AIでたくさんの画像を作っていると、中には自分の作りたかった物に沿わない「失敗作」ができ上がる時があります。
しかし、作りたいものではなかっただけで、画像そのものに特に不備がないのであれば、「画像ダウンロードサイトや販売サイトにアップロードして公開する」という手もあります。
AIで作成された画像でも公開できるサイトはいくつかあるのですが、今回はその中から「PIXTA」でクリエイター登録する方法について見ていきたいと思います。
最初に「PIXTA」にクリエイターとして登録するメリットについて確認しておきます。
その後、実際の登録の流れを以下のように行っていきます。
PIXTAクリエイター登録の流れ
- クリエイター会員登録のメリットとは
- アカウント・必要情報登録
- 必要書類を用意
- PIXTA講座とテスト
- アップロード
クリエイター会員登録のメリットとは
画像や動画などを購入する側ではなく、販売側として活動するのが今回の「クリエイター登録」になります。
「クリエイター」となるメリットを以下に挙げてみます。
クリエイターとして活動するメリット
- 自分のペースで世界中に作品を販売できる
- 権利を保持したまま販売できる
- 作品の評価によって創作活動のモチベーションアップにつながる
- 自分のポートフォリオを構築できる
- スキルアップの機会になる
- (副)収入を得られる
カメラワークとしては、プロでもアマチュアでもどちらでも問題ありません。自分の好きなペースで作品をアップロードできます。
ノルマなどもないので自由気ままに写真撮影や作品の制作ができますし、副業としての活動にも向いています。
そして、アップロードした画像や動画は「著作権フリー」ではなく「ロイヤリティーフリー」となるため、自分で制作した作品の所有権が自分に残るのも大きなポイントです。
さらに、創作活動によって自分のポートフォリオ構築、スキルアップにも繋がるので、本業で写真撮影やイラスト制作、動画制作を始めるためのステップアップの場としても利用できるでしょう。
それでは、実際にアカウント登録から見ていきたいと思います。
アカウント・必要情報登録
アカウント登録はそれほど難しくありませんが、おそらく少し考えてしまうかもしれない2点ほどを拾ってご説明したいと思います。
個人情報
登録中に自分の氏名や生年月日を入力しますが、これはサイト上には公開されません。
公開される名前は、「ユーザー名」として別に登録できます。
後で、本人確認であるマイナンバーカードや免許証のアップロードが必要となりますので、本人情報は正確に入力する必要があります。
登録形態は個人か法人か
撮影した写真や作成したイラストなどの著作権を持つアカウントが個人か法人かを選ぶ場面があります。
法人をお持ちの場合、組織名を登録する必要があるので、合わせて銀行口座も法人口座の登録が必要となります。
「PIXTA」の場合、途中での個人から法人へのアカウント変更ができませんので、このアカウント登録時に個人事業で行うか法人の事業の1つにするかを決めなければなりません。
法人で行う場合、「PIXTA」は登記簿謄本などを預かるだけで税金関連に一切ノータッチとなりますが、普段の仕訳等がスムーズにできているのであれば法人登録でも全然問題ないと思います。
もし、法人を持っていても「PIXTA」だけは個人で活動したい、と言う場合は個人アカウントで登録しておきましょう。
個人の場合、源泉税の徴収は「PIXTA」の方で行ってくれます。
必要書類を用意
先述の通り、「PIXTA」は本人確認が必須となります。
必要書類としてマイナンバーカードや免許証をスキャンしてパソコンやスマホに取り込めば、アカウント登録画面内からアップロードできます。
入門講座とテスト
アカウント登録が無事に完了すると、「入門講座」でストックフォトの概要や「PIXTA」でのルールなどを学びます。
「PIXTA」のWebページ上で10ページほどの講座を順番に読んでいきましょう。
最後に学んだ内容を確認する「入門テスト」がありますが、「入門講座」の内容をちゃんと読んでおけば簡単に受かりますし、テスト中に講座内容の確認もできます。
15問弱の問題があって全問正解が必要ですが、受かるまで何回でもトライできますので安心してください!
写真とイラストの両方を販売していくのであれば、写真とイラストそれぞれのテストを受ける必要があります。
アップロード
「入門テスト」に全問正解すれば、写真やイラストをアップロードできるようになります。
マイページでアップロードした写真やイラストの管理ができるほか、現在審査中や販売中の数を把握したり、今月の売上金などの確認ができるようになっています。
AIで作成した素材は、すべて「イラスト」での登録となります。
AIで写真風に作った画像もすべて「イラスト作品登録」画面でアップロードするようにしてください。
まとめ
「アカウント登録」は比較的簡単に終わりますが、入門テストに合格してから最初にアップロードした写真などの審査に合格して販売されるまでは結構時間がかかるかもしれません。
アップロードした写真やイラストのすべてが審査に合格するかは出来次第でもありますが、「PIXTA」はAI画像を販売できる数少ないサイトでもありますので、アカウント登録を行っておいても損はないと思います。
元々、写真や画像作成が好きな方も是非アカウント登録を行って、たくさんの作品をアップしてみてください。