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投資にまつわるお話

高校生が将来なりたい職業にとうとうアレが入ってきた話

2026年4月3日

先日、第一生命保険株式会社が発表した「大人になったらなりたいもの」ランキングは、非常に興味深かったですね。

全国の小中高生にアンケートを取った結果が、それぞれの男女別で10位まで発表されました。

1980年代をほぼ小学生・中学生前半の時代として過ごした筆者が、覚えている限りで当時のクラスにどの様な夢が渦巻いていたかを思い出しながら、色々と語ってみたいと思います。

野球選手

男子に多かったのは、やはり「プロ野球選手」だったと思います。

今の時代のランキングにも小学生・中学生・高校生のすべてに入っていましたね。

しかしおそらくこのランキングの「野球選手」というのは「日本」だけではないでしょう。

筆者が小学生時代の「野球選手」というのは、先ほども書いた通り「プロ野球選手」であり「日本のプロ野球」を意味します。

ただ、今の時代の子供たちが言う「野球選手」というのは、日本でもアメリカでもオリンピックやWBCのような日本代表でも様々な想定がされていると思います。

昔はオリンピックの野球にプロ野球選手は出られなかったのです

筆者が子供時代は、それこそ子供の数がうじゃうじゃいるにもかかわらず、高校野球でベンチ入りできる選手の背番号は「1~15」までの15人しか許されていませんでした。

その後の進路は、今のように独立リーグがあったわけではないですから、ほぼプロか大学か社会人か別の道を行くかの四択となります。

社会人で長くプレーしている人、つまり年齢を重ねた人にはプロからお声は掛からなくなるので、高校野球で有名になった選手が社会人のまま引退していったというのは多くありました。

そのためプロへの道は狭き門で、うまくなるにはそれこそ練習あるのみでしたね。

高校や大学ではチームのコーチなどから教えを受ける以外で手本となるのは、テレビ中継される巨人戦や球場に出向いて実際のプレーを見るくらいしかありませんでした。

今のようにプロだけでなくセミプロ球団の数が多かったり、最初からアメリカの地でメジャーやマイナー契約ができやすい環境が整っていれば、プロとしてやっていける選手はもっとたくさんいたと思いますけどね。

それに比べれば今の野球をやっている子供たちは、プロを目指しやすい環境にもあるでしょう。

YouTubeでは動画で元プロの選手がいくらでも教えてくれますし、プロを目指す道筋が昔より多く、それでいて少子化で野球人口である「分母」が減ってきている。

それなのに、筆者が子供時代に、野球チームに所属している子たちから感じた「プロ野球選手になりたい!」という熱を今の子供たちからあまり感じないんですよね。

小学生こそ第二位に入っていますけど、中学生・高校生と年齢が上がるにつれてプロ野球選手人気が落ちていくのは、何かを物語っているような気がします。

会社員・公務員の人気が凄い

そして筆者の世代であれば「考えられない」とつい言ってしまいそうになるのが、「会社員・公務員」の人気ぶりです。

会社員や公務員が小学生の男女とも1位や2位に入っているわけですから。

バブルが弾ける前が小学生時代だった筆者の周りで、「普通の会社員」を夢に持っていた子というのはほとんどいなかったと思います。

もちろん頭数限定のアンケート結果です。

それを踏まえた上でも、安定した生活を小学生時代から求めるこのランキング結果に、残念ながら日本でイノベーションが起きるような活気を感じないですね。

エンジニアが全然いない

パソコンや携帯電話、インターネットがまだなかった時代に、「エンジニアになりたい」という子供は非常に多かったです。

機械やシステム、工具などの開発・設計を行う特殊な技術を必要とする仕事で、何よりエンジニアって言葉の響きがかっこいいんですよね。

現代は含んでいるのかもしれませんが、「ITエンジニア」や「プログラマー」がその役割を担っています。

面白いのは小学生には「ITエンジニア/プログラマー」の夢が10位までにはまったく出てきません。

その代わり、「ゲームクリエイター」の人気が高いですね。

「ゲームクリエイター」はいつの時代でも人気があります。

筆者の小学生時代にファミコンが初めて発売された理由から、昔から「ゲームクリエイター」になりたいと言っていた子たちがちらほらいたような気がしますね。

しかし中学生や高校生になると「ゲームクリエイター」のランキングは下の方となり、代わりに「ITエンジニア/プログラマー」が上位に顔を出してきます。

ゲーム開発より、インフラやデータベースなど社会に関わるシステム開発の方に興味が出てくるのかもしれませんね。

今の時代にあるもの・昔人気があって今はないもの

まぁ今の時代ならではというのは、これはもう「YouTuber」ですよね。

それ以外は意外にも男女とも昔からある職業ばかりなんですよ。

逆に昔は人気があったのに今はさっぱり・・の方が多いかもしれません。

男子は、乗り物系がまったくいませんね(笑)

昔はパイロットというのが一定数いたような気がしますけど、このランキングにはまったくいないのはちょっと驚きですね。

後はタクシー運転手って小学生には結構人気があったような気がするんですけど、時代ですかね~。

車に興味のある若者が少ないというのが少なからず影響しているのか、トラック運転手や新幹線の運転士というのもいません。

女子は、アイドルや歌手などの芸能人がまったく人気がないですね(笑)

最近の芸能界のゴタゴタを見て育ったせいもあるかもしれませんし、今だったら芸能人にならなくても有名になる方法はいくらでもありますしね。

そして男子と同じく乗り物系が人気なく、スチュワーデス・・じゃなかった「キャビンアテンダント」も意外に人気がありません。

外国に憧れたらYouTubeでいくらでも外国の風景を視聴できてしまうのが原因・・なんですかね?

今も昔も大人気!でも呼び方が・・

これは女子に大人気の「パティシエ」です。

間違っていたら申し訳ないんですけど、筆者の子供時代は「ケーキ屋さん」とか「お菓子屋さん」だったような気がしていて・・・。

「パティシエ」。うん。

これもかっこいい響きですよね。

まさかの投資家

さて最後にこれを言いたくて、今回のお話を取り上げた次第なのです。

それは高校生の10位に入った「投資家」です。

「投資家」と言えば、筆者の子供時代に持っていたイメージはこうです。

証券会社などに設置されている株価ボード(電光掲示板)の前で、インタビューを受けてお金が減った増えたと一喜一憂している。

昔のアナログテレビでそれを見ていて「胡散臭さ」しか感じなかったですね。

周りにも将来なりたい職業に「投資家」や「証券マン」、「金融」というのはいなかったような気がします。

それが今は、やはり高校の授業で取り入れられたりジュニアNISAの影響もあってなのか、ランクインしたようです。

投資はだいぶ身近にはなりましたからね~。

投資が身近になった理由に、少なからずインターネットの存在が影響しているのは否めないでしょう。

今となってはネットのおかげで「ノーロード」で購入できる投資信託もあれば、株だって安い手数料で簡単に購入ができてしまう時代です。

特に高校生であれば、まだまだ投資に掛けられる時間も長いですから金融知識をしっかり身につけさえすれば、息の長い職業とできるかもしれませんしね。

昔はどうしても借金やギャンブルのようなダークなイメージを持つ人も多かったと思います。

それがこうやって子供たちの将来の夢としての選択肢となり得たわけですから、時代の移り変わりを肌で感じられたような気がしますね。

まとめ

時代が移っても、子供が夢見る職業は概ね変わらずなのかもしれません。

もちろん今の時代ならではの職業もあれば、昔人気のあった職業が今ではさっぱり、という姿も見えました。

会社員に銀行員も入っているのかもしれませんけど、銀行や証券、金融、統計のような数字を扱う職業も今後はますます人気が出てくるかもしれませんね。

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