メインでサイト運営をしている「小規模経営者に贈る情報整理術」で、今後「Loopの使い方」も取り上げていこうと思っています。
「Loop」というのは、マイクロソフトが開発しているコラボレーションツールになるのですが、簡単に言えば共同編集作業に向いたアプリになります。
そして、Loopで作成したデータの好きな部分を「Loopコンポーネント」として、他のマイクロソフトアプリ、例えばTeamsやOneNote、Wordなどで使いまわしができるのです。
Teamsなど他のアプリで「Loopコンポーネント」を編集しても、Loop側にその編集内容が反映されるので、常に「最新のLoopコンポーネントのデータ」が各アプリで共有できるというわけです。
イメージとしては「Notion」が近いでしょう。
使い勝手はNotionと同じように、Loopも最初はデータ作成・編集の方法が少しとっつきにくい印象を受けるかもしれません。
しかし、NotionやLoopのようなデータ編集がスムーズに利用できるようになるとWordPressのブロックエディタを使うのが非常に楽になると思います。
作成したデータを内部で共有したり、アプリで共有したり、完全に外部公開したり色々な使い方ができるので、慣れてしまうと非常に優秀なアプリだと実感します。
「Loop」の特定ブロックを「Loopコンポーネント」として他のマイクロソフトアプリと共同編集できる機能は、個人ユーザーでは利用できません。
個人ユーザーでの「Loop」の使い勝手は「Notion」とそれほど変わらないので、それがマイクロソフトアプリの中で少し影が薄くなってしまっている原因かもしれませんね。
そのため、個人で利用するなら「Notion」ユーザーの方が多く「Loop」の使い方をサイトで取り上げても、多くの人にはあまり役に立たないかもしれないと思い、「Loop」の話は避けてきたという側面があるのです。
ただ、「小規模経営者に贈る情報整理術」でTeamsやOneNoteの解説を重点的に行っている今、やはりこれらのアプリと「Loopコンポーネント」で共同編集できる「Loop」そのものの解説は必要だな、と思い直し「Loop」がどのようなアプリで他のアプリとの連携でどのように使ったらいいのかを少しずつ解説していきたいと思っています。
「Notion」ユーザーにとっては「Loop」での文書編集も操作しやすいかもしれませんが、現時点で「特定のブロックの共有」機能がないNotionユーザーには、「Loopコンポーネント」は新鮮に映るかもしれません。
「Loopコンポーネント」は、マイクロソフトのアプリ間だけとは言え、どこでも利用できる共有要素としてシームレスに使えるため、プロジェクト全体での統一感が得やすいのが特徴です。
文書内の一部分だけを他のアプリでも共有したいという場合には非常に便利で、どのアプリで編集しても「Loopコンポーネント」内のデータが即座に反映されるのが素晴らしいですよね。
ちなみに「loop」は輪という意味です。タイトル画像はそういう意味です。
というわけで、「Loopコンポーネント」の操作に加えてブロック編集やちょっとした気が付きにくい設定など色々書いていきますので、興味のあるかたはどうぞご覧になってください。