サッカーの「浦和レッズ」と言えばとにかく埼玉県民に愛されているサッカーチームではないでしょうか。
まだ、筆者が埼玉県や東京都をうろうろしていた頃、「浦和レッズ」がJ1優勝を果たした時がありました。
勤めていた会社の支店が浦和区にあり、たまたま仕事終わりに旧中山道を交差する道をてくてく歩いてJR浦和駅に向かって歩いていると、いつもよりやたらと人が多かったので不思議に思いました。
旧中山道からまだ離れた位置を歩いている時から既に警察官の姿がたくさんあり、「何かとんでもない大事故でもあったんだろうか?」と思うくらいとにかく異様な熱気で凄かったですね。
埼玉県庁の近くでもあり、お役所関連の建物がたくさんある場所なので普段から人通りは多いところなのですが、旧中山道に近づくにつれて尋常じゃないくらいの人と車のクラクションが聞こえてきました。
サッカーをほとんど見ていなかった筆者は、レッズの優勝をまったく知らないまま旧中山道まで来ました。
今でもはっきり覚えています。
そこで目にした光景は、旧中山道を埋め尽くす車の数と車の屋根の上に乗ったレッズのサポーターが騒ぐ姿と車道も歩道も関係なく行進しているサポーターの姿でした。
とにかく旧中山道を越えられないのですよ。
警察官の誘導もあったような気がしますが、人の波に乗りながらなんとか渡り終えたような気がします。
Jリーグが創設された時、確か10チームぐらいで浦和レッズはいつも最下位だったような記憶があります。
当時、レッズは野球で言う阪神のようだと思っていましたから。
サッカーの試合はほとんど見なかったのに、レッズが弱いというニュースだけはよく目にしたものです。
そんな歴史も見てきたせいか、その大騒ぎっぷりに「やっと優勝したのか」という思いと同時にサポーターの力は偉大だという事実を改めて知りました。
そして、今調べたんですけどレッズがこれまでの長いJリーグの歴史で優勝したのはあの時ただ1度だけだそうですよ。
今筆者は北海道生活なので、今後レッズの優勝場面で「偶然浦和にいた」という状況になるかどうかは分かりませんが、あの優勝時は随分と貴重な体験をさせてもらったのだな、とレッズに感謝したくなりました。
と、前置きが長くなりましたが、その浦和レッズは現在のホームスタジアムが「さいたまスタジアム2002」となっていますね。
Jリーグが始まった時はこのスタジアムはまだなかったので、途中から移ったのでしょう。
この「さいたまスタジアム2002」は全体が広いスタジアムなのですが、レッズの公式ページに登場した「デジタルマップ」のおかげで、自分の現在いる場所(出発地)と行きたい場所(目的地)の経路が簡単に分かるようになりました。
浦和レッズ公式ページより
パソコンのブラウザでもスマホでも閲覧できますが、実際に現場で利用する場面が多くなるでしょうからスマホでも同じように使えるのは重宝するでしょう。
実際にスマホで操作してみたいと思います。
現在、南門のチケットブースにいるとします。
デジタルマップを開くと、画面左上にスタジアム外からスタジアム内の各階数を選択できるので「スタジアム外」を選択します。
地図上の南門のチケットブースを選択します。
「案内を開始」をタップします。
出発地に「南門のチケットブース」が入るように、必要なら上下反転をタップして目的地と出発地を入れ替えます。
次に、目的地をタップすると目的地の一覧が表示されます。
座席に近いゲートに向かいたい場合その番号を入力します。
「205」と入力してみると205入口の候補が表示されます。
どちらかをタップして選択します。
目的地に選択した「205入口」が入りました。
「ルート検索」をタップすると、アクセス許可について聞かれるので「サイトへのアクセス時のみ許可する」をタップします。
デジタルマップ上に経路が表示されます。
出発地である南門のチケットブースからは2階へと上がるようなので、「2Fへ」をタップします。
2Fの地図へと切り替わり、205入口までのルートが表示されました。
今回は、スタジアムの外の入り口から座席に向かう想定でルートを検索してみましたが、スタジアム内のトイレや休憩スペース、そして飲食店ブースなども検索できるようになっています。
スタジアムの案内図がDX化されたわけですけど、これは使いやすくていいですね。
熱心なサポーターであればスタジアムの隅から隅まで熟知しているのでしょうけれども、たまにしか行かない人であればスマホで手軽に「どこに何があるか」を検索できるのは便利だと思います。
情報は常に最新へと更新されるでしょうし、今後はサッカーだけでなく他のスポーツ競技場でも同じような取り組みが進んでいきそうですね。
さいたまスタジアム2002を訪問する予定のあるかたは、もちろん「歩きスマホに気をつけながら」ですが、デジタルマップの便利さに是非触れてみてください。