今は「タバコ」にも色々な商品があるようですね。
このサイト内でも何回か書きましたけど、筆者はタバコを止めてから20年近くが立とうとしています。
きちんと白状すると、止めてから2,3年はごくたま~に人から勧められて吸ってしまっていたので、完全に吸わなくなってからはもう少し期間が短くなるかもしれません。
タバコを吸っている人であれば、一度は「タバコを止めたい」と考えた経験はあるのではないでしょうか。
そして「いつかどこかで」禁煙を目指している愛煙家たちには、いつも聞かれるものです。
「一体どうやってタバコを止められたのか・・?」と。
ちょっと語ってみましょうか。
ただし期待はしないで頂きたいのです。
はっきり言っておきましょう。タバコを止める方法はなく、タバコを吸わない習慣に替える方法はあります。
それを念頭に入れていただいて、筆者がどうしてタバコを止められたのかを順番に解説してみたいと思います。
吸わない人の意見は参考にならない
禁煙するための本やサイトはいっぱいあるかもしれません。
タバコを吸わない人や健康に関連しそうな機関が、吸う人に対しての指南書というのは実にたくさん出ています。
よくあるのが「健康に悪いから」、「吸わないとこんなにもオトク」、「吸っている人と吸わない人の20年後の写真」などですね。
もちろんこれらの話は真実なのでしょう。
ただこれらを読んでもタバコを吸っている人にとっては、まったく響くものではありません。
なぜなら「吸わない習慣」のタバコの素人が、「吸う習慣」のタバコのプロに教えられるものなど何もないからです。
「吸う習慣」のあったプロが「吸わない習慣」に切り替えた経験だけが参考になります。
中には簡単に吸わなくなって、ストーリーも何もない人だっていますけどね(笑)
そのため、参考にするなら「以前は吸っていたけど今は吸わなくなった」人が教えてくれるものを参考にした方がいいでしょう。
決して「スケジュール通りにスパッと止められた」と言う人はほとんどいなくて、それだけでもまずは元気がもらえるかもしれません。
欲求ではなく習慣だと認識する
「吸わない習慣」の人は「吸いたくないから吸っていない」のではありません。
習慣的に吸っていないだけです。
つまり目の前にタバコを置かれたとしても「吸うか吸わないか」で迷ったりしないわけです。
タバコなど目に入っていない可能性の方が高いかもしれません。
逆に「吸う習慣」の人は「吸いたいから吸っている」のです。
でもそれを「吸いたい=欲求」と考えてしまい、目の前にタバコが置かれている場合「吸うか吸わないか」で迷います。
これをそのまま「欲求」と考えると、吸った時に「欲求に屈した」とネガティブになります。
「習慣」だから、「定期的に吸うのは当たり前」と思いましょう。
本数を減らすのは簡単
筆者の話をします。
タバコの本数を1日5本くらいまで、抑えていくのは意外と楽にできました。
毎日吸った本数をエクセルに日々記録していたからかもしれません。
目に見えて吸っている本数が減っていく様子に不安はなく、むしろ快感でした。
「やりゃぁできるじゃん」
ところがそれが3本になり、とうとう1日1,2本くらいでいられるようになった辺りからが大変でした。
1日3本くらいになると、吸えるのは朝、昼、夜の3回くらいなんですよ。
タバコを吸う時間が待ち遠しくなるわけです。
もうちょっと我慢して昼休みになったら1本吸おう、と頭の中で時間の計算をしながら自分に我慢を強いるようになってきました。
たまに1日1本でいられるようにもなったのですが、その1本を吸うために要した様々な努力に耐え切れなくなり、次の日には「2本まで吸っていいことにしよう」と自分に甘い審判員がそっと囁くわけです。
ただ慣れ、そう先ほどから書いている「習慣」もあり1日1本だけでいられる日も多くなってきました。
ここで思ったのが次の行になります。
「これはいつでもタバコを止められそう」
ゼロの恐怖
1日1本しか吸わない日がちょっと続いたりすると、「ゼロまであと一歩だから止めたも同然」と思うようになりました。
そうすると、どうなるのか・・。
また2本、3本と吸ってしまうのです。だって、いつでも止められると分かったから。
でもこの状態は「止められそう」という思いとは裏腹に「習慣が静かに続いているだけ」なのです。
1日1本まで頑張った自分を自分で褒めているだけで、「吸い続けている」という状態に変わりはないわけですね。
本心はただ吸いたいだけなのです。
1をゼロにするのは本当に難しかったです。
「この先、死ぬまで0本で行ける?」と自分自身に問いかけます。
タバコを完全に手放した世界で生きている自分はどうなるのか・・・もう恐怖しかなかったですね。
0本になった日は”たまたま”
その内、1日にまったく吸わない日を作るなんて絶対に無理だと思うようになりました。
それどころか1日2,3本だったタバコの本数が、いつの間にか10本くらいまで戻ってしまったのです。
「ま、まぁ1,2本に減らすのは簡単だし0本も目前だったし・・・。」
この時分かったのは、まったく吸わなくなる難しさでした。
いつか0本になってやる、いつかは分からないけど・・。
自信が願望に変わり、結局は半分諦めた状態になっていたのです。
では、筆者はどうしてタバコを吸う本数が0本になったのか。
それは偶然が重なった結果だったわけで、そう「たまたま」というやつです。
たまたま朝早くから全館禁煙のビルで仕事があり、
たまたまサーバーのトラブルが発生して休憩返上で作業をし、
たまたま終わった時間がギリギリ終電に間に合う時間で、
たまたま自宅のある駅に到着した時に、時計が午前0時を回っていた。
暗い夜道を家まで歩きながら、「今日(正確には昨日)タバコを1本も吸っていない」と気が付きました。
そして疲れ果てた体は、タバコを求めずにそのまま眠りにつきました。
結局、合計するとおそらく前回タバコを吸ってから実に30時間くらい開きました。
もし全館禁煙のビルでなければ、
もし作業が順調であれば、
もし終電に余裕で間に合えば、
おそらく20年経った今でも、タバコを吸っていたかもしれません。
もちろん、あの日を境にすっぱり止められたわけではありません。
しかし確実に「タバコを1本も吸わない日」も増えました。
同時に「1日に1本も吸わないというのはこういう状態になるのか」と分かったのも禁煙には効果的でした。
たまたま「1日0本」という日が1回あっただけで、その後は「タバコの習慣」に明らかに変化が現れたのです。
止めたばかりの時は
それから程なくして、タバコを日常的に持ち歩かなくてもいられるようになりました。
ただ人が吸っているのを見ていると、ど~~しても吸いたくなる時があるのです(笑)
そういう時は、我慢せずに買いました。
そう例え親しい人であっても、もらってはいけません。買うのです。
1本50円くらい払えばどんな人でも売ってくれましたし、火もちゃんと点けてくれました(笑)
ただ、今だったら50円では足りないかもしれませんね。値段が高くなった時にタバコを吸う習慣がなくなっていて本当に良かったと思っています。
そしてここがミソなのですが、吸いたくなったら我慢せずに吸ったらいいと思うのです。
我慢できずに吸い始めてしまったら、完全に習慣が変わっていなかっただけの話です。
そのまま喫煙が日常になってしまったら、また最初から記録を付けたり、1日吸わない環境を作ったりして「吸わない習慣」に励みましょう。
ただ「吸わない習慣」が当たり前になってくると、たまにもらったタバコくらいでは「吸う習慣」に戻らなくなると思います。
まぁ、その辺は人それぞれ。
それが「習慣の管理」の難しさなのでしょうね。
(まとめ)試してみたものは
ちなみに禁煙しようと思った時に試してみたものに「ニコチンガム」がありましたけど、まったく効果がなかったですね。
確かに味はタバコの味がするのですが、余計にタバコが吸いたくなってしまいどうにもなりませんでした。
タバコを止めるのは正直辛かったですね~。
タバコから離れて20年ほど経ちましたが、もちろん「吸え」と言われれば今でも吸えます。
だからと言って、「タバコを吸う習慣」に戻りはしないでしょう。そんなものですよ。
「吸えるけど別に吸う必要がない」
それが現役を離れた元プロのタバコに対する現在の思考です。

