNGとなります。
横を向いていても生成できますが、おかしな動きになる可能性もあるので注意が必要です。
モード・長さ・縦横比を選択する
生成する動画の設定を行います。
モード
- 標準(生成スピードを重視して品質は中程度)
- プロ(品質を重視して詳細に仕上げ)
長さ
- 5秒(消費クレジット少)
- 10秒(消費クレジット大)
縦横比
- 16:9(YouTubeなど)
- 4:3(インスタなど)
- 1:1(正方形)
「縦横比」にどの設定を選んでも、消費するクレジットに変わりはありません。
「モード」や「長さ」はそれぞれ、プロ、10秒で生成した方がクレジットを消費します。
クレジットとは
PowerDirectorの開発をしている「サイバーリンク社」がAIを搭載した画像編集や音声編集を提供しているサイトで、PowerDirectorの有料プランを利用しているユーザーには、クレジットが付与されます。
MyEdit内の該当クリックで毎日期限付きクレジットが付与され、このクレジットを使ってPowerDirectorのAIによる画像生成や音楽生成などに使用できるようになっています。
動画生成についてもこのクレジットを消費しますが、画像生成などと比較すると消費量は大きくなります。
生成ボタンと完成
各設定を決めたら「生成」ボタンをクリックして完成となります。
「プロ」、「10秒」を選択すると動画が完成するまで多少時間が掛かるかもしれません。
保存場所へのアクセスとダウンロード有効期間
動画生成が完了し、PowerDirectorの画面を閉じてしまっても、いつでも「マイ作品集」から確認できるようになっています。
作成した動画の一覧が表示されます。
ダウンロードはパソコン内の任意の場所に保存できますが、この一覧から視聴できる日数は30日までとなっています。
なお、作成した動画の実際のファイル一覧は、以下のフォルダーパスに入っています。
(まとめ)
今回は、とうとうPowerDirectorにも搭載された画像から動画を生成する「動画生成」機能を紹介しました。
時間は10秒までと短めですが、それなりのクオリティーに仕上がっているのではないかと思います。
画像が1枚あれば、テンプレートを使わなくてもプロンプトから自作での動画生成もできます。
動画編集ソフトとしては操作が簡単なので、無料の動画編集ソフトを使っていたり、編集ソフトをこれから選ぼうと思っていたり、というかたは是非PowerDirectorを使ってみてください。