以前にこんな記事を書きました。
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Z世代には通じない?!こんな慣用句・言い回しにはご用心
こうやって日頃からつらつらと(だらだらと?)文章を書いていますが、実を言うと裏では色々と気をつけている点が結構あります。 今回はその内の1つについて語ってみましょうか。 それは、「慣用句の使い方」・・ ...
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文章を書く上で、使いまわしの慣用句やどこかで聞いたようなフレーズは使わない方がいいよ、Z世代には通用しないよというお話でした。
慣用句の例を挙げてみましょう。
- 部下が悪さをして、会社の「顔に泥を塗った」
- ハハハ、こりゃぁ「耳が痛い」ね
- あまりの凄さに「目が点」になった
どうですか?文章だけでなく、日常会話でもつい使ってしまいそうな「使い古しの慣用句」ですよね。
ジャーナリストや新聞記者のような文章を書く手練れの方が、実はこういった慣用句をたくさん使いがちなんですけどね。
同じようにテレビドラマのセリフなど大衆が誰でも知っていそうなフレーズであっても、世代によっては理解すらされない場合があるので、こちらも気を付けましょうと言うお話をさせていただきました。
なぜこの話をまた持ち出してきたかと言うと、ここ最近「それってまだ使う?」という言葉を何度も聞いたからです。
その言葉というのは「写メ」なのですが・・・分からないかたは年齢がお若いかたでしょうね。
たった25年ほど前です。
携帯電話を持つのが一般的となり、電話・メール以外に「携帯で写真が撮れてしまう!」と盛り上がった時代がありました。
携帯電話で撮った写真をそのまますぐにメールしてほしい時に、相手に「写メして」という使い方をしていました。
「写真+メール」で「写メール」、略して「写メ」というわけですね。
この当時、パソコンのメールで添付ファイルを送るのは割と当たり前になっていました。
携帯電話も誰もが持つのは当たり前となっていたし、さらに写真撮影とメール送信が携帯電話があれば、すべてできてしまうようになりました。
「携帯電話にカメラ機能が付くなんてすごい時代になったね」と言っていたそんな時代もあったのです。
この頃の名残が「写メ」という言葉であって、最近筆者にこの単語を言ってきた人の年齢はみんな50代です。
今この年代の人は、携帯電話はおろか、パソコンもスマホも使用するのに申し分ないほどの知識や慣れを得てはいるのに、なぜか「写真を送ってほしい」と頼むときに「写メして」と時代を遡るのです。
つい先日言われた時は、相手からのLINEでした。
この人からある商品を買って注文書をもらい、家に帰ってから少ししてLINEが来たのです。
「ちょっと、さっきの注文書の写メちょうだい」
写メ??
筆者も来年50ですから、「写メ」は分かりました。
「写真送って」でいいよね、なんなら「写ラ」だよね、と心の中で思いながら注文書の写真を撮り、LINEのメッセージで返しました。
もちろん「写ラ」と言う言葉はありませんけどね
すると、すぐさまその写真に赤丸を付けて、「ここが間違いだったから金額が変わる」と連絡が来ました。
LINEも普通に使えて、なんなら送られてきた写真に簡単に赤丸を付けるような編集ができる人でも、「写メ」って言うわけです。
「写真ちょうだい」も「写メちょうだい」も入力する文字数は1字違い程度なので、決して「写メの方が入力が楽」ではありません。
でもある年代以上になると、つい「写メ」と言ってしまうんでしょうね。
それよりも以前、別の人はGmailからでした。
「写真添付して」ではなく、「写メ送って」と来ました。
こっちはメールですから、まぁLINEほどの違和感はないのかもしれません。
しかし操作していたのがパソコンだったので、パソコンのGmailでのやり取りで「写メを送る」というのはやっぱり違うような気がしましたね。
例えスマホのGmailであっても、写メと言われるとちょっとぞわぞわしますけど・・・。
おそらくスマホが一般的な世代になると、「写メ」と言う言葉が通じない場合もあると思うのです。
そもそも写真を送りあうのもLINEが多いでしょうし、「写真をネット上にアップする」使い方がメールで送るよりもはるかに多くなっていると思われるからです。
冒頭に挙げた以前の記事では、フレーズについてこう書きました。
「事件は会議室で起きているんじゃない。現場で起きてるんだ!」を仕事中に流用して部下にやる気を出させようとしても、このフレーズが響かない世代もいる、と。
日常の何気ない会話でつい出てしまうフレーズは笑って終われるかもしれません。
ただ仕事や何か大事な話を相手に伝えたい時には、そのフレーズが一般的な言葉であるのか、話している相手が理解できる世代なのかどうかをしっかり見極めてから使いたいものですね。


