「桜が満開となる季節」と聞いて、卒業シーズンや春休み半ば辺りがバチッと思い浮かぶ方は、関東から西で育った方ではないでしょうか。
日本を北上するにつれ、桜が満開となる時期はだんだんとずれていき、北海道地方で桜が満開になる時期はなんと春の大型連休、いわゆる「ゴールデンウィーク」の最中だったりします。
関東地方と比べても、おおよそ1か月の開きがあるんですね。
したがって、桜が卒業ソングである地域と違い、北海道は桜と卒業が結びつかない地域でもあります。
Uta-Netの卒業ソングの特集ページですが、思いっきり桜色ですね(笑)
実際のランキングを見ても分かる通り、「桜」を歌った曲が何曲も入っています。
では、北海道出身の歌手に絞るとどうなるでしょうか。
北海道出身の歌手は結構たくさんいるのですが、シングルとして発表している曲には、桜に関する曲がない(・・・と思います)。
松山千春 | 初雪 |
---|---|
ドリカム(吉田美和) | winter song 雪のクリスマス |
GLAY | Winter Again |
安全地帯 | ? |
大黒摩季 | 雪が降るまえに |
YUKI | ? |
探してみると、タイトルに雪や冬が絡む曲はあっても、やはり桜に関する曲はなさそうです(あったらゴメン)。
北海道出身の人には、「桜」と「卒業などの別れ」という組み合わせが、さらさらないのかもしれませんね。
ここからは、ちょっと道南の桜の名所を。
北海道道南地方では、桜の名所として名高い「松前城」です。
函館空港からだと、夏道で2時間半から3時間くらいを見ておけば行けると思います。
松前城の中を散策すると見られる藩屋敷です。
松前町の手前、福島町まではスムーズに行けると思います。
福島町と言えば、あの元横綱「千代の富士」の出身地です。
写真は、千代の富士記念館ですね。
福島町から松前町に向かって海岸線をひた走ると、この時期は少しずつ車の数が増えると思います。
松前町にある道の駅「北前船松前」周辺は、花見客でいっぱいになると思います。
でも、オフシーズンは渋滞など一切ないので、ゆったりとお城やその周辺を観光できるでしょう。
写真のオープンテラスは、2018年4月に「北前船松前」に新しくできたばかりです。
”知らなかったぁ!”と言う方も多いかもしれませんね。
道南やその近辺にある道の駅って、ご飯を食べられる場所が結構少ないと思うんですが、ここ松前町の道の駅は、メニューも豊富です。
道南地方だと14時を過ぎると一旦閉まってしまう店が多いのですが、ここは14時を過ぎても食べることができます。
写真は、「松前焼きそば」です。
塩焼きそばなんですが、イカや海鮮の味付けが絶妙でお勧めです!
ということで、春の大型連休とタイミングを合わせて満開の桜を堪能できる、松前城の紹介でした。
松前に向かう途中の知内町の山々は、↑こんな感じで、まだまだ雪をかぶっていたりしますから。
雪と桜とゴールデンウィークを一緒のタイミングで楽しめるのが、北海道の春なのです。